ファッション

「コーチ」の新ブランド「コーチトピア」がドキュメンタリー映像を公開 ファッションの課題と循環型ものづくりの可能性

「コーチ(COACH)」の新ブランド「コーチトピア(COACHTOPIA)」は、循環型ファッションの製造の舞台裏にスポットライトを当てたドキュメンタリーシリーズ“循環型への道のり(The Road to Circularity)”をリリースした。同シリーズを通して、ファッションの循環する未来に向け、グローバルなコミュニティーに訴えかけていく。

サステナブルファッションの提唱者であり、「コーチトピア」のコミュニティーメンバーでもあるアディティ・マイヤー(Aditi Mayer)がホストを務める同シリーズは、「コーチトピア」と協力して大規模なサーキュラリティー(循環性)を可能にするアイデアを開発している人々やパートナーの元に、製造プロセスを学ぶために世界中を駆け巡る。ドキュメンタリーシリーズの動画はブランド公式SNSとオンラインストアで公開中だ。

エピソード1“廃棄物で作る(Making with Waste)”は、アディティがインドのチェンナイにある皮革製造メーカーのKH エキスポートを訪ねるところからスタート。同社は1987年から「コーチ」のパートナーとして協業しており、「コーチ」のレザー廃棄物をユニークな原料として蘇らせることに挑戦している。アディティはバッグの生産工程における廃棄物の分別から、製品のプロトタイピング、素材のデザイン、生産まで、KH エキスポートの製造プロセスを追う。さらに、廃棄物を使ったモノ作りの可能性を探るだけでなく、情熱と創意工夫をもって課題に取り組んでいるデザイナーや職人、製作者のコミュニティーで繰り広げられるパーソナルな物語も紹介している。

アディティはさまざまな過程を学んだ後、ファッションにおける“完璧”を良しとする既成概念への疑問をブランドと消費者の双方に投げかける。「完璧を求める私たちの文化的な考え方のせいで、レザーの自然なシボ(立体的なシワ模様)が欠点とみなされ、廃棄物が増えることになるとは驚いた。サーキュラリティーとは単に作り方を変えることではなく、考え方を変えることなのだと気付かせてくれた」。

2023年9月に日本上陸した「コーチトピア」は、循環型のものづくりに焦点を当て、Z世代と共に新しいファッションシステムの構築を掲げている「コーチ」の新ブランドだ。完全循環型ビジネスモデルを追求したバッグやアクセサリー、ウエアなどを取り扱う。

問い合わせ先
コーチ・カスタマーサービス・ジャパン
0120-556-750