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「ストリート」と言えばあの伝説がよみがえる

「WWDJAPAN」のスタッフの中で、「ストリート系」と聞いてまずバイクを思い浮かべるのは、おそらく私だけだと思います。ストリート系バイクというのは、軽めの車体で排気量も低く、ワイドハンドルやアップハンドルで操作がしやすい“街乗り”向きのバイクのこと。長距離のツーリングやスピードを楽しむ際には向かないのですが、カジュアルでおしゃれなジャンルです。

「ハーレー」など重厚感のあるバイクが安定的な人気を誇る日本ではあまり流行らなかったのですが、転機となったのが2000年に放送された大ヒットTVドラマ「ビューティフルライフ」です。主演で美容師を演じる木村拓哉さんが、ドラマの中で乗っていたのがヤマハ「TW200」というストリート系バイク。ドラマのヒットとともに売れ行きが爆増し、一躍ストリート系バイクが脚光をあびました。キムタクは美容室への通勤のためにバイクに乗っており、街中を走るためあえてストリート系バイクをチョイスするとは……。当時のドラマ制作陣の細かな配慮には頭が下がります。

「ビューティフルライフ」をリアタイで見ていた男性の多くは、今は「オジさん」世代ですよね。「ストリートとは若さだ」と誰かは言うかも知れないけれど、オジさんだって、ストリートバイクに乗りたいし、ストリートウエアを着たい。今回の記事ではNYで“オジさんの着たいストリートウエア”を紹介しているので、要注目です。

「WWDJAPAN」 ヘッドリポーター
中村 慶二郎
NEWS 01

ストリートファッションに飽きたらココに行け! オジさんのためのNY探訪【ファッション&ビューティパトロール】

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ストリートファッションに飽きたらココに行け! オジさんのためのNY探訪【ファッション&ビューティパトロール】

寅さん、伊丹十三、はたまたパンツェッタ・ジローラモ。一流のオジさんたちにはスタイルがある。クラシックが似合う渋さがオジさんの魅力とも言えるけど、自称ストリートオジさんであるアラフォーの僕は、やっぱり「シュプリーム(SUPREME)」やスニーカーが大好きだ。「ストリートとは若さだ」と誰かは言うかも知れないが、オジさんだって、ストリートウエアを着たい。コロナがすっかり明けて、4年ぶりにNYに来た。今NYには、オジさんの着たいストリートウエアがある。というわけで、自分のスタイルに合うNYの店を独断と偏見でご紹介。(この記事は「WWDJAPAN」2023年7月10日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

「エメ レオン ドレ(AIME LEON DORE)」

世界中のオジさんがその動向に釘付け
「NB」クリエイティブ・ディレクターの店

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NEWS 02

「クロエ」のガブリエラ退任を編集長はどう見る?広がるメンズメイク市場

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週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介する連載。今回はガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)の「クロエ(CHLOE)」退任や、広がるメンズメイク市場の動向など3本の記事を掘り下げる。ニュースの読み方を知るとともに、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いだ。

(この記事は無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

【記事1】
「クロエ」のガブリエラ・ハースト退任 リシュモンが正式に認める

「クロエ(CHLOE)」は、ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)=クリエイティブ・ディレクターの退任を正式に認めた。彼女の退任については6月に噂が浮上していた。ハースト=クリエイティブ・ディレクターによる最後のコレクションは、2024年春夏パリ・ファッション・ウイーク期間中の9月28日に発表する。(全文はこちら

【記者の解説】
リシュモングループと呼ばれるコンパニー フィナンシエール リシュモンは、「カルティエ(CARTIER)」や「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF&ARPELS)」など、多数の時計・宝飾ブランドを抱えています。一方、「クロエ(CHLOE)」や「ダンヒル(DUNHILL)」などのファッションブランドは数が少なく、正直、スケールメリットを発揮しきれていない印象です。ライバルのLVMHやケリングのブランドに比べると、バッグやシューズの開発にも課題がありました。ガブリエラ起用の理由は、そんな課題の解決だったと思います。

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最新号の読みどころ

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。