サステナビリティ

「ボタニスト」が“国際山岳デー”に合わせて動画を公開 多様性のある森作りのため小学校での森林環境教育も開始

 アイエヌイーが展開するボタニカルライフスタイルブランド「ボタニスト(BOTANIST)」は、12月11日の国際山岳デーに合わせ、“BOTANISTの森”の活動や、森の循環についてまとめた動画を公開。さらに北海道美帆町立旭小学校での森林環境教育を開始した。

 “BOTANISTの森”作りとは、北海道美幌町の伐採跡地で、「ボタニスト」が行っている植林活動のこと。同ブランドのスタンダードラインのシャンプー・トリートメントに使用している白樺を含め、複数の樹種の植林を行うことで、多様性のある森に戻す活動に取り組んでいる。2022年は白樺2000本、ミズナラ4000本の植林を行い、“BOTAISTの森”は3万㎡にまで広がっている。

 今回の取り組みは、国際山岳デーをきっかけとして、未来の環境のことを考える機会を多くの方へ届けたいという思いを込めて、動画の公開とSNSキャンペーンを実施するもの。動画では“BOTANISTの森”での活動や、新たな取り組みである森林環境教育をフィーチャーしている。

 森林環境教育は、同ブランドと森林保全団体のmore trees、さらに美幌町役場との協働による取り組み。子どもたちに自然に触れる機会を提供し、意識を高め、ともに森の多様性を守っていくことを目的にしている。

 今回の活動では、ブランドチームが実際に美幌町の森を訪れ、一つ一つ集めた広葉樹の種を美幌町立旭小学校の1年生へ届けた。実際に森で集めたさまざまな種を手にした子どもたちと、その種の種類や特徴などを話し合うなどして、自然を見て、触って楽しむ機会を提供。今後、子どもたちはこの種を“BOTANISTの森”へ植林するための苗として育てていく。

 一連の取り組みを、有識者たちも評価。東京農業大学自然資源経営学科の小川繁幸准教授は「“BOTANISTの森”の活動は、森と人が共存していく価値観を育み、その先に森の持続的な利用と、森の循環的な形成につながるきっかけになるのではないかと思う」とコメント。北海道水産林務部森林環境局の寺田宏局長は「種から育てて最終的に森を作るという “BOTANISTの森”での活動は、発芽して、それが成長するのを実感として感じていくことができる。子どもたちが自然のプロセスを最初から見ることができるという意味で、大変意義のあることに思う」と期待を寄せた。

問い合わせ先
「ボタニスト」
0120-388-983