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「エルメス」でフィットネス?
タイトルを見て、あれ?「エルメス」ってフィットネス系のアイテムを扱っていたっけ?と疑問に思ったら、なんとスカーフ“カレ”を片手に行うヨガ‼︎ 斜め上を行くアイデアに、思わずのけぞりました(笑)。
ユーモアがありますね、「エルメス」の新しい楽しみ方。こんなにユーモアのあるフィットネスイベントなら行ってみたいって思う人は多そうです。このユーモア感覚は「エルメス」の肝ですね。自分でいろいろエクササイズのアイデアを考えてみるのも面白いかも。そして、間違いなくSNS映えしそう。いろんな国の人が「エルメス」片手にエクササイズする図は、想像するだけで楽しいです。
「エルメス」が原宿でフィットネスイベント開催
「エルメス(HERMES)」は10月30日〜11月7日、東京・原宿でフィットネスイベント「エルメスフィット東京(HermesFit 東京)」を開催する。メゾンを代表するアイテムを体験しながらエクササイズを楽しめるイベントになっており、完全予約制・無料だ。予約は10月22日から特設サイトで受け付ける。フィットネスクラスに参加せず会場見学だけも可能で、エルメスのアクセサリーとの新しい出会いを楽しめる。
スカーフ“カレ”を片手に行うヨガ「カレ・ヨガ」やブレスレットを用いて腕の動きに意識を向けながら体幹に働きかける「カラテ・ブレスレット」、ブレスレットを両手につけてスタイリッシュにエクササイズする「バレエ・アームズ・ブレスレット」、革小物をしっかり握りながら優雅で強く柔軟な筋肉を作る「レザーグッズ・ワークアウト」など、さまざまなワークアウトを用意する。さらにベルトと共に呼吸やストレッチをすることで体をリラックスさせる「ベルト・ストレッチ」や頭に乗せた帽子が落ちないようにバランスをとる「ハット・バランス・チャレンジ」など、リラックス・バランスエクササイズも体験できる。
会場はシルクの“カレ”をあしらったサンドバッグが並ぶボクシングリングなど、フォトジェニックな作りになっている。さらに毎日夕方からは、アートパフォーマンスやDJセットなどのライブステージに変身する。
同イベントはグローバルイベントシリーズとして、東京、ニューヨーク、パリ、台北、上海で開催する予定だ。
■「HermesFit 東京」
日程:2021年10月30日〜11月7日
時間: 11:00〜21:00
場所:原宿jing
住所: 150-0001 東京都渋谷区神宮前6-35-6
入場料:無料、予約制
マッシュが来春ウィメンズでも新ブランド シンプルな中に「想像をかき立てる」服
マッシュスタイルラボは2022年春、新ウィメンズブランド「ミースロエ(MIESROHE)」を立ち上げる。ブランド名は近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエ(Mies van der Rohe
)に由来し、「神は細部に宿る」「より少ないことはより豊かなことである」という思想に共鳴。28〜45歳の自立した価値観を持つ女性に向けて、“ジャストモード”をキーワードに過度な装飾を削ぎ落としたシンプルなデザインを打ち出す。
同社の「ミラ オーウェン(MILA OWEN)」で経験を積んだ坂上典子氏がチーフデザイナーを務める。30代になり、他者の評価やトレンドよりも自分の感性や生き方を大事にするようになったという坂上氏。「かわいくみられたい、モテたいというよりも、知的に見えて背筋が伸びる服が欲しいという人が周りでも増えていた。でもそれは、百貨店のキャリアゾーンにあるようなコンサバな服とも、セレクトショップが打ち出しているようなトラッドテイストとも少し違った」という。「市場にないんだったら、自分で作るしかないんじゃないか」。そんな思いで企画書をしたため、社長室に持ち込んだ。
メンズ向けの素材を使用したというウール混のテーラードジャケットは、オーバーサイズながら肩のシルエットを中心にミリ単位で調整し、「女性らしさの中にも芯の強さが感じられる」(坂上チーフデザイナー)ムードにこだわった。ニットは、「知的に見える」リブ幅のミリ単位の調整に多くの時間を費やしたという。価格帯はコートで3万6000円、ジャケットで2万6000円、ワンピースで2万1000〜2万7000円、シャツ・ブラウスで1万〜1万6000円、パンツで9000〜2万1000円。
「今の女性は価値観やライフスタイルの多様化で、洋服選びに割く時間がどんどん少なくなっている」と近藤広幸社長。「ローエの建築は至極シンプルだが、緻密な設計があったからこそ、家具や植物で空間が生きた。これは持論だが、“シンプル”と“デザインしないこと”は全く違う。『ミースロエ』も単なる着やすい服ではなく、細部まで作り込み、『このニットにはジーンズを合わせてみたい』『ワンピースを重ねてみたい』とさまざまな想像をかき立てる服を作りたい」。
同社のファッション領域では、社員の発案による初のブランドとなる。近藤社長は「これまでは自分の頭の中にあるコンセプトを具現化してブランドを作ってきた。社員の熱意からスタートすることで、これまでにないものができるのではないかとワクワクしている」と話す。出店を前提とせず、まずは同社のブランドを集めたECモール「ウサギオンライン(USAGI ONLINE)」及びブランド単独の自社ECで販売する。出店依頼があればケースバイケースで検討し、専門店への卸売販売も行う。売上高目標は当面は年間2億円を掲げる。
なお同社は22年春に30〜50代の男性に向けた初のメンズブランド「アウール(AOURE)」の立ち上げも計画している。
「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。