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ニューヨーク発シューズ「スティーブマデン」が香水に再挑戦 米パーラックスと協業

ニューヨーク発のシューズブランド「スティーブマデン(STEVE MADDEN)」は、米フレグランスメーカーのパーラックス(PARLUX)と協業して香水に再挑戦する。4月29日に、女性用フレグランス“ゴールディー・オードパルファン”(78ドル=約1万1700円)を発売。米百貨店大手のメイシーズ(MAYCY’S)やアマゾン、「スティーブマデン」の店舗とECで取り扱う。業界筋は、最初の2年間の売上高を1000万ドル(約15億1000万円)と予想している。

パーラックスは近年、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)やドレイク(Drake)らとの協業で成功を収めており、「スティーブマデン」の香水のライセンス契約でも長期的な成功を目指す。ブランド創設者兼デザイナーのスティーブ・マデン(Steve Madden)は再挑戦の理由について、「ブランドが爆発的に成長している。パーラックスとなら成功できる」と話す。

自身の小学生の娘にちなんで名付けた“ゴールディー”は、ウッディベースにアンバーウッドやソフトムスク、サンダルウッドを加え、ベルガモットや洋梨、ジャスミンが香る。スイス発の大手香料メーカージボダン(GIVAUDAN)の調香師であるクリスティーヌ・ハッサン(Christine Hassan)が手掛けた。既存の消費者に新しい商品として提案しながら、若い消費者の共感を狙う。“ゴールディー”のボトルは金色で、不完全なハート形。手のひらになじみやすく、“美で重要なのは、完璧ではなく個性”というメッセージを込めた。

パーラックスのロリ・シンガー(Lori Singer)社長は、「“ゴールディー”は、多くの人が共感する、若々しい活気を呼び起こす香りだ。開発にあたり、スタイリッシュかつ流行に敏感で本物志向というスティーブ・マデンのエートス(性格)を忠実に守り、フレグランスで表現した」と話す。

「スティーブマデン」は2018年、“ザ・ファクトリー(The Factory)”という1度限りのD2Cフレグランスコレクションを販売していた。“シー プレイズ ウィズ ファイヤー”や“シークレット・ガールズ・クラブ”、“デリュージョナル・ハート”など5種のフレグランスで構成し、それぞれ18ドル(約2700円)だった。

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