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10年前はロレアルさえ「デジタルって、何?」
有料会員限定記事のロレアルCEOインタビューは、同席させていただき、非常に楽しい時間を過ごしました。
驚きなのは、今からわずか10数年前は、ロレアルでさえ「デジタルって、何?」な状況だったこと。そこから、今は翻訳に四苦八苦するほど(苦笑)、高度なデジタル・カンパニーへと変貌を遂げました。つまり、我々もできるってコトなのです(多分)。皆さん、一緒に頑張りましょうね。
ロレアルグローバルCEOが語る、コロナ禍で過去最高の業績が可能だったワケ キーワードは“小さな船”
PROFILE: 1985年に仏ESSEC経済商科大学院大学卒業。87年にプロダクト・マネージャーとしてロレアルに入社。93年に「ガルニエ」のマーケティングディレクター、98年に英国のガルニエ・メイベリン部門のゼネラル・マネージャー、2000年に仏「ロレアル パリ」のゼネラル・マネージャーを歴任後、「ロレアル パリ」のグローバル・ゼネラル・マネージャーに就任。05年、ロレアル メキシコのゼネラル・マネージャーに就任。08年、ジャン-ポール・アゴンに任命され、ロレアル プロフェッショナル プロダクツ事業本部のゼネラル・マネージャーに就任。11年1月にロレアル・リュクス事業本部のプレジデントに就任し、18年末まで同職に従事。13年にセレクティブ・ディビジョン(ロレアル リュクス事業本部、アクティブ コスメティックス事業部、プロフェッショナル プロダクツ事業本部)のプレジデントに就任。17年5月、全てのディビジョンを統括する副最高経営責任者に就任。21年5月から現職 PHOTO:TAKAO OHTA
世界最大のビューティ企業である仏ロレアル(L’OREAL)が好調だ。コロナ禍の2021年度は、売上高が前年比15.3%増の322億8760万ユーロ(約4兆2296億円)と過去最高の業績を記録。22年度上半期もそれを上回るペースで成長を続けている。同社は110年の歴史があり、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」や「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」などの積極的な買収により現在は35のグローバルブランドを擁し、従業員数は全世界で8万5000人を超える。近年は、eコマースやビューティテック分野でも業界をけん引する存在だ。昨年5月に就任したニコラ・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)=ロレアル最高経営責任者(CEO)に、厳しい環境下で力強く成長できた理由を聞いた。
WWD:日本国内の化粧品大手は業績の下方修正が目立つ中、好調ぶりが際立つ。要因は?
ニコラ・イエロニムス=ロレアル最高経営責任者(CEO)(以下、イエロニムス):ビューティ業界は常に成長している。2020年のパンデミックを除き、市場は常に右肩上がりだ。とはいえ、当社はその2倍以上のスピードで成長している。さまざまな要因があるが、一番の理由は「ビューティしかやっていない。でも、ビューティは全部やっている」から。マスブランドからラグジュアリーまで、プロフェッショナルも含め、非常に幅広いブランドを持っているのが大きい。消費者の生活に寄り添い、あらゆるニーズを満足させられる。加えてヨーロッパでもアメリカでも、アジアでもビジネスを手掛けている。現在、いくつかの市場は(政情不安で)先行きが不透明だが、世界中に市場があれば補完できる。もう1つは、年間10億ユーロ(約1430億円)以上のR&I(Research & Innovation、研究開発)への投資だ。ビューティはイノベーションに支えられている。われわれは常に新しくてエキサイティング、より高品質なものを届けようとしている。それは消費者に訴求し続けるべきで、20年に多くの店舗が閉鎖した時も発信を諦めず、新製品を出し続けたことも大きいだろう。
WWD:大きな組織が機敏に動くのは非常に難しいが、ロレアルはM&Aから市場撤退まで、一時が万事とにかくアクションが早い。それを可能にしているものとは?
イエロニムス:われわれは新しい時代に合わせて変化し続けている。世界は常に変化しており、自らを変革する非常にアジャイルな考え方が必要だ。チームには新しいアイデアを受け入れる能力が求められる。グループのDNAとして常に変化する、常に適応するという気持ちがチームに備わっている。ロレアルがデジタル戦略を本格的に導入したのは、2010年だった。決して早いスタートではなかったし、当時は本当に「デジタルって、何?」というくらい、意味さえ分かっていなかった。ただ、とにかくやってみた。そして市場とのギャップを埋め、コロナの時は知見が大いに役立った。
小さなボートの集まりがアジャイルな経営を可能にする
WWD:「常に変化する」という企業DNA以外で、組織の機敏性のために実践していることは?
イエロニムス:ロレアルは、戦略的に中央集権。一方、オペレーションはローカライズしている。つまり、戦略は中央で立てるが、実践は国ごとに異なるべきで、自律性を各国に求めている。枠組みは渡すがその中なら自由に経営できる。巨大な戦艦が1隻あるのではなく、小さなボートが何艇もあるイメージ。大きな戦艦の方向転換は大変だが、小さな船なら簡単。だからアジャイルに動けるのだろう。
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【スナップ】ファッション感覚のタトゥーが人気 フェス会場でキャッチ
この夏は音楽フェスが本格的に復活し、街でトレンドの肌見せコーデをフェス会場でも多く見かけた。肌の露出が増えると共に、若い世代を中心にタトゥーをファッションとして見せるスタイルも目立った。期間限定でタトゥーが楽しめるアイテムとして、タトゥーシールやジャグアタトゥーなども人気だ。タトゥーシールはインクと糊を水分で浮かせて転写させるシールで「シーイン(SHEIN)」などの通販サイトで手に入れることができる。ジャグアタトゥーは植物性のインクで肌を染めるボディアートで、ジャグアインクを購入して自らペイントしている人もいた。
タトゥーのデザインは、メンズでは細い針で写実的に描くブラックアンドグレーや、アウトラインを力強く描くアメリカン・トラディショナルなどが人気だった。若い女性は、イラスト風のポップなデザインをワンポイントで取り入れた。モチーフは蝶や蜂、猫などの生き物のほか太陽や月、アート風のものなどさまざまだ。
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「WWDJAPAN」7月13日発売号は、京都・西陣織の老舗HOSOO特集です。「More than Textile」を掲げ、織物の可能性を拡張し、人々がまだ見たことのない西陣織の美を追求しているHOSOO。その探究の中で出合ったのが、江戸時代の絹(シルク)や大麻(ヘンプ)で織られた着物でした。その品質を現代に再現し、さらに超えることを目指し、絹、大麻ともに日本の在来種を用いて、原料生産から取り組むといいます。加えて、ソニーコンピュータサイエンス研究所をはじめ、研究者や企業、職人らとの共創体制を構築。AIやロボティクスなど最先端の科学技術を活用しながら、素材が本来持つ個性を生かす工芸的なものづくりを実現し、日本ならではの多様な美を世界へ提示しようとしています。
