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ワークスペースで仕事ははかどるのか

 TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブが、ラウンジ&ワークスペース業態「シェアラウンジ」の出店攻勢をかけるようです。12月3日には代官山 蔦屋書店にも13店舗目を開き、今後は首都圏に100店の出店を目指します。

 「シェアラウンジ」を利用したことはまだありませんが、記事の写真を見ると、確かにいろいろと使えそうな空間ですね。ただ利用料が1日6600円、月額5万5000円という価格帯は人によって意見が分かれそうでもあります。昨今はウィーワークなどのコワーキングスペースのほか、ファミリーレストランやカラオケボックスも仕事場として使う人が増えました。だからこそ、この価格帯で差別化を図っているのかもしれません。本当に仕事がはかどるのかは体験してみないと分からないので、今度利用してみたいと思います。

大塚 千践
NEWS 01

CCCの「シェアラウンジ」が出店攻勢 代官山蔦屋2階もリニューアル、「まずは首都圏に100店舗」

 TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、代官山 蔦屋書店の3号館2階をラウンジ&ワークスペース業態「シェアラウンジ(SHARE LOUNGE)」にリニューアルした。12月3日にグランドオープンする。

 音楽フロアだった3号館2階を「シェアラウンジ」に転換する。既存の内装を生かしつつ、テーブルや椅子、ソファを増やしてワークスペース・ラウンジ機能を拡充。約660平方メートルのフロアに187席を設ける。動画配信の機材をそろえた個室も用意し、オンライン会議にも対応する。

 仕事の休憩やラウンジ利用に対応するよう、スムージーやジュース、コーヒーなど全25種のドリンクと、代官山T-SITEのイタリアンベーカリー、プリンチ(PRINCI)のパンやスナック、スパークリングワインやクラフトビールなども提供する。“コンパクトな代官山 蔦屋書店”をテーマにアートや建築の書籍、ビジネス書や雑誌など約3500冊も並べる。

 営業時間は朝7時から夜10時まで。アプリで予約・決済ができ、QRコードによるスマートチェックイン・アウトも可能だ。60分プラン(税込1650円)をはじめ、1デイプラン(同6600円)や月額利用プラン(同5万5000円)など幅広いメニューをそろえる。

 「シェアラウンジ」は、“発想が生まれ、シェアする場所”をコンセプトに、2019年に渋谷スクランブルスクエアに初出店した。その後、二子玉川や湘南、名古屋や福岡などの地方にも出店し、代官山で13店舗目。CCC蔦屋書店カンパニーの梅谷知宏社長は、「以前から“個人の時代”になると考え、19年に同業態を始めた。既存店の反響と、コロナによるニーズの拡大を受け、出店攻勢をかける。まずは首都圏で100店舗だ」と話す。

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NEWS 02

元H&Mジャパン社長のエドマン氏がZOZOの執行役員に

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、12月1日付で、現LVMHグループ傘下のジバンシィジャパン プレジデント&CEOのクリスチャン・エドマン(Christin Edman)氏を起用する。エドマン氏は「H&M」の日本進出を成功に導いた人物として知られる。ZOZOは3月に「ゾゾタウン」リニューアルの際にラグジュアリー/デザイナーズブランドを集積した「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」を再登場させており、エドマン氏は海外ブランドの新規開拓と出店サポートなどの強化を担う。

 エドマン氏は1975年12月23日生まれ。「バービー」人形で知られるマテル・インターナショナルからキャリアをスタートし、2005年にスウェーデンのH&M本社に入社、香港子会社のエリアマネージャーを経て、08年3月からH&Mジャパンの社長に就任。銀座店を皮切りにした「H&M」の日本進出の陣頭指揮を執った。17年6月からはLVMH ファッション・グループ・ジャパン社のジバンシィジャパン プレジデント&CEOに就任していた。

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最新号の読みどころ

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。