
「ポール・スミス(PAUL SMITH)」は10月21日、米国のギターメーカー「フェンダー(FENDER)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを発売した。レディ・トゥ・ウェア、テーラリング、アクセサリーからなる全16アイテムに加え、日本製のコラボレーションモデル“メイドインジャパン ポール・スミス テレキャスター”(44万円)およびギターアクセサリーを展開する。「ポール・スミス」の銀座店、丸の内店、大阪店、渋谷店と「フェンダー」フラッグシップ トーキョー、両ブランドの公式オンラインショップで取り扱う。
遊び心と音楽カルチャーを反映したアパレルコレクション
往年の音楽フェスティバルに着想を得た“ダイダイTシャツ”は、フェスティバルを象徴する“木”のモチーフを、ポール・スミス氏が故郷ノッティンガムで最も気に入っている木の写真を用いて再解釈した。“Meet at the Tree”と名付けられたグラフィックはフェスティバルならではの一体感に、パーソナルな視点を加えたデザインとなっている。
全16アイテムで構成するコレクション全体には、ひまわりのモチーフや鮮やかなカラー、「ポール・スミス」を象徴するシグネイチャーストライプを取り入れた。また、英国の音楽史において重要な役割を果たしたウォーダー・ストリートのレコードレーベルやインディペンデント・レコードショップを称えるグラフィックも採用。さらに「ポール・スミス」のシグネイチャーストライプと、「フェンダー」を象徴するスパゲティロゴを組み合わせたデザインなど、両ブランドのアイデンティティーを随所に表現した。
特別仕様のテレキャスター、初回生産分にはNo.1〜80のシリアルナンバーも
“メイドインジャパン ポール・スミス テレキャスター”(44万円)は、「フェンダー」を代表するギター“テレキャスター”に「ポール・スミス」のシグネイチャーストライプを大胆に取り入れ、クラシックなギターデザインと独創的な色彩感覚を融合した。オリジナルハードケースおよび認定証も付属し、初回生産分にはシリアルナンバーNo.01~80が付与される。
同モデルはアルダーボディーにモダン“C”シェイプのメイプルネック、ローズウッド指板を採用。さらに、ピックアップに特別に用意したネックおよびブリッジピックアップを搭載した。また、ビンテージスタイルの3サドル式テレキャスターブリッジ、ロッキングチューナー、専用ネックプレートなど細部にまでこだわった仕様となっている。テレキャスターならではの伝統的な特徴を継承しながら、「ポール・スミス」独自のデザインアプローチを取り入れた特別な1本に仕上げた。
「ポール・スミス」のシグネイチャーストライプをあしらったギターストラップ(3万3000円)は、両端に本革を使用し、「ポール・スミス」と「フェンダー」のロゴをゴールドで刻印した。また、12枚入りのヘビーゲージ・ピックセット(5500円)は、「ポール・スミス」ならではの遊び心あふれるカラーやグラフィックを取り入れた。それぞれ異なるデザインを採用し、両ブランドのロゴをあしらったスチール缶に収めた。
音楽とファッション、「ポール・スミス」とのつながり
2026年はポール・スミス氏が80歳の誕生日を迎え、「フェンダー」が創設80周年を迎える節目の年だ。音楽とファッションは常にお互いに影響を与えながら発展し、ポール自身にとっても音楽は長年にわたり創作活動の重要なインスピレーション源となっている。若い頃にはライブを見るために故郷ノッティンガムからロンドンへ足を運び、日帰りの旅費を工面するためにシルクスクリーンプリントのTシャツを販売していたというエピソードも。こうした音楽への情熱と音楽を取り巻くクリエイティブなコミュニティーとの交流が人々のつながりを育み、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)やザ・ローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)とのコラボにもつながった。
今回のメンズウエアコレクションには、サイケデリックな音楽フェスティバルの世界観や、かつて影響力のあるレコードショップが軒を重ね、ミュージシャン、アーティスト、音楽ファンが集う場所だったロンドンのウォーダー・ストリートの歴史など、さまざまな要素を取り入れた。これらの要素を、「ポール・スミス」を象徴するプリントや色使いと「フェンダー」のアイコニックなデザインと融合させ、独創的なコレクションへと昇華。さらに日本のクラフツマンシップも同コレクションの重要な要素となっている。
エドワード・バド・コール=「フェンダー」CEOは同コラボに際し、「『フェンダー』と『ポール・スミス』は、どちらも独創性を大切にし、人々が自分自身を表現するための手段を提供することで、それぞれの歴史を築いてきました。音楽は常にポールのクリエイティブな人生の中心にあり、アーティストやミュージシャンとの関係は、何十年にもわたって彼の作品に影響を与えてきました。音楽を通じたこの共通のつながりこそが、今回のコラボレーションをとても自然で、真に意味のあるものにしています。このコラボレーションの本質は、個性、創造性、そしてクラフトマンシップを称えることにあります。異なる二つの視点を融合させ、一人ひとりが自分らしく楽しみ、表現できるものを届けたいと考えています」とコメントした。