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5年間で3倍の成長
好調な感じは伝わってきていましたが、売上高が5年前と比べて3倍の見通しとは!すごいですね、スノーピーク。“底堅いキャンプ需要”があるとは言っても、5年間で3倍成長するのは並大抵ではありません。キャンプ需要だけではないですよね。
どうしてそんなに成長できるのか?5月23日発行のウイークリーでは、その謎に迫ります。記者がたどり着いた成長する企業の理由は何か。どうぞお楽しみに。
スノーピーク売上高40%増、1〜3月期、キャンプ人気続く
スノーピークの2022年1〜3月期連結業績は、売上高が前年同期比40.4%増の70億円になった。前年同期(21年1〜3月)の62.5%増に続いて高い成長率を維持した。卸先の大型専門店などでの売り場拡充や取り扱い商品拡大によって、新規顧客が増加した。営業利益は同67.0%増の9億3500万円、純利益は同56.4%増の6億4200万円だった。
底堅いキャンプ需要を背景に、販売形態別の売上高はディーラー卸が前年同期に比べて11億円増の28億円になった。15坪程度のショップインショップの国内店舗数は、純増28の236店舗に増えた。キャンプのエントリーユーザーに向けたテントなどが活発に動いた。
通期(22年12月期)の業績予想は、売上高が前期比27.2%増の327億円、営業利益が同37.0%増の52億円、純利益が同21.0%増の33億円。売上高は5年前(17年12月期)に比べて3倍になる見通しだ。
強気な値上げでも人気に陰りなし! 主要ラグジュアリー企業決算まとめ
世界の主要ラグジュアリー企業はコロナ禍をものともせず業績を伸ばしており、2021年度の売上高は軒並み2ケタ増、コロナ前の19年と比べても好調だ。原料や生産コストの上昇を背景に、「シャネル(CHANEL)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などの人気ブランドでバッグの大幅な値上げが相次いでいるが、現在のところ売り上げに影響はないという。また、21年はファッション業界でもNFTやメタバース領域に注目が集まり、本格的に参入するブランドや小売りも増えた。ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナへの支援状況なども含め、ラグジュアリー企業の最新動向をまとめた。
「ルイ・ヴィトン」「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」などを擁し、ラグジュアリー業界をけん引するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2021年12月通期の売上高は前期比43.8%増の642億1500万ユーロ(約8兆7974億円)だった。表にある通り、営業利益は倍以上、純利益は約2.5倍となっている。
これには、売り上げ全体の半分程度を占めるファッション・レザーグッズ部門が同45.6%増の308億9600万ユーロ(約4兆2327億円)と好調だったことに加えて、「ブルガリ(BVLGARI)」や「ショーメ(CHAUMET)」などを擁するウオッチ&ジュエリー部門も2.5倍以上(同167.1%増)の89億6400万ユーロ(約1兆2280億円)と非常に好調だったことが貢献した。その理由の一つとして、20年12月に総額158億ドル(約2兆540億円)で買収したティファニー(TIFFANY & CO.)が記録的な売り上げとなったことが挙げられる。
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