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これが「旅のマジック」か……

昨年1年間で大きく変わったものの1つに、日本を訪れる外国人観光客の数があります。街を歩いていても明らかに増えたことを実感でき、「ほぼコロナ前の水準まで戻った」と言われるのも納得できます。そんな中、いまだによく見かけるのが、大きく「東京」「歌舞伎町」といった漢字がプリントされたTシャツを着ている外国人の姿。私はそうした姿を、「せっかく日本に来たのだから、ありがちな安易な方向に走らず、もっと日本のおしゃれを楽しめばいいのに……」と、やや冷めた目で見ていました。

一方、私は昨年末に、自分が過去に撮った写真の整理を行いました。コロナ前に上海に行った時の写真が出てきたのですが、何とそこに写っている自分が、大きく「上海」とプリントされたTシャツを着ていたんです。いや~旅行の魔力ですよね。やはり海外に行くとテンションが上がり、そっち方向に走ってしまうようです。

今回ピックアップした記事では、台湾を含む中華圏と日本のファッション業界を長年つないできたエキスパートが、台湾カルチャーの中心地、台北の最新ファッションスポットを紹介しています。台湾に行って「台湾」Tシャツを着る“あるあるパターン”から抜け出したい方、ぜひご覧ください。

「WWDJAPAN」 ヘッドリポーター
中村 慶二郎
NEWS 01

中華圏と日本をつなぐその道のプロに聞いた 超最新!台湾ガイド

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中華圏と日本をつなぐその道のプロに聞いた 超最新!台湾ガイド
日本からわずか3時間余り。ネオン看板やナイトマーケット、小籠包に魯肉飯などなど、日本人にも馴染みある国、台湾。その台湾を含む中華圏と日本のファッション業界を長年つないできたのが李カンジンさんだ。彼は日本の大手セレクトショップの販売代行やバイイング、中国進出などを手助けしていて、「L.DOPE」というメディアも運営している台湾ファッション界の重要人物。そんな李さんが案内する台湾カルチャーの中心地、台北の最新ファッションスポットをどうぞ。(この記事は「WWDJAPAN」2024年1月22日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

PROFILE: 李カンジン/「L.DOPE」代表

李カンジン/「L.DOPE」代表
PROFILE: 台湾出身。2007年に日本の関西に留学。12年に台湾に拠点を戻し、PR 代行や広告代理店業をスタート。15年に卸売り事業、17年に中国のショールームなど、ビジネスを拡充し、日本のセレクトショップのアジア販売代行や中国進出のコンサルティング、中国セレクトショップのバイイング代行を行う。ウェブメディア「L.DOPE」を主宰し、24年にL.DOPE JAPANを設立

SPOT1
「ROAD SIGN」

「並行輸入のオンラインサイトだった『ロードサイン』は、台湾のファッション好きや業界人から支持を得て、実店舗をオープンしました。英『ジェイラル(J.L - A.L)』や台湾の『ネイムセイク(NAMESAKE)』、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)のブランド『オブジェクツ フォー ライフ(OBJECTS IV LIFE)』など、国内外の新進気鋭デザイナーズブランドを取り扱っています。さまざまなインスピレーションを得られるアートブックもキュレーションしており、まさに台北ファッションの新たな“道路標識(ロードサイン)”になり得るショップです」。

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NEWS 02

“自分に限界を決めない” 美肌研究家ソンミの「クレイビュ」から美容液発想のフェイスパウダーが誕生

“美しく”をコンセプトに掲げるエイジングケアに特化したスキンケアブランド「クレイビュ(CRAYBEAU)」は1月25日、ルースパウダー“ノーブルスキンフェイスパウダー”(10g、1万1880円)を発売した。

美肌研究家のソンミが立ち上げた「クレイビュ」は、スキンケアブランド「ミース(MEETH)」に続き、“最高の美肌”をサポートする最高峰ラインとして2022年に誕生。新作は独自原料“スワロ”を肌へと届けるナノサイズのカプセルに封入した、シルクのように滑らかなパウダーだ。毛穴や色ムラなどの肌ノイズを一掃し、肌のきめ細かさと端正な艶感を演出する。“スワロ”は有効成分とリン脂質がミルフィーユ状になった極小ナノカプセル原料。植物性レチノール(バクチオール)、コハク酸、オリーブカルス培養溶解質の3つの有効成分を肌細胞と同じ組成のリン脂質膜で作られた極小ナノカプセルに閉じ込め、肌への浸透の深さと量にこだわった。塗布するとじっくりと時間をかけながら肌に成分を届ける。カラーは顔のトーンをフレッシュに見せるほのかなピンクベージュ。クレンジング不要の処方で、メイクアップの仕上げはもちろん、就寝時のスキンケアパウダーとしても使用できる。

ソンミ・「ミース」CEO兼美肌研究家は、「肌負担の少ないパウダーや保湿効果を併せ持つパウダーはこれまでもあったと思うが、時間差で肌を美しくする美容液のようなパウダーはなかったのでは。今商品ができたことで『ミース』の提案するベースメイクはスキンケアとして完結することが可能になった。まとうほどに美しくなれる、自分に限界を決めない、そんなパウダーに仕上がった」と語る。ソンミ氏は、美容全般を発信する“美容家”ではなく、肌に特化した発信を行い人気に。美肌のための食生活、アクティブなライフスタイルでも注目を集める。

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最新号の読みどころ

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。