SPECIAL INTERVIEW

 変わろうとするメゾンの今と重ね合わせ、「ピアジェ」は既成概念を打破し改革を目指す男性として、「ゲーム チェンジャー」にMIYAVIを指名した。彼はギタリストとしてデビュー。その実力や風貌、名前、チャレンジ精神から“サムライ・ギタリスト”として海外でも注目を集め、現在はロサンゼルスを拠点に活動。一昨年はアンジェリーナ・ジョリー監督の映画「不屈の男 アンブロークン」で俳優業にも挑戦した。未知の仕事に対するプレッシャーを克服した彼は、今も現状に満足することなく挑戦を続けている。「WWD JAPAN.com」は、ニューヨークでMIYAVIを直撃。「ゲーム チェンジャー」として挑戦を続ける理由や、自身同様、新たなチャレンジに臨む「ピアジェ」の“PIAGET POLO S”について聞いた。

 常に意識するのは、 “Who Am I?”。自分の存在意義は何かを考え、それを突き詰めるため忠実に生きている。僕は、居心地の良い場所に安住できないタイプ。だから拠点を海外に移し、富士山ではなく、エベレストの頂点を目指すような感覚で、今を生きている。拠点を海外に移したときは、親しかった友人との別れなどの“痛み”も伴った。けれど、リスクを恐れていては、成長できない。何もかもが違ったり未経験だったりする中でも、まずは走り出し、成功も失敗も受け止め、消化し、そこから何かを生み出そうとする姿勢が大事だ。島国の日本を出て、俯瞰して眺めることで、そんなことが分かるようになった。これからは自分のことだけでなく、後に続く人に挑戦する気持ちの重要性を伝えていくのも、僕の仕事だ。

大事に思うからこそ
過去に固執するのではなく
そこから前に進みたい

 「ピアジェ」は僕と同じ。過去に固執するのではなく、大事に思うからこそ、そこから前に進もうとする姿勢に共感し、「ゲーム チェンジャー」の役割を引き受けた。素晴らしい時計だから、さまざまな刺激を受けることができそう。音楽同様、感情を喚起する時計だ。

PROFILE:エレクトリックギターを指で弾く独自の"スラップ奏法"で注目を集め、これまで約30カ国300公演以上のライブとともに、4度のワールドツアーを成功させた。2016年4月リリースの最新作、デジタル両A面シングル「Afraid To Be Cool / Raise Me Up」ではiTunesチャートで1位を獲得し、8月31日には1年4カ月ぶりとなるニューアルバム「Fire Bird」をリリースし、好調だ。また、アンジェリーナ・ジョリー監督映画「不屈の男 Unbroken」(16年2月日本公開)では俳優としてハリウッドデビューも果たした

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