ファッション

展示会のデジタル化を促進 「ターミナル」がフリープラン始動

 ファッション業界における展示会のデジタル化を支援するターミナル(TERMINAL)が、フリープランの提供を開始した。「ラインシート作成機能」と「オーダーシート作成機能」、そして「来場者のアポイント管理機能」の3つを無償で提供する。これらの機能により、展示会における業務負担の軽減はもちろん、システムの導入やデジタルツールの活用におけるトライハードルを下げることを狙う。今後も、納品書や請求書の発行機能やコミュニケーションツールなどの機能拡充を行う予定だ。

 コロナ禍を通じてファッション業界全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)が重視されたものの、デジタル化が大きく進んだ主な領域はBtoC ECであり、BtoB領域である展示会のデジタル化は一定程度に留まっていた。しかし、卸売をおこなう企業にとって展示会はビジネスにおけるインパクトが大きく、デジタル化による効率性や生産性向上、データを活用した分析と連携が重要となる。展示会の準備で必ず発生する業務をサポートするべくスタートした今回のフリープランは、そうした背景から展示会のデジタル化における入門編的役割としてスタートしているようだ。

 ターミナルは2015年にサービス提供を開始。展示会のオンライン上の開催や業務効率化、データ活用など、展示会に関わる各種業務を支援しており、現在導入ブランドは700以上、サービス利用バイヤーは3万人以上、累計流通総額は3000億円以上を記録している。

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