「132 5. イッセイ ミヤケ」が「折りから生まれる かたちと思考」展を開催　独自のものづくりを紐解く

イッセイ ミヤケの「132 5. イッセイ ミヤケ（132 5. ISSEY MIYAKE）」は、東京と大阪で展示「折りから生まれる かたちと思考」を同時開催する。会場は「イッセイ ミヤケ ギンザ / 445（ISSEY MIYAKE GINZA / 445）」の展示スペース「キューブ（CUBE）」と「イッセイ ミヤケ センバ（ISSEY MIYAKE SEMBA）」の地下1階に位置する「クリエイション スペース（CREATION SPACE）」。会期は、東京が9月1日から11月11日まで、大阪が9月1日から11月7日まで。

「132 5. イッセイ ミヤケ」は2010年に三宅一生と“リアリティ・ラボ”の取り組みから誕生したブランドだ。再生ポリエステルなどのサステナブルな素材を活用し、立体折り紙の構造原理を取り入れることで、素材とパターンの両面から衣服の新たな可能性を追求してきた。

今回の展示では、そんな「132 5. イッセイ ミヤケ」の衣服造形の基盤となる「折り構造」に焦点を当て、同ブランドの創造のプロセスを紹介する。布を幾重にも折りたたみ、その一端を持ち上げると回転しながら衣服として立ち上がる——その変容の瞬間を、インスタレーション作品として視覚化する。さらに、リサイクル原料が糸、布、衣服へと形を変えていく製造工程を映像や資料で解説し、“リアリティ・ラボ”の実践や日本各地の職人との協業の軌跡をたどる。日本の「折り」の文化に根ざしながら、革新的な構造によって新しいデザインを追求してきた同ブランドのものづくりを体感し、衣服という概念そのものを改めて考え直す機会となる。

■ 東京
会場：ISSEY MIYAKE GINZA | CUBE
場所：東京都中央区銀座4-4-5
会期：9月1日～11月11日

■ 大阪
会場：ISSEY MIYAKE SEMBA | CREATION SPACE
場所：大阪府大阪市中央区南船場4-11-28
会期：9月1日～11月7日