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現場を支えるスターたち

「WWDJAPAN」11月6日号は年に一度の販売員特集です。オンラインでは、紙面の発売に先駆けてインタビューを徐々に先行公開しています。まだ全登場人物の記事を読んだわけではありませんが、昨日公開した「キモノ バイ ナデシコ」「ミキハウス」「明日見世」、AOKIだけでも各者各様の接客姿勢でとても面白く、業種は違えど仕事の参考になりました。

現場を支えるスター販売員の多くに共通しているのは、デジタルを上手に使いこなしながら自身の強みを広く浸透させ、最終的には人間力で個人に対峙するところでしょうか。それに、自分磨きを続けていること。これはどの業種にも必要なことですよね。目からうろこの言葉がたくさん登場する連載を、デジタルと紙面でお楽しみください。

大塚 千践
NEWS 01

着物をもっと身近に感じてもらうための一工夫 「キモノ バイ ナデシコ」原宿店・吉川舞桜さん

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PROFILE: 吉川舞桜さん/「キモノ バイ ナデシコ」原宿店

吉川舞桜さん/「キモノ バイ ナデシコ」原宿店
PROFILE: (よしかわ・まお)2000年4月生まれ、大阪府出身。文化学園大学で服装社会学を専攻。そこで浮世絵や着物など和の文化に触れ、最近の着物と洋服やファッション雑貨をミックスした着こなしに憧れて、新卒で2023年4月より同店に勤務

インスタグラムを見ると、着物をカジュアルに楽しんでいる人たちがたくさんいる。「キモノ バイ ナデシコ(KIMONO by NADESHIKO)」原宿店の吉川舞桜さんもその一人。最近、休日に麻素材の黒い着物を着て、鎌倉散策を楽しんでいたら「カッコいい!」「クール!」と見ず知らずの外国人観光客から声を掛けられ、写真をたくさん撮られたという。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月6日号から抜粋・加筆しています)

学生時代は日本の伝統文化を専攻。就職先にやまとを選んだのもそんな縁だった。「日本の文化を残していくことをしたいと考えていたときに、『ナデシコ』が着物にシアー素材のタートルを合わせたり、帯にレザーベルトを合わせたり、オシャレで個性的な着物コーデを発信しているのを見て、ここで働きたいと思いました」

原宿店には着物に興味のある人だけでなく、原宿に遊びに来ていた若い世代、インバウンド客のほか、50〜60代の着物に慣れている方など、幅広い客層が来店する。

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NEWS 02

「ハーパーズ バザー」日本版の新編集長に松田麻衣子編集長代理が昇格

松田麻衣子「ハーパーズ バザー」日本版 新編集長

ハースト婦人画報社は12月1日付で、ファッション誌「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」日本版の新編集長に松田麻衣子編集長代理が就任すると発表した。小栗裕子編集長は退社する。

松田新編集長は、1996年にTBSブリタニカ(現CCCメディアハウス)に入社。「フィガロジャポン(FIGARO japon)」でファッション、カルチャー、旅などを担当した。2013年にハースト婦人画報社に入社し、「エル・ジャポン(ELLE Japon)」副編集長に。産休・育休を経て、15年に「ハーパーズ バザー」副編集長となる。21年から現職。

松田新編集長は、「“自立した女性のための社会派ラグジュアリーメディア”として、デジタルコンテンツをさらに充実させる。美しいビジュアルを入り口に透明性の高いジャーナリズムを掲げ、女性たちに寄り添って知見を広げる記事を発信していく」と話す。

「ハーパーズ バザー」日本版は13年にスタート。今年10周年を迎え、10月には「ハーパーズ バザー アート(Harper's BAZAAR ART)」も創刊した。

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最新号の読みどころ

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。