ファッション

ガーリーな北欧ガールが“ハンサムレディー”に変化 コペンハーゲン・ファッション・ウイークの来場者スナップ

 2020-21年秋冬コレクションのコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(COPENHAGEN FASHION WEEK)が1月28〜30日に開催された。例年よりも暖冬に見舞われた今季は、ファーやムートンといった北欧の冬に出番の多い暑手のアウターの着用者は少なく、代わりにレザーコートやテーラードジャケットが見受けられた。特にテーラードジャケットは、セットアップでのスタイルが多い。「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」や「スティーヌ ゴヤ(STINE GOYA)」などデンマークを代表するブランドに見られるように、北欧ではガーリッシュなスタイルが好まれる傾向にあるが、今季はマニッシュで洗練された“ハンサムレディー”なスタイルが目立った印象だ。とはいえ、パステルやビビッドなカラーパレット、フラワーやギンガムチェックといったプリント柄など、ロマンティックなムードも健在である。ブランドでは「ガンニ(GANNI)」のアイテムを取り入れるスタイルが多く、同ブランドが今季打ち出したキルティングのコートなども見られた。

 足元は、今季のトレンド大本命である膝丈ブーツに続き、コンバットブーツの着用者が多かった。自転車移動が主流でアクティブなライフスタイルを好むうえに、天候が変わりやすいこの時期のデンマークの環境に合わせてか、スニーカーも相変わらず支持されている。バッグは世界的に売り上げを伸ばしている「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の“カセット”や“ザ・ポーチ”、「プラダ(PRADA)」「フェンディ(FENDI)」のヴィンテージのショルダーバッグ、「シャネル(CHANEL)」のチェーンバッグは不動の人気を誇っているようだった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2024-25年秋冬パリコレ特集 デザイナーたちからの提案「何気ない日常を特別に」

3月18日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬パリコレクション特集です。2月末から3月にかけて約100ブランドが参加して開催されたパリコレを現地取材し、その中で捉えた次なる時代のムード、デザイナーの視点をまとめました。ファッションデザイナーたちから届いた大きなメッセージは「何気ない日常を特別に」。戦争、物価高騰、SNS疲れと私たちを取り巻くストレスはたくさんありますが、こんな時代だ…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。