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8月東コレの目玉ブランドは
2024年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京」の参加ブランドと、8月28日~9月2日のスケジュールが発表になり、「ア ベイシング エイプ」の名前を見て驚きました。「エイプ」といえば、記事にもある通り今年ブランド30周年でさまざまなプロモーションを仕掛けており、6月にはアメリカでショーを披露したばかり。東京ではどのようなショーを見せてくれるのでしょう。
初参加組では、「カナコ サカイ」に期待です。23-24年秋冬シーズンは、同ブランドが得意とする奥行きのあるベーシックと、デザイナーの反骨精神がとてもいいバランスで噛み合っていたので、勢い付いています。ショーをきっかけに、さらなる飛躍のきっかけをつかんでほしいですね。
「ア ベイシング エイプ」が東コレ初参加 「カナコ サカイ」もJFW支援枠で
冠スポンサーの楽天による、日本発ブランドの支援プロジェクト「バイアール(by R)」には「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)」が参加し、8月31日にショーを行う。同ブランドは今年で設立30周年を迎え、6月には米ニューヨークでファッションショーを行ったばかり。松村亮・楽天グループ常務執行役員 コマース&マーケティングカンパニー シニアヴァイスプレジデントは、「『ア ベイジング エイプ』は、“ザ・コレクションブランド”ではない。しかし世界に多くのファンを持ち、これまで東京でショーをやったことがなかった。同ブランドと共にランウエイに挑むことで、より多くのコンシューマーにファッションウイークを楽しんでもらえたら」と語る。
JFWOが昨年始動した支援プログラム「JFW ネクスト ブランド アワード(JFW NEXT BRAND AWARD)」のグランプリには、「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」を選出した。同ブランドはJFWOの支援によって東コレ初日に初のショーを行う。サカイ・カナコ=デザイナーは、「設立してまだ2年のブランドで、ランウエイをやるには早いと思っていた。しかし、アワードに選出いただき、『やってやるぞ』と覚悟を決めた。まだまだ知らない人が多いからこそ、記憶に残るショーにしたい」と意気込みを語った。
【2023年春夏RFWT スケジュール】
※★は初参加ブランド、●はウェブで発表
8月28日
11:00 「08サーカス(08SIRCUS )」●
12:00 「レインメーカー(RAINMAKER)」●
13:00 「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」★
14:00 「イレニサ(IRENISA)」●
15:00 「ナノアット(NANO ART)」★
16:30 「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」
18:00 「ヴィルドホワイレン(WILDFRAULEIN)」★
19:00 「カミヤ(KAMIYA)」★
20:30 「フェティコ(FETICO)」
8月29日
10:30 「メゾンオルタナティブ(MAISON ALTERNATIVE)」●
11:30 「ウィルソンカキ(WILSONKAKI)」★
13:00 「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」
14:00 「ウィザード(WIZZARD)」★●
15:00 「イージェイ シェヤン(EJ SHEYANG)」★
16:00 「ヒロココシノ(HIROKO KOSHINO)」●
17:00 「メアグラーティア(MEAGRATIA)」●
18:00 「コンダクター(EL CONDUCTORH)」
19:00 「クイーン アンド ジャック(QUEEN&JACK)」
20:00 「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」
21:00 「ホロマーケット(HOLO MARKET)」●
8月30日
11:30 「トゥー(TWEO)」★
13:00 「セヴシグ/アンディサイデッド(SEVESKIG / (UN)DECIDED)」
14:30 「グローバル ファッション コレクティブ1(GLOBAL FASHION COLLECTIVE 1)」
15:30 「ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)」
17:00 「グローバル ファッション コレクティブ2(GLOBAL FASHION COLLECTIVE 2)」
18:00 「ヘオース(HEOS)」
19:00 「ベンチ(BENCH/)」
20:00 「ミューラル(MURRAL)」
21:00 「リベーレ(LIBERE)」★●
8月31日
11:30 「エックスエスエムエル((X)S.M.L)」
13:00 「ハイドサイン(HIDESIGN)」
16:00 「セイヴソン(SEIVSON)」
17:00 「シュープ(SHOOP)」
19:00 「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)」★
20:00 「ストフ(STOF)」●
21:00 「ハイク(HYKE)」●
9月1日
11:30 「ピーエッチ モード トーキョー バイ エムエフエフ(PH MODE × TYO BY MFF)」
13:00 「タクター(TACTOR)」★●
15:00 「アイレンセンス(IRENSENSE)」★
17:00 「サポートサーフェス(SUPPORT SURFACE)」
18:00 「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」
19:00 「チノ(CINOH)」
20:00 「セブン バイ セブン(SEVEN BY SEVEN)」★
21:00 「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」●
9月2日
11:30 「アブランクページ / アズ イヤーズ ゴーズ バイズ アブランクページ × エドウィン × ニシカワケオリ(ABLANKPAGE./ AS YEARS GOES BYS. ABLANKPAGE × EDWIN × NISHIKAWA KEORI)」
14:00 「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」
18:00 「ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ ゴルフ(1PIU1UGUALE3 GOLF)」
19:00 「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」
20:00 「ロクブエン(六舞宴)」●
21:00 「ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)」●
ファストリが「プラステ」を大量閉店 コロナ禍で通勤服打撃、構造改革進める
ファーストリテイリングが国内で展開するウィメンズ・メンズの「プラステ(PLST)」で、構造改革を進めている。“きれいめ通勤服”で主に30代客をつかみ、「ユニクロ(UNIQLO)」「ジーユー(GU)」に続けと成長してきたが、コロナ禍以降赤字が続く。2020年8月末に102あった店舗は23年7月25日時点で81に減らし、8月末に向けさらに22店を閉める。新宿三丁目にあった路面店を、昨秋「ユニクロ」に業態転換したのが象徴的だ。一方で「ユニクロ」旗艦店内への出店を進めており、東京・銀座の「ユニクロ トウキョウ」と4月にオープンした福岡の「ユニクロ 天神」内に出店。それらの店舗では「販売好調」「業績は回復傾向」だと、7月13日の23年8月期第3四半期決算会見に登壇した岡﨑健ファーストリテイリング取締役グループ上席執行役員CFOは説明する。
「プラステ」が「ユニクロ トウキョウ」4階に出店したのは23年3月。そのタイミングに合わせて、ブランドロゴを「ユニクロ」「ジーユー」の四角いロゴも手掛ける佐藤可士和サムライ代表のデザインに変更した。「『ユニクロ』『ジーユー』と相並ぶことを意識したデザイン」(プレスリリースから)とし、これまで以上に“ユニクロファミリー”的な見え方を強めている。
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「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。
