ファッション

林央子『here and there』の24年をたどる展覧会 大阪フォームとヒビで24日開幕

編集者の林央子が2002年に創刊したオルタナティブ・メディア『here and there』の活動を紹介する展覧会「here and there vol.17 study room: here and there とわたしたち FOME / hibi edition」が10月24日、大阪のセレクトショップ、フォーム(FOME、南堀江)とヒビ(hibi、中津)の2会場で始まる。第一期は11月3日まで。11月4日からの第二期は展示内容を一部変えて規模を縮小し、12月末(予定)までフォームのみで開く。

林は資生堂の企業文化誌『花椿』の編集に携わり、2001年に同誌を離れた翌年、『here and there』を創刊した。ファッションやアートを軸に、自身が出会った人々やその活動、日々の暮らしで見つけたものを紹介してきた。

vol.17で初めてゲストキュレーターを迎えた。京都服飾文化研究財団のアシスタント・キュレーター、五十棲亘だ。林は現在、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)の博士課程で、約30年にわたる自身の編集・出版活動を振り返る研究を進めている。その振り返りに五十棲がファッションキュレーターの視点を重ね、林、フォーム、ヒビとともに資料を選び、展示を組み立てた。

会場には『here and there』のバックナンバーのほか、『花椿』、雑誌や書籍での編集・執筆の仕事、国内外のメディアによる関連記事などを並べる。第一期に限り、林が博士研究で使っている資料の一部も見せる。

フォームとヒビは「スーザンチャンチオロ(SUSAN CIANCIOLO)」や「ブレス(BLESS)」を扱う。どちらも林が11年の著書『拡張するファッション』で論じた作り手だ。林が長年紹介してきたデザイナーやアーティストの作品が今も2店の売り場にあることが、今回の共同企画につながった。

11月1日には、林と五十棲に、東京とソウルを拠点にファッションプロジェクトSEHIKYOを主宰するキム・ソヒ(Seohee Kim)を加えたトークイベントをフォームで開く。同日、展示をつくる過程を記録したzine『here and there bis FOME/hibi edition』(1500円)も売り出す予定だ。

関西は、林の言葉がたびたび形になってきた土地でもある。リリースに寄せたコメントで林は、初めて販売したzineが京都でのトークイベントをまとめたものだったと振り返っている。

■here and there vol.17 study room: here and there とわたしたち FOME / hibi edition
会期:第一期 10月24日〜11月3日/第二期 11月4日〜12月末(予定、フォームのみ)
会場:フォーム(大阪府大阪市西区南堀江3-3-12 2F)、ヒビ(大阪府大阪市北区中津3-20-14)
営業時間:12:00〜20:00
企画:林央子、五十棲亘、FOME / hibi

■関連トークイベント
日時:11月1日 17:00〜19:00
会場:フォーム
出演:林央子、五十棲亘、キム・ソヒ
参加費:1500円(1ドリンク付き)
申し込み:フォームのオンラインショップでチケットを注文(「店頭受け取り・Pick up」「当日現地決済」を選択)。残席があれば当日参加も可

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