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古着屋「デプト」復活の意図とその中身は?

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 1980~90年代に店舗を広げ、2011年に営業終了した古着屋の「デプト(DEPT)」が4月25日、中目黒に再オープンする。再始動を手掛けるのは、創始者である永井誠治の娘で、ブランド「マザー(MOTHER)」デザイナーのエリ。復活のきっかけや思いを聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):「デプト」復活のきっかけは?
エリ:創始者である父の背中をずっと見ながら育った。自分が後を継ぐという思いがずっとあったというよりは、「デプト」が閉店したときに「ここは無くなってはならない場所だ」と強く感じたのがきっかけ。「マザー」と、ジュエリーブランドの「ユートピア」を始めて昨年で10年が経ったが、そのタイミングで、年2回のコレクション発表を止めた。その時に、「デプト」を再始動し、以前から買い付けていた古着を置きたいと考えるようになった。

WWD:以前の「デプト」と変わった点は?
エリ:父はアメリカのカルチャーに造詣が深く、買い付けるアイテムもほとんどがアメリカ古着だった。一方で私は、ヨーロッパ古着の影響も受けているため、店頭にはアメリカ古着とヨーロッパ古着を5:5くらいで並べている。だが、ベーシックなものを中心にした商品構成は以前のまま。「デプト」の人気アイテムだった、ユーズドのスウエットやTシャツにオリジナルのプリントを施したものも、プリントの版を一新して販売するが、うち1型だけ、以前と同じ版も残している。

WWD:以前の「デプト」で人気だった、オリジナルのシルバーアクセサリー類は販売するか?
エリ:シルバーアクセサリーの生産背景が当時と異なることや、「デプト」の2階で販売する「ユートピア」がジュエリーブランドであることもあり、まだ予定はない。だが、以前のようにリーズナブルなシルバーアクセサリー類を提案したいという思いはある。

WWD:今後の店舗展開予定は?
エリ:今夏に、原宿に2店舗目をオープン予定。今回の店舗はウィメンズアイテムも多いため、原宿の店舗ではメンズに向けたアイテムも充実させたい。店舗は増やしすぎず、「デプト」らしさを大切にした店づくりをしていきたいと考えている。
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