ファッション

「トム ブラウン ニューヨーク」2015年春夏パリメンズ ロボット風!?マッチョ風!?SFチックな解剖学の世界へようこそ

 「トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)」の2015年春夏メンズ・コレクションは、SFチックな解剖学の世界。まるでロボットのような直線のセットアップと、反対に丸みを帯び過ぎている曲線のフォーマルの2種類で、スーツを通して人体の構造における不思議に迫っているかのようだ。

 直線のセットアップは、すべてのパートが三角形と四角形、また三角すいと四角すいから構成されている。その風貌は、まるでガンダムかエヴァンゲリヲンだ。一方、曲線のセットアップは、大胸筋や大臀筋、上腕二頭筋などにパッドを仕込み、筋肉を極限まで強調したシルエット。この2つを交互に登場させることで、「体の構造とは?」や「それに合うスーツの形とは?」などの質問を投げかけているようなコレクションだ。

 バカげたフォルムで、決してリアルなコレクションではない。しかし、トム・ブラウンは、これを本気でやるから面白い。今シーズンもシアサッカーやマドラスチェックなどの生地を用い、蝶々や花々のエンブロイダリーを加え、クチュール級のスーツを生み出した。そこから、人体の不思議とそれを覆う洋服の構造についての考えを促した雰囲気。リラックスムードの台頭で様々なフォルムが生まれている現代のトレンドについて、疑問でも否定でもないが、何らかの一石を投じている印象だ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

長寿&人気の販売員特集 ファッション&ビューティのトップ販売員20人の今【WWDBEAUTY付録:「WWDBEAUTY ヘアサロン版ベストコスメ 2026」結果発表!】

「WWDJAPAN」8月24日号は、毎年恒例の人気企画「販売員特集」。ファッションとビューティ、業界きってのえりすぐり20人に、素顔と接客の流儀、販売員としての矜持を聞きました。販売業は人手不足という現実に直面する中で、構造的な変化のただ中にあります。数万、数十万単位のフォロワーを抱えるインフルエンサー販売員が現代版のカリスマ店員として台頭し、地方の郊外モールから等身大の魅力で驚くほどの売り上げを…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。