ファッション

捨てるのは待った! ダウンは再生可能な循環資源 リサイクル拠点が拡大中

 羽毛の循環社会を目指す「グリーン ダウン プロジェクト(Green Down Project)」がこのほど、ホームページをリニューアルした。日本全国に200カ所以上ある回収場所を地域別に整理することで、以前から多く声が挙がっていた「捨てようと思う羽毛製品を無駄にしたくないが、どこに持っていけばいいかわからない」という声に応え、わかりやすくした。

 羽毛は、食肉用の水鳥から採取された副産物だが、ダウンジャケットブーム到来で、急激な需要増加を背景に羽毛採取自体を目的とした飼育も行われている。また、人体への影響が懸念される薬品の使用も後を絶たないという。リサイクルできる再生可能資源であることを知らず、着なくなったものをゴミとして捨てるケースも多い。羽毛はハードケラチンというたんぱく質でできているため、1kgの羽毛を燃やすと約1.8kgの二酸化炭素が排出される。燃やさずリサイクルすることで、二酸化炭素排出を軽減できる他、リサイクルしたものは、新毛とは異なり、食肉の需要や鳥インフルエンザなどの社会・環境要因による影響を受けにくく、安全かつ安定的な羽毛の供給が可能だ。

 「グリーン ダウン プロジェクト」は2015年設立の一般社団法人で、羽毛製品を回収し、ダウンを抜き出して洗浄し、ダウンジャケットなどの羽毛製品として生まれ変わらせるという循環型システムを作った。このシステムは、「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング(UNITED ARROWS GREEN LABEL RELAXING)」「ナチュラル ビューティー ベーシック(NATURAL BEAUTY BASIC)」「ビームス ライツ(BEAMS LIGHTS )」「アーバンリサーチ(URBAN RESEACH)」などと協働していることも特徴で、環境に配慮した素材を自社の製品に使いたいとアパレル企業の入会が年々増えている。製品を製作、販売している会員企業の店舗でダウンの回収を行っているため、羽毛製品の回収拠点は全国で200カ所以上になっており、さらに拡大が見込まれる。

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