Fashion. Beauty. Business.
キャンプはバーチャルに置き換え可能か
バーチャルファッション、メタバースといった言葉を頻繁に耳にするようになってきました。本日紹介する1本目の記事も、「H&M」が発表したバーチャルファッションについてです。応募者の中から3名に、その人の画像とルックを合成したデータを提供するんだそう。当選して、画像をSNSに投稿したら話題になること間違いなしですね。
話は変わりますが、バーチャルファッションやメタバースの盛り上がりと、昨今大ブームのキャンプなどのアウトドアレジャーは、実は人間の同じ心理の表と裏なんじゃないかと感じています。バーチャルにドキドキしても、やはり動物として、フィジカルで自然に近づくような体験も本能的に求めているんじゃないかと。
バーチャル技術は今後さらに発展して、ますますリアルに迫ってくるでしょう。ただ、それによってリアルでフィジカルな体験・経験の価値は落ちることはなく、むしろより高まるはずです。「キャンプをバーチャルで済ませずに本当に山に行くなんて、お前の家すごいな!」みたいな会話を、数年後には小学生がしているかもしれません(笑)。そんなところに、ビジネスのヒントはありそうですよね。
「ドルチェ&ガッバーナ」2026年アルタ モーダ コレクション
「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」が2026年アルタ モーダ コレクションを発表した。
「ラネージュ」が限定フレーバー“アサイーマンゴースムージー”を発売 リップスリーピングマスクとリップグロウィバームの2種

アモーレパシフィックジャパンのグローバルビューティーブランド「ラネージュ(LANEIGE)」は、人気リップケアシリーズから限定フレーバー“アサイーマンゴースムージー”を数量限定で発売する。8月7日からプラザ(PLAZA)、28日からキューテン(QOO10)で先行発売を行う。 ラインアップは睡眠中に唇を集中ケアし潤いを与える“リップスリーピングマスク”(20g、2530円)と、日中のリップケアとして潤い・艶感をキープする“リップグロウィバーム”(10g、1870円)で、甘酸っぱいアサイーとジューシーなマンゴーのフルーティーな香りが特徴だ。
スムージーのようになめらかで艶のある唇へ
今回の限定フレーバーは「SMOOTH LIPS, SMOOTHIE GLOW」がコンセプトで、スムージーのようになめらかで艶のある唇へ導くという想いを表現した。アサイーとマンゴーが重なり合うフルーティーな香りと高い保湿力が特徴で、スムージーを楽しむような気分を高めるリップケアタイムを演出する。
“リップスリーピングマスク”は、眠っている間にうるおいを与えてケアし、翌朝艶のあるふっくらとした唇に仕上げる。保湿成分ベリーフルーツコンプレックスとビタミンCを配合し、マイルドに角質へアプローチ。保湿や肌荒れ予防成分であるココナッツオイルとシアバターも配合し、睡眠中の水分蒸発を防ぎ、うるおいをキープする。“リップグロウィバーム”は、日中の潤いと艶感をキープしながら柔らかい唇へと導く。保湿成分シア脂、ムルムル種子脂、ビタミンEを配合し、水分をチャージ。唇にやさしくフィットするように曲線に設計された塗り口に仕上げている。
「ホシザキ」「サウナボーイ」「ビームス ハート」が初トリプルコラボ “温”と“冷”を表現したサウナグッズ発売

製氷機などを手掛ける「ホシザキ」、サウナアパレルブランド「サウナボーイ」、そして「ビームス ハート(BEAMS HEART)」は、トリプルコラボレーションアイテムを7月17日に発売する。「究極の冷たさ」「ととのう時間」「心地よさ」という3者の特徴を掛け合わせ、“温”と“冷”のコントラストをテーマにしたコレクションを展開する。販売は全国の「ビームス ハート」取り扱い店舗と「ビームス」公式オンラインショップで行う。
ペンギンと氷をモチーフにした限定デザインを採用
今回のコラボレーションでは、イラストレーターの三平悠太がビジュアルデザインを担当。「ホシザキ」のシンボルであるペンギンと氷をモチーフに、氷の塊をイメージしたタイポグラフィーや、氷上で“ととのう”ペンギンを表現した限定ロゴ、TOTONOI CLUBのアートワークなどを制作した。
ラインアップは、ペンギンやサウナモチーフを落とし込んだ3種類のTシャツ(各5500円)のほか、ショーツ(5500円)、サウナハット(4400円)、タオル(2750円)、ビニールバッグ(3850円)、クリアポーチ(4180円)、サーモキーホルダー(1650円)、ペンギンキーホルダー(1870円)を用意。サウナシーンはもちろん、日常使いにも取り入れやすいアイテムをそろえた。
「アルマーニ ビューティ」がチークにもリップにも使える新作を発売 ポケットサイズで日中の化粧直しにも

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」は8月7日、チークにもリップにも使える“ドルチ ブラッシュ”(全5色、各8g、各5940円)を発売する。肌に触れた瞬間にさらっとしたパウダーへと変化し、フィルターをかけたかのようなソフトマットな仕上がりが実現する。環境に配慮したアップサイクル洋梨とみずみずしく芳醇なイチジクの甘美な香りも添えた。
頬にも唇にも使うことでワントーンメイクも
パッケージはコロンとした丸みを帯びた愛らしいシルエットにホワイトゴールドのアルマーニロゴを配し、軽量なポケットサイズに仕上げた。 カラーはソフトで温かみのあるピンクで血色感を与える“#1 ローズ”、肌馴染みの良いウォームベージュの“#2 キャラメル”、ヘルシーで鮮やかなピーチオレンジの“#3 アプリコット”、ほんのり赤みのあるブラウンの“#4 シナモン”、アンニュイなモーヴの“#5 モーヴ”をそろえた。 唇と頬両方に使うことでトレンドのワントーンメイクを作り上げることができる。
「雪肌精」からファンデーションとコンシーラーを1つにした“ファンシーラー”が登場 敏感肌も使える低刺激処方

コーセーのスキンケアブランド「雪肌精(SEKKISEI)」は9月16日、低刺激処方の“クリアウェルネス”シリーズからファンデーションの均一な仕上がりとコンシーラーのカバー力を備える“エアリースキンヴェール ファンシーラー”(全3色、各8mL、1980円※編集部調べ)を発売する。同アイテムを使用することによってベースメイクを何層も重ねることなく、肌悩みを隠しながら広範囲でムラのない均一な肌を実現する。
カラーごとに肌悩みに合ったケア成分を配合
同製品は、部分使いでは肌悩みを集中補正するコンシーラーとしての機能を、広範囲ではムラのない均一な肌に整えるファンデーションとしての機能を持たせた。カラーバリエーションは補色理論に基づき、色別にさまざまな肌悩みに合ったケア成分を配合。シミや色ムラにはベージュ、クマにはピンクベージュ、赤み・ニキビ跡にはグリーンベージュの全3色を用意する。また、“クリアウェルネス”シリーズの特徴である敏感肌処方で、潤いバリアをサポートし、乾燥などの外的ダメージから肌を守るほか、密着パウダーを配合し汗や皮脂による色くすみの原因となる粉体の配合を抑えたことで、時間が経っても透明感のある美しい仕上がりをかなえる。
「メゾン マルジェラ」がフレグランスの公式ECサイトを開設 ウルトラ・プレミアムな“センツォリウム”も販売開始
「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は7月30日、フレグランスの公式オンラインストアを開設する。オードトワレやホームフレグランス、バス&ボディーケア商品を販売するほか、香り診断機能や会員プログラムを導入。さらに、ウルトラ・プレミアム・フレグランス・コレクション“センツォリウム”(パルファン)の取り扱いを開始するとともに、オンライン限定のディスカバリーセットも発売する。
オンラインストアでは、16日にリニューアルオープンした「メゾン マルジェラ フレグランス 表参道 フラッグシップストア」の最新情報や店舗体験とも連動し、デジタルとリアルの両軸からブランドの世界観を発信する。
「フレグランス ファインダー(香り診断機能)」では、複数の質問への回答を基に、その時の気分やライフスタイル、思い出に合わせた“レプリカ”の香りを提案する。好みの色のリボンと、オリジナルメッセージカードを付けたラッピングサービスも用意し、ギフト需要にも対応する。
会員プログラムでは、オンラインストアおよび対象店舗での購入実績に応じて「ホワイト」「シルバー」「ブラック」の3つのステージを設ける。ステージごとに限定特典や優待サービスを提供する。また、1回の注文につき合計8800円(税込)以上購入すると、送料が無料となる。
オンラインストア開設記念キャンペーン
オンラインストアの開設を記念し、7月30日〜8月31日にキャンペーンを実施する。通常8800円以上のところ、期間中は購入金額にかかわらず、全ての注文の送料を無料とする。また、期間中に注文した人には、好きな香りのフレグランスサンプルを1点プレゼントする。
さらに、全国の店舗とオンラインストアを横断したノベルティー企画も実施。オンラインストアでは7月30日から、オフライン店舗では7月2日から、合計2万6000円以上の購入で“ビューティー ポーチ”、合計3万5000円以上の購入で“キーリング”をプレゼントする。フレグランスサンプルおよびノベルティーは、いずれもなくなり次第終了。
オンライン限定で“センツォリウム”のディスカバリーセットを発売
メゾンのファッション ブティックで先行販売していたウルトラ・プレミアム・フレグランス・コレクション“センツォリウム”(パルファン)を7月30日から、オンラインストアと全国の店舗でも販売する。表参道フラッグシップストアでは、16日から取り扱いを開始している。従来の75mL(6万2700円)に加え、新たに30mL(3万6300円)もラインアップする。
“センツォリウム”は、「メゾン マルジェラ」のオートクチュール“アーティザナル”と同じ哲学を共有するフレグランス・コレクション。メゾンを象徴する「解体と再構築」の手法に沿い、透明感を引き出す「蒸留」、深みを与える「濃縮」、そして新しい側面を付与する「加工」というプロセスを経て開発した。全6種の香りは、人生で経験する「希望・怒り・驚嘆・覚悟・至福・狂気」という感情をテーマに、ドミニク・ロピオン(Dominique Ropion)やアントワーヌ・メゾンデュー(Antoine Maisondieu)らが調香を手掛けた。
またオンラインストア限定で、全6種の香りを2mLサイズで試せる“センツォリウム パルファン ディスカバリー セット”(1万6500円)を発売する。
>公式オンラインストア
※リンクは7月30日から有効
「レスポートサック」がMZ世代に人気の「マリテ+フランソワ・ジルボー」とコラボ
「レスポートサック(LESPORTSAC)」は7月22日、「マリテ+フランソワ・ジルボー(MARITHE + FRANCOIS GIRBAUD)」とのコラボコレクションを発売する。両ブランドの一部店舗や、公式ECなどで取り扱う。
コラボコレクションは「Play on Check.」がテーマ。秋冬の穏やかな都市をイメージし、ベースカラーの生地にオリジナルのギンガムチェックのロゴテープをあしらった。バックパック(2万3100円)やホーボーバッグ(1万6500円)、ミニショルダーバッグ(1万3200円)、ポーチ(5720円)、チャーム(5830円)をラインアップする。
「マリテ+フランソワ・ジルボー」は1972年にフランスで誕生した。デニムブランドとして評価を獲得し、バギージーンズやエンジニアドジーンズ、ストーンウォッシュ加工などの先駆けとしても知られる。一度は下火になったものの、2019年に韓国のレイヤー(LAYER)がマスターライセンス権を取得し、リブランディングに成功。MZ世代を中心に人気を取り戻し、日本でも25年に原宿旗艦店をオープンした。
今回のコレクションは、今夏に始動した韓国ファッションブランドとのコラボプロジェクトの第2弾となる。第1弾として、6月に「レスト&レクリエーション(REST&RECREATION)」とのコラボコレクションを発表していた。
商品一覧
ちふれとニトリ「デコホーム」が協業 30代ターゲットに専売スキンケアシリーズを発売

ちふれ化粧品はニトリのインテリア雑貨ブランド「デコホーム(DECO HOME)」と協業し、「デコホーム」専売品となる“ちふれ もっちり 保湿シリーズ”(全4種、999円〜1290円)を開発した。9月1日から一部「デコホーム」店舗およびニトリネットにて販売を開始する。暮らしや買い物に“ときめき”を求める30代女性に向け、「デコホーム」の世界観になじむデザインと、ちふれ化粧品がこだわるシンプル処方のスキンケアを開発した。化粧品とインテリアを組み合わせることで“暮らし全体”に寄り添うブランド体験の提供を目指す。
“もっちり肌”目指すリッチな使い心地のアイテム4品
製品ラインアップは化粧水2種、乳液、保湿クリームの全4アイテムで構成。“もっちり 保湿化粧水 とろみ”(180mL、999円)は保湿成分のヒアルロン酸やグリセリン、トレハロースに加え、清涼成分エタノールを組み合わせることで、とろみがありながらスーッとなじむ使い心地を実現した。リッチなとろみ感が特徴“もっちり 保湿化粧水 とろみリッチ”(180mL、999円)は、べたつきの少ない保湿成分を組み合わせ、高い保湿力がありながら、べたつきを抑えている。
“もっちり 保湿乳液”(150mL、999円)は軽い感触のオイルを配合し、なめらかにのび広がるテクスチャーに仕上げた。保湿成分により、ふっくらやわらかな感触をかなえる。軽く柔らかに伸びるクリーム“もっちり 保湿クリーム”(56g、1290円)はべたつきの少ないオイルを配合。抱水性の高い油剤配合で潤いを閉じ込め、翌日の肌もしっとり柔らかな肌感へと導く。
シェアサロンって、知ってますか?:#今さらビューティ部 Vol.16

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「#今さらビューティ部」がリニューアルしました。今後は「WWDJAPAN」ビューティ担当の若手記者2人が、編集後記や取材の裏話、日々の気づきなどをざっくばらんに語ります。
第16回は、シェアサロンについて。6月23日、不動産大手のヒューリックが、シェアサロン事業を軸に展開するサロウィンを買収しました。今回はこのニュースを起点に、サロン業界で起きている変化について考察しました。そもそもシェアサロンはどれくらい認知されているのか?という問いから、普段の美容室の選び方など、時に脱線しながら、若手目線でサロン業界の現在地を深掘りしました。サロウィンの阿部友哉社長へのインタビューから見えたシェアサロン業態の可能性や業界の課題についても掘り下げました。
「#今さらビューティ部」は皆さまからのお便りをお待ちしております。ご感想・ご意見を聞かせてください。メールアドレスは、beautybu@wwdjapan.comです。
この配信は以下のアプリでもご利⽤いただけます。
Apple Podcast
Spotify
“大殺界を着る時代どう着るかは君次第”な細木数子Teeの裏話

「地獄に堕ちるわよ」は見たよな?今回はビッグニュースをお届けするぜ!なんと、あの細木数子さんが初めてTシャツになったんだ。まぁそこまではよくある話だって思うだろ?でもそうじゃない。ラッパーさながらのヒップホップTになったっていうんだから事件だぜ(ビーフじゃねぇぞ)。仕掛けたのはヨネちゃん。今回は、細木数子の娘であり、六星占術の継承者であるかおりさんも一緒に、Tee誕生の裏話を聞いてきた。とにかくこれはディスじゃない、ビッグアップってことだ。わかるよな?(この記事は「WWDJAPAN」2026年7月13日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
対談 米原康正 × 細木かおり
細木かおり:(ほそき・かおり)1978年12月11日生まれ。一男二女の母であり、二人の孫を持つ。細木数子のマネージャー兼アシスタントを経て、六星占術の継承者に。母・数子の意志を継承し、さまざまな世代に六星占術をどのように活かせるかを伝えている。著書に「六星占術によるあなたの運命」「母・細木数子から受け継いだ幸福論 あなたが幸せになれない理由」「驚くほど人間関係が好転する!六星占術」、ほかに母・数子との共著で「新版 幸せになるための先祖の祀り方」「六星占術によるあなたの宿命」がある
PHOTO:KAZUMI MORISAKI
──この取り組みはどのように始まったんですか?
米原康正(以下、米原):かおりさんとの共通の知り合いが、「ネットフリックス」で細木数子さんのドラマが始まるというのを聞いたらしく、「細木数子さんのことをまだ知らない世代に届けられる新しい情報発信ができないか」と相談を受けたんです。それで、かおりさんと初めてお会いしました。
──そもそも「ネットフリックス」からかおりさんへは、どのような形で話があったんですか?
細木かおり(以下、かおり):本当に「ご報告です」という感じです。最初は、許可取りで来ているのかなと思うじゃないですか。でももうかなり話が進んでいて、こちらがストップをかけられるような状況ではなかったんです。私にいろいろインタビューをして、もう少し深く作ろうとしているのかなと思ったら、そういうことでもなくて、内容も配信されるまでは全く分かりませんでした。だからもちろん不安でしたし、実際、私のところには「詐欺師の娘」とか「島倉千代子に謝れ」といった誹謗中傷が来ることもあります。そういう意味では、良くも悪くも大きな反響があったんだと思います。
1 / 2
──そうした状況も踏まえて、ヨネちゃんはどう企画を考えたんですか?
米原:もし強い内容になるなら、それを逆に面白い形にできないかと。事実か事実じゃないかというよりも、細木数子さんという存在そのものが面白いんですよ。今のヒップホップには、成功していることや、自分の生き方をそのまま打ち出すことを肯定する感覚がありますよね。「成功して何が悪いの?」という強さです。そういう気持ちで、ヒップホップTシャツのような強いビジュアルに落とし込むことにしました。僕の周りにはラッパーも多いんですが、“悪ければ悪いほど”人気があるんです。僕が言う“悪い”というのは、悪い行いをするという意味ではなくて、みんなが予定調和で思っているところにズバッと、「俺はこうなんだ」「こういう生き方をしているんだ」と言える強さのことです。その生き方に憧れる感覚が、今の若い子たちにもあると思います。それに、「地獄に堕ちるわよ」の最後の「私は細木数子だ」という言葉は、本当にパンチラインで、ヒップホップで言う「I am me」に近い。そこがみんなの憧れなんじゃないかなと思いました。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
「プラダ」「MSGM」「トッズ」新作を展示会で最速チェック 22-23年秋冬メンズコレ現地突撃リポートVol.4
ボンジョ〜ルノ!ミラノ最終日は最高気温8度、青く澄み渡る空が広がっております。本日は展示会を中心にミラノの街を駆け回り、夜の便でパリへと戻ります。素敵なコレクションを見られれば寝不足も吹き飛びます。最終日も張り切っていきましょう〜!
14:00 「ケーウェイ(KWAY)」
1965年創設のフランス発レインウエアブランド「ケーウェイ(KWAY)」が、ミラノでは初となるリアルのショーを開催しました。フランスとイタリアでは老若男女問わず親しまれているカジュアルなブランドです。パンデミック直前の2020年1月に「ピッティ ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)」でショーを行ってから、「フェンディ(FENDI)」や「サン ローラン(SAINT LAURENT)」「プレイ コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」とコラボレーションしてきました。
そのためショーで披露したコレクションは、商品のバリエーションを増やしてデザイン性を高め、ファッションブランドとしてのイメージをより強く印象付ける内容です。レインウエアはポンチョやパフ入りの軽いダウンで、ウィンドブレーカーは構築的な構造でドレスのように見せました。光沢のあるビニールのような表面のダウンはさまざまなボリュームで登場。シグネチャーであるジッパーの3ラインやイエロー、オレンジ、ネイビーの明るいカラーが鮮やかで若々しい印象でした。分厚いニットはウエアやボトムス、アクセサリーとしてルックに遊び心を加え、シアリングのディテールは高級感をもたらしました。
会場のフロントローを独占していたのはエディターではなく、10代後半〜20代前半のインフルエンサーたち。新路線は、機能性重視の合理的なワードローブと、SNS上での注目を求める若い世代には魅力的に映ったのではないでしょうか。
14:30「プラダ」展示会
昨日の「プラダ(PRADA)」のショーは、SNS上でかなりバズっていましたね。ファーストルックを飾ったカイル・マクラクラン(Kyle MacLachlan)の代表作であるドラマ「ツイン・ピークス(Twin Peaks)」の世界観と、今季の「プラダ」のクラシックなユニホームやグラフィックの雰囲気がオーバーラップし、ドラマのオープニング曲がずっと頭から離れません!
展示会場でルックを近くで見ると、マネキンからすごい威圧されているように感じました。アウターは全てショルダーパッド入りで肩が張り出し、ニットウエアもショルダー部分だけ縫い方を変えて肩幅を広く見せる工夫を施しています。ジャンプスーツのグラフィックを手掛けたのは、ラフ・シモンズ(Raf Simons)の長年のコラボレーターであるピーター・デ・ポッター(Peter de Potter)でした。ロボットモチーフのピアスは重いけど、間の抜けた感じがなんともかわいい!
16:00「トッズ」展示会
昨日デジタルで発表した「トッズ(TOD’S)」の展示会場へ行ってきました。映像はイタリア・トリノ近郊のリヴォリ城を舞台に、イタリア美術を象徴する歴史的建築物の中でコレクションを披露しました。ヴァルター・キアッポーニ(Walter Chiapponi)=クリエイティブ・ディレクターは「伝統と実験の融合により進化するイタリアの創造性からインスピレーションを得た」とコメントしています。彼が現職に就任してから2年間、クラシックなスタイルの現代的なアップデートに挑み続けていて好印象です。
今季は”イタリアン・ルーツ”がテーマとあって、控え目なワードローブに仕上げています。パッチポケットがポイントのシャツジャケットやシンプルなダウンジャケット、ライニングを取り外して保温性を調整できるトレンチコートなど軽量で凡庸性の高いアウターで、レジャーとアーバンの両方で着用可能なスタイルを提案します。トラックスーツのようにスポーティーなトラウザーとテーラードを合わせる手法は、今季のミラノで多く見られました。カラーパレットは、自然風景や建築物に触発された優しいアースカラーが中心。ウィメンズに比べると、メンズはまだクラシック寄りなようです。しなやかなレザー使いが毎シーズン見事なので、メンズでもレザーの作品をもっと見てみたい!
17:00「MSGM」
「MSGM」のコレクションは、昨日の展示会に参加し、今日は映像発表をチェックしました。服のモチーフにはマッシュルームやヘンプを使い、映像では現実と幻覚の境目が曖昧になるサイケデリックなムードを表現しました。マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgeti)=クリエイティブ・ディレクターは今季、イタリア人建築家兼工業デザイナーのガエタノ・ペッシェ(Gaetano Pesce)が制作した数々のチェアから着想を得たそうです。ふわふわのフリースやテディベア生地、フェルトキルティングの質感は、まさに快適なチェアを思わせる肌ざわりのいい生地でした。
映像に登場したチェアは、イタリア高級家具ブランド「カッシーナ(CASSINA)」とのコラボレーション。今季は“快適さ”が重要なテーマの一つで、フーディーやショーツ、ワイドシルエットのトラウザー、内側前面にフリースをあしらったサンダルを中心に、「MSGM」は洋服と家具で私たちをリラックスした異世界へと誘い込みます。
「本日のジェラート」
1 / 1
空港へ向かう前に、グロム(Grom)で最後のジェラートをいただきました。グロムは一時期、日本にも店舗があったので知っている方は多いかもしれませんね。パリの自宅近くに店舗があるので、いつでも食べれるっちゃ食べれる味なのですが、なんだか最後は新しい店に挑戦するのではなく、慣れ親しんだ味を欲する気分なんです。フレーバーも、私の定番であるピスタチオ。安定の味に癒されて、冷たいジェラートで心が温まりました。明日から始まるパリ・メンズ・ファッション・ウイークの日記は、「WWDJAPAN」ヨーロッパ通信員の藪野さんへとバトンを渡します。ミラノと同じくビッグメゾンはリアルのショーを開催予定なので、藪野さんの現地リポートにぜひご期待ください!
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
「WWDJAPAN」7月13日発売号は、京都・西陣織の老舗HOSOO特集です。「More than Textile」を掲げ、織物の可能性を拡張し、人々がまだ見たことのない西陣織の美を追求しているHOSOO。その探究の中で出合ったのが、江戸時代の絹(シルク)や大麻(ヘンプ)で織られた着物でした。その品質を現代に再現し、さらに超えることを目指し、絹、大麻ともに日本の在来種を用いて、原料生産から取り組むといいます。加えて、ソニーコンピュータサイエンス研究所をはじめ、研究者や企業、職人らとの共創体制を構築。AIやロボティクスなど最先端の科学技術を活用しながら、素材が本来持つ個性を生かす工芸的なものづくりを実現し、日本ならではの多様な美を世界へ提示しようとしています。
