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営業再開から2週間、化粧品メーカーの動きは?

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 新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が全国で解除されて約2週間が経過。百貨店も営業を再開し、開店直前には長い列を作るなど、週末には駅周辺の繁華街はにぎわいもみられている。 “3密”を避けソーシャル・ディスタンシングをとるための対応策についてアンケート調査をメーカー7社に行ったところ、全てがタッチアップの自粛を継続中のほか、マスク着用、消毒の徹底、使い捨てのコットンチップを常備、飛沫防止の透明アクリル板やビニールシートの設置、さらには美容部員がフェイスシールドを着用しているところもあるという。(この記事はWWDビューティ2020年6月11日号からの抜粋です)

 コーセーは、タッチアップの代替として「使い方提案を実施。お客さまが化粧品の使用法を理解することができ、自宅でも実践できるというメリットがある」理由から肌に直接触れない“レッスン形式”を採用した。もともと2015年から厚生労働省認定の技能検定「メイクレッスン検定」を社内資格として導入しており、短時間でより質の高いレッスンを行える教育が現在の状況に生かせているという。花王やカネボウ化粧品も、会話の中で製品の使用感や色み、使い方などをより具体的に説明するようにしている。また、「イヴ・サンローラン」では、店頭でタッチアップができない分、公式オンラインで、カメラ越しに気になるリップカラーを試すことができる“カラーシミュレーション”を用意する。

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