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ガーリーな北欧ガールが“ハンサムレディー”に変化 コペンハーゲン・ファッション・ウイークの来場者スナップ

 2020-21年秋冬コレクションのコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(COPENHAGEN FASHION WEEK)が1月28〜30日に開催された。例年よりも暖冬に見舞われた今季は、ファーやムートンといった北欧の冬に出番の多い暑手のアウターの着用者は少なく、代わりにレザーコートやテーラードジャケットが見受けられた。特にテーラードジャケットは、セットアップでのスタイルが多い。「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」や「スティーヌ ゴヤ(STINE GOYA)」などデンマークを代表するブランドに見られるように、北欧ではガーリッシュなスタイルが好まれる傾向にあるが、今季はマニッシュで洗練された“ハンサムレディー”なスタイルが目立った印象だ。とはいえ、パステルやビビッドなカラーパレット、フラワーやギンガムチェックといったプリント柄など、ロマンティックなムードも健在である。ブランドでは「ガンニ(GANNI)」のアイテムを取り入れるスタイルが多く、同ブランドが今季打ち出したキルティングのコートなども見られた。

 足元は、今季のトレンド大本命である膝丈ブーツに続き、コンバットブーツの着用者が多かった。自転車移動が主流でアクティブなライフスタイルを好むうえに、天候が変わりやすいこの時期のデンマークの環境に合わせてか、スニーカーも相変わらず支持されている。バッグは世界的に売り上げを伸ばしている「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」の“カセット”や“ザ・ポーチ”、「プラダ(PRADA)」「フェンディ(FENDI)」のヴィンテージのショルダーバッグ、「シャネル(CHANEL)」のチェーンバッグは不動の人気を誇っているようだった。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける