Fashion. Beauty. Business.

TOPICS

焼却されるはずだった制服1.7トン

 焼却する予定だった美容部員の制服を再資源化し、自動車の内装に利用するという日本ロレアルの取り組み、良いですね。廃棄物もCO2排出量も同時に削減できて一石二鳥。提携するチクマはユニフォームを得意とする企業です。

 それにしても今回再資源化する制服の量はすごいですね。旧デザインの制服約1.7トンと、退職した美容部員の制服約560キロ。制服のデザインを変えると、それだけで膨大な廃棄物が出るということを改めて実感しました。追随する動きがたくさん出てくるといいなと思います。

 

小田島 千春
NEWS 01

日本ロレアル、美容部員の制服をアップサイクル 自動車の内装材に

 日本ロレアルは、繊維専門商社のチクマと連携し美容部員の制服のアップサイクルの取り組みを開始する。事業活動による廃棄物やCO2排出量の削減により、日本の循環型社会経済への移行に貢献するのが狙い。対象は6ブランドからスタートし、今後全ブランドへ拡大する。

 同社はこれまで、デザイン変更や退職で使われなくなった制服を焼却処分していた。今回の取り組みで制服の全ての素材を自動車の内装材へ再資源化する。初年度は倉庫に保管していた旧デザインの制服約1.7トンと、退職した美容部員の制服約560キロをアップサイクルする。これにより2022年度は約9000キロ、来年度以降は年間約2200キロのCO2排出削減につなげる。

トップページに戻る
NEWS 02

「バーバリー ビューティ」や「バイレード」を手掛けるイサマヤ・フレンチが自身のメイクアップコレクションを発表

 イギリス人メイクアップアーティストで、現在は「バーバリー ビューティ(BURBERRY BEAUTY)」のグローバルディレクターを務めるイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)は、自身の名を冠した初のカラーコスメコレクション、“インダストリアル・コレクション”を発表した。カラーコスメやグロウセラムのほか、ジュエリーやTシャツをそろえ32〜115ドル(約4300〜1万5500円)で販売する。6月27日にプレオーダーを公式サイト(Isamaya.com)でスタートする。カラーコスメの開発は、「バイレード(BYREDO)」のメイクコレクションを手掛けて以来だ。

 「世の中にあるものとは全く違うカラーコスメを妥協せずに作りたかった」とイサマヤ。過去や現在手がけるブランドには敬意を示しつつも、自身には最終決定権がないため「妥協することも多かった」という。「業界のためにも真実を話すべき」と考える彼女が生み出したのは、使う人に合ったカールを演出する“ラバーラッシュ ラテックス リフト マスカラ”やシアーなチェリーグレーの“エッジィ リップ グロス”、ポマードのような質感で眉をホールドする“ブロウラック ブロウ ラミネーター”など。パッケージにもこだわり、メタルカラーのアイシャドウパレットの蓋に女性の体をデザインし、マスカラやリップに金属のリングを施した。

 サステナビリティにも配慮して、ヴィーガン・パラベンフリー処方を採用。パッケージには可能な限りリサイクルガラスやリサイクルプラスチックを取り入れた。イサマヤは「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)を敬愛しており、彼女の“Do more with less”の哲学にのっとってパッケージは使用後も別の形で使えるよう考えた。パレットはジュエリーボックスとしても使える」と説明する。今後もファッションと同じようにシーズンごとにカプセルコレクションとして発表し、それぞれのコレクションで異なる慈善団体とパートナーシップを組む予定だ。

 イサマヤは、モデルの顔を花で飾るなど従来のメイクアップの概念にとらわれないユニークなメイクアップルックで知られ、リアーナ(Rihanna)やファーギー(Fergie)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)ら多くのセレブリティーやファッションウィークのメイクアップを担当してきた。また、これまでに「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」のアンバサダーや「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」のクリエイティブ アーティスト コンサルタント、「バーバリー ビューティ」のグローバル ディレクター、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)」のグローバル メイクアップ アーティストを務め、最近では「バイレード」のメイクコレクションを手掛けたほか“ファーフェッチ・グローバル・ビューティ・コレクティブ(Farfetch Global Beauty Collective)への参画でも注目を浴びている。

トップページに戻る

最新号の読みどころ

記録的な熱波に見舞われた今季のメンズ・ファッション・ウイークは、価値観をアップデートする2つの意味での「解放」がキーワードになりました。1つは、堅苦しいイメージも強い伝統的なテーラードスタイルからの解放。もう1つは、「男はこうあるべき」という固定観念からの解放です。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」に象徴される、繊細さや脆さを併せ持つしなやかなマスキュリニティー(男性性)の表現を起点に、メンズファッションの現在地を総括します。