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よみがえる「リーガル」の名品
老舗革靴メーカーのリーガルが、落合宏理氏を迎え入れたリブランディングプロジェクトに取り掛かります。過去の膨大なコレクションの中から復刻品として選ばれたのは、ローファーでした。「リーガル」ブランドのローファーに愛着のある人は多いでしょう。ソールやアッパーに最新鋭の工夫を施し、快適な履き心地になっているそうです。
リーガルは2月に人員削減と国内工場の閉鎖を発表しました。服装のカジュアル化もあって革靴を取り巻く環境は厳しい。今回の復刻が少しでも復活につながることを期待します。
落合宏理デザイナーが「リーガル」のリブランディングを担当 伝説的モデル“コブラヴァンプ”を復刻

「リーガル(REGAL)」は、「ファセッタズム(FACETASM)」のデザイナーを務める落合宏理を中心とするクリエイティブチームを迎え入れ、次世代に向けたシューズスタイルを提案することを目的とする“リーガル ブーツ マーク(REGAL BOOTS MARK)”のリブランディングプロジェクトを始動した。始動に伴い3月27日には、“2167 BM”(全2色、各3万1900円)を発売する。サイズは23.5〜27.0cmを展開し、一部の「リーガル」シューズおよび百貨店、「リーガル」公式オンラインストアで取り扱う。また3月20日から、公式オンラインストアでは先行販売を行う。
柔らかくしなやかでハリと光沢感のある革素材を採用
同アイテムは、落合が「リーガル」のアーカイブコレクションからセレクトし、復刻させたもの。ベースとなるのは、1972年に誕生し、ヴァンプ(つま先)の形状がコブラの頭部に見えることから“コブラヴァンプ”と呼ばれ広く愛された伝統的なモデル“2167”だ。同モデルは、ブランドの日本上陸後、日本で作れられた最初のデザインとなる。
復刻モデルとなる同アイテムは、優れたクッション性を発揮する独自の高反発素材“エラステックス”を内蔵し、アッパーには従来よりも柔らかくしなやかでハリと光沢感のある革素材“ニュー ソフト レザー”を採用した。職人の手縫いによる緻密な仕上げと日本製のクオリティにこだわった。
米「ライクラ」が倒産、チャプター11を申請

ストレッチ繊維「ライクラ(LYCRA)」で知られる米国の繊維大手ザ・ライクラ・カンパニー(The LYCRA Company)はこのほど、日本の民事再生法にあたるチャプター11(米連邦破産法11条)を申請した。申請はあらかじめ債権者の同意を得るプレパッケージ型で、約45日での完了を見込む。主要債権者と合意した再編計画に基づき、約12億ドル(約1908億円)の負債を削減する。
再建期間中も、事業は通常通り継続する。運転資金としてDIPファイナンス(つなぎ融資)を含む資金手当ても確保済みで、サプライチェーンへの影響を最小限に抑える。同社によると「顧客やサプライヤーへの影響はない」としており、供給網の混乱は回避できる見通しだ。
同社はポリウレタン繊維を使ったストレッチ繊維「ライクラ」を筆頭に、吸汗速乾ポリエステル繊維「クールマックス(COOLMAX)」、中空型の保温素材「サーモライト(THERMOLITE)」などの機能素材ブランドを展開してきた。いずれの素材も同社がかつて世界初、あるいは世界トップブランドとして君臨してきた名門素材メーカーになる。
これらの繊維事業はデュポンが行ってきたが、2004年に大掛かりな事業構造の一環で、傘下に「ゴアテックス」などを抱える米国の大手複合企業のコーク・インダストリーに売却。2017年には中国の繊維大手である山東如意グループの傘下入りを発表し、その際には伊藤忠商事も出資していた。山東如意の経営不振に伴い、22年には債権者であるファンドが運営にあたっていた。
日本では、繊維大手の東レとの合弁会社である東レ・ライクラが日本で「ライクラ」製造・販売している。東レは、「現時点では事業の継続と供給に関して影響はない。情報収集を進める」とコメントしている。