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海外アウトドアメーカーの上陸続くか

 休止中だったスイスのアウトドアウエア「ロジャーエーガー」が、2022年春夏シーズンから日本で本格的に販売するそうです。世界ではアウトドアブームが起こっており、日本でも市場規模は拡大し続けています。インスタグラムでも、キャンプの投稿をする人が多くなったと思いませんか?これまでなじみがなかった層にも、着実に浸透しているなと実感しています。

 数年前にダウンジャケットブームが起こったときは、海外の老舗ブランドがここぞとばかりに上陸して激戦区となりました。同様に今回のアウトドアブームでも、「ロジャーエーガー」のようなケースが多くなるかもしれません。ただ飽和状態になりつつあるのも事実なので、各ブランドの強みを打ち出す戦略に期待したいです。

大塚 千践
NEWS 01

スイスのアウトドアブランド「ロジャーエーガー」が復活

 スポーツウエアを企画・生産するマイノリティー(東京)は、スイスのアウトドアウエア「ロジャーエーガー(ROGER EGGER)」を2022年春夏物から本格的に販売する。これに先立ち、クラウドファンディングのキャンプファイヤーでの先行発売を15日から開始した。12月下旬から一部店舗での販売を始める。

 「ロジャーエーガー」は登山家に向けたダウンジャケットで知られるスイスブランド。しばらく休止されていたが、日本で同社が再び展開することになった。

 現在クラウドファンディングで先行発売されているトリアテックインサレーションジャケットは、断熱素材「エアロゲル」、高熱伝導新素材「グラフェン」、撥水素材「エピック」といった高機能のマテリアルを採用。シンプルな機能美によってアウトドアシーンでも街着としても着用できる。定価6万4900円(税込)のところを5万8410円(同)で販売している。

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NEWS 02

出場停止処分を受けてカシオが所属選手・石川遼との今後について「検討」

 「G-SHOCK」のカシオ計算機は、同社に所属するプロゴルファー石川遼との今後の契約について「検討に入った」(広報担当者)。

 石川は10月24日にアメリカから帰国。厚生労働省が定める自主隔離期間中を無視して、複数人でゴルフ場をラウンドし、その後飲酒していた。男子国内ツアーを管轄する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は11月15日に1カ月の出場停止処分を発表し、石川が提出したJGTOの副会長と理事の辞任届も受理した。石川は11月25~28日にホストプロとして参加予定だった「カシオワールドオープン ゴルフトーナメント」も欠場する。

 カシオ計算機は、過去に石川とコラボレーションした「G-SHOCK」を製作・販売している。なお、同社の石川との契約は2022年3月31日まで。

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最新号の読みどころ

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。