ファッション

「ビューティー&ユース」が20周年 課題は若年層開拓、既存店強化で次の成長へ

TABAYAホールディングス(旧ユナイテッドアローズ)の基幹ブランド「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」がこのほど誕生20周年を迎えた。10月23日には旗艦店の丸の内店で、ゆかりのあるブランドとの別注アイテムなどを一堂に集めた顧客向け記念イベントを開催した。

同ブランドは、2006年秋冬に「ユナイテッドアローズ」のカジュアル部門を独立させる形で誕生し、現在は総合店を含め全国に約60店舗を展開する。ドレスウエアを得意とする「ユナイテッドアローズ」をルーツに、上品さとカジュアルさを兼ね備えた商品を強みとしてファンを増やしてきた。

若年層の開拓へ、グループ内ブランドとの連携を強化

ブランドを統括する岩町祐貴・執行役員商品統括第二事業本部本部長は、20周年の節目に「『ユース』とは単に若いという意味ではなく、先進的であること。いつまでも若々しく、新しいものに興味を持ち続ける姿勢を、われわれ自身が体現していきたい」とコメント。今後は得意とするきれいめカジュアルに加え、よりカジュアルな商品領域を強化し、年齢を問わず新しいファッションに出合えるブランドとしての存在感を発揮していく。

一方、課題は若年層の新規顧客との接点づくりだ。立ち上げ当初は32歳前後だった顧客の平均年齢は、現在41歳に上昇した。今後は既存顧客との関係を深めながら、25〜35歳の新規顧客の獲得を目指す。同社では、20代が顧客の約8割を占める「アティセッション(ATTISESSION)」や、韓国発のセレクトショップ「ナイスウェザー(NICE WEATHER)」、アニメIPと協業する「UACG」など、若年層向けのブランドやコンテンツも育っている。こうした業態との連携を強化し、各店舗の商圏や顧客層に応じて品ぞろえや見せ方を工夫するほか、新たなコンテンツの開発も視野に入れるという。

既存店への投資を優先、中国での出店も検討

国内の店舗戦略では、これまでの新規出店を優先する方針を見直し、既存店への投資に軸足を移す。約3年前から年間約6店舗の改装・修繕を進めている。例えば、ルミネ有楽町店では複数箇所に分散していたレジを1カ所に集約し、顧客の回遊性とスタッフの業務効率を改善。「改装後の店舗では売上高が二桁伸長するなど、手応えもあった。ヒト・モノ・ウツワをしっかりとアップデートすることでお客さまは確実に戻ってきてくれると実感しているところだ」と岩町部長。

国内では既存店の充実を図る一方、海外では中国での展開拡大を視野に入れる。上海周辺を中心とした出店の拡大や、ブランド単独店の出店を検討しているという。

別注アイテムを豊富にアニバーサリーを盛り上げる

20周年を記念した別注アイテムも豊富に企画した。ウィメンズでは、特に「アンスクリア(INSCRIRE)」とのコラボが目玉だ。MA-1(9万9000円)やスエットのセットアップ(トップス、ボトムス各3万9600円)のほか、「プーマ(PUMA)」を交えたトリプルコラボのスニーカー(1万6500円)も用意。「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」のバッグ(6万8200円)や、「バグゥ(BAGGU)」と「ザ トモダチ!(The TOMODACHI !)」のトリプルコラボによるバッグ(3410円〜)や限定カラーのぬいぐるみやマスコットチャームなどもそろえる。メンズでは「ダイワ(DAIWA)」と「バラクータ(BARACUTA)」によるジャケット(6万3800円)や「エイトン(ATON)」のコート(13万2000円)、「シーイー(C.E)」のスエット(2万8600円)などを企画した。

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