ファッション

「ビームス ジャパン」× 牛乳石鹸 × 都営バス 銭湯の壁画が富士山からウシへ、限定イラストのラッピングバスも

ビームスが運営する「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」は、牛乳石鹸、都営バスとコラボした新企画「銭湯のススメ 2024〜都営バスでめぐる編〜」を、きょう2月6日“風呂の日”に始動した。銭湯の壁画を特別イラストでジャックする企画や都営バスのラッピング企画、スタンプラリーによるプレゼント企画、「ビームス ジャパン」各店でのオリジナルグッズ販売などを行う。

今回のコラボは、2019年に始まった「銭湯のススメ」プロジェクトの第4弾に当たる。「ビームス ジャパン」と牛乳石鹸の協業プロジェクトとして始動し、これまでにオリジナルグッズの販売などを実施してきた。

3者コラボは、日本の文化や名産品を扱う「ビームス ジャパン」に対して、東京都が「都営交通100周年に合わせて何かできないか」と声掛けしたのが始まりだ。都営バスは都内を縦横に走り、地域住民の生活を支える。銭湯は地域に根差し、人々のコミュニティーやコミュニケーションに貢献する。「いずれも公共インフラとして機能する、日本独自の文化だ。それぞれを掛け合わせて、さらにファンを増やしたいと思い、3者コラボを構想した」とプロジェクトをリードしたビームス クリエイティブの佐野明政氏は語る。

イラストレーター田渕周平氏が書き下ろしたイラストをベースにして、さまざまな企画を行う。例えば都営バスでは、このイラストでラッピングした限定バスを走らせる。2月7日〜3月21日まで、「都01系統 渋谷駅前〜六本木駅前〜新橋駅前」の路線を走行する。また、都営バスや地下鉄を使ってさまざまな銭湯に向かってほしいとの思いから、都営地下鉄各駅の自動販売機で、同イラストを用いたデザインの一日乗車券を発売する。

東上野の銭湯「寿湯」では、このイラストをベースにした限定内装を採用。大浴場の壁画や、のれん、外装までをコラボ仕様にアレンジする。壁画は4月17日まで、のれんは3月22日まで掲出する。

銭湯で使えるオリジナルグッズも販売する。折り畳み可能な湯桶やロングスリーブTシャツ、手拭い、サウナハット、サコッシュなどを用意した。「ビームス ジャパン」新宿店と渋谷店、「ビームス」六本木ヒルズ店で扱う。

都内各所を回るスタンプラリーも実施する。該当する都内約440軒の銭湯のうち、12カ所を巡ると、先着4000人にオリジナルソックスが配られるほか、限定の一日乗車券を一部の銭湯で提示すると、先着でオリジナルステッカーがもらえる。

コラボ企画始動に合わせて6日、東上野の「寿湯」で記者会見を行った。東京都公衆浴場業生活衛生同業組合の石田眞理事長、牛乳石鹸共進社の宮崎悌二社長、ビームス クリエイティブの池内光社長が登壇した。石田理事長は「銭湯は、世代も身分も超えた裸の付き合いができる特別な空間。誰もが平等にコミュニケーションができる、日本独自の文化だ。近年は若い世代からの認知も高まっている。今回のコラボレーションを機に、より多くの方に利用いただき、もっと身近な存在になれたらうれしい」とコメント。池内社長は「2019年から続く人気企画を、都営交通という新しいパートナーを迎えて、さらに深みのある企画に更新でききることを光栄に思う。これからも、日本文化の担い手となる企業や団体とコラボを行い、その魅力を継続して伝えていく」と語った。

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