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ケリング ボーテ誕生!

 ケリングがビューティに本腰ですね。「ボッテガ・ヴェネタ」「バレンシアガ」「アレキサンダー マックイーン」はコティが香水をライセンス生産していますが、メークアップやスキンケアの可能性を探るということでしょうか?

 「シャネル」の売り上げの半分はビューティが占めるようですし、「エルメス」も近年ビューティに本格参入しました。記事にありますが、コルナッジャCEOの経歴は、まさにビューティエキスパート。活躍が楽しみです。

「WWDJAPAN」副編集長
小田島 千春
NEWS 01

ケリングがビューティ市場に本格参入 ケリング ボーテ設立と新CEOを発表

 ケリング(KERING)は2月3日、ケリング ボーテ(KERING BEAUTE)の設立と新CEOにラファエラ・コルナッジャ(Raffaella Cornaggia)を任命したと発表した。コルナッジャCEOは「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ポメラート(POMELLATO)」「キーリン(QUEELIN)」のビューティ部門を率いるとともにグループのエグゼクティブ・コミッティーのメンバーとなる。

 イタリア出身のコルナッジャCEOはミラノのボッコーニ大学を卒業。ビューティ業界で25年以上のキャリアを持つ。ロレアル(L’OREAL )でキャリアをスタートし、イタリアとフランスで10年間にわたり複数の職務を務めた後、「シャネル(CHANEL)」のメイクアップ部門マーケティング担当グローバル・バイスプレジデントに就任した。2008年、ヨーロッパ・中東およびアフリカ地域の設立と同時にエスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)に入社し、パリを拠点に「エスティ ローダー」と「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」のマーケティングを指揮した。その後、アジアに移り「エスティ ローダー」と「トム フォード ビューティ」のブランド開発担当シニアディレクターに就任した後、同地域の「M・A・C」担当副社長兼ゼネラルマネージャーに昇格。17年には、ニューヨークを拠点にシニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーとして「エスティ ローダー」と「エアリン(AERIN)」のトラベルリテール事業のグローバル展開を指揮。20年に同ブランドのインターナショナル・シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーに就任し、米国とカナダ以外のグローバルビジネスを担当した。

 ケリングのマネージング・ディレクターのジャン・フランソワ・パルー(Jean-Francois Palus)は、「ラファエラ・コルナッジャは、各ブランドにとって戦略的に重要と捉えるこの分野で豊富な経験を有しており、彼女を迎えられることを光栄に思う。グループのブランドがビューティ分野で潜在能力を発揮できるよう、グループ内でこの新しい専門分野を構築していく」とコメントした。

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NEWS 02

コーセーが通期業績予想を上方修正 百貨店や専門店がけん引

 コーセーは2月6日、2022年12月期連結業績の予想を上方修正する。売上高は2891億円(修正前は2830億円)、営業利益が221億円(同165億円)、経常利益が283億円(同226億円)、純利益が187億円(同165億円)となる見込みだ。日本の百貨店や専門店が好調なほか、米国発「タルト(TARTE)」のホリデー商戦などのけん引によるもの。

 同社は22年11月に韓国の大幅減収や原材料価格の高騰などによる原価率の高止まりを想定し、売上高および営業利益の予想を下方修正した。しかし、日本の百貨店と化粧品専門店の好調が続き、化粧品市場全体が回復基調にあることや、「タルト」のホリデー商戦も好結果だったことから、売上高は想定を上回る見込みだ。利益面も、原価率の上昇を抑制したことや全社的なコストコントロールを推進したことが貢献した。


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