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新スポーツ大流行なるか

ピックルボールって何?とつい検索してしまいました。トランジットジェネラルオフィスが、ピックルボールの普及を目的とした新ブランドを立ち上げ、カフェ併設のピックルボールコートの運営も予定しているそうです。ピックルボールについていろいろ調べてみると、アメリカではすでに人気に火がつき始めており、動画サイトでプレーの様子を見ると確かに面白そう。

キャンプやゴルフブームを経て、次はテニス市場への期待が高まっています。ただ、テニスは良くも悪くも誰もがイメージできるスポーツのため、玄人もたくさん存在し、興味本位で始めるビギナーには何か大きなきっかけが必要かもしれません。その点、新しいスポーツのピックルボールは初心者が多く、物理的にも気持ち的にも手軽に始められそうです。トランジットジェネラルオフィスは、こういうトレンドの種への嗅覚と、実行するスピード感がすごいなと改めて感心しました。

大塚 千践
NEWS 01

トランジットがテニスに似た注目スポーツ“ピックルボール”で新ブランド コートの運営も予定

トランジットジェネラルオフィスは、テニスに似た新スポーツ“ピックルボール”を日本に浸透させることを目的に、新ブランド「パシフィック ピックル クラブ(PACIFIC PICKLE CLUB)」を設立した。カフェ併設のピックルボールコートの運営も予定している。

日本でのピックルボール普及を目指して設立

ピックルボールは、テニス・卓球・バドミントンの要素を組み合わせたアメリカ発祥のラケットスポーツ。“パドル”と呼ばれる板状のラケットを使用し、バドミントンと同じ広さのコートで、穴の空いたボールを打ち合う競技だ。テニスよりも手軽に始められ、年配者や子どもでもプレーしやすく、幅広い世代が楽しめる点が特徴という。飲食などで海外の話題の業態を日本に持ち込むことで、数々のヒットを生んできた目利きのトランジットとして、「今、アメリカで最も成長しているスポーツ」(発表リリースから)に注目した。

「パシフィック ピックル クラブ」は専用のラケットをはじめ、Tシャツやキャップなどのデイリーユース可能なアイテムを取り扱う。発売は10月中旬以降を予定しており、運営予定のカフェと「パシフィック ゴルフ クラブ(PACIFIC GOLF CLUB)」のECでも順次発売予定だ。価格は6600円〜1万3200円。

トランジットは「パシフィック」という名前のもと、他にもさまざまなショップやブランドを運営している。ドライブインカフェ「パシフィック ドライブ イン(PACIFIC DRIVE-IN)」(神奈川・七里ヶ浜)に始まり、ハワイアンベーカリー「パシフィック ベーカリー(PACIFIC BAKERY)」(同)、コーヒーショップ「パシフィック ベイク ハウス(PACIFIC BAKE HOUSE)」(東京・新宿)、ゴルフアパレルとゴルフ練習場を提供する「パシフィック ゴルフ クラブ」(七里ヶ浜)などがある。今後も「パシフィック」のシリーズで多様なライフスタイルに対応した業態やブランドを開発していく予定。

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NEWS 02

TSIの収益構造改革 本社人員2割削減、不採算ブランドの撤退視野

TSIホールディングスは、3〜8月期の連結業績予想を上方修正する。修正後の予想値は売上高752億円(前回予想は745億円)、営業損益が1億7000万円の赤字(同9億円の赤字)、純損益が9億円の赤字(同9億円の赤字)。足下で進める広告宣伝費、物流費の抑制などの構造改革により、当初予想よりも営業赤字幅は縮小する見込み。

同社は27年2月期を最終年度とする中期経営計画において、同期末までに約100億円の収益改善を達成するとともに、連結の通期売上高1650億円(24年2月期実績は1554億円)、営業利益100億円(同17億円)、純利益77億円(同28億円)を目標に掲げている。

同計画内に盛り込んだ収益構造改革について、今後の具体策を発表した。販管費抑制へ事業構造や組織体制にメスを入れ、収益化が見込めないと判断した一部ブランドからの撤退のほか、25年2月期末をメドに本社人員の20%を削減する。そのほかにも25年春夏シーズン以降の仕入れ先工場の集約や生産地移転、社内外データの分析に基づく販売価格適正化、シフトや配置見直しによる店舗人件費の効率化、グループ内ECサイトと会員サービスの統合などを実施することで、余剰コストの低減に取り組む。

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最新号の読みどころ

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。