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脱マスクの本格化はいつ?

 朝、家を出ると、隣の公園でストレッチしている人がいつも通りマスクをしていました。娘の小学校は3月いっぱい着用なので、着用は徐々に減るのかなと思っていましたが、駅も街もここまでマスク着用率が高いとは予想していませんでした。

 脱マスクの本格化は、猛威を振るう花粉が落ち着く頃ですかね?5類に移行してからでしょうか?もうすっかり着用が習慣化していて、なければないでちょっと落ち着かない気持ちになる「個人の判断」初日でした。

「WWDJAPAN」副編集長
小田島 千春
NEWS 01

百貨店そろり「脱マスク」 きょう「個人の判断」初日

 政府方針によって13日からマスクの着用ルールが緩和され、屋内外を問わずに「個人の判断」に委ねられた。しかし初日のきょうは変わらずマスクをする人の姿が目立った。百貨店やショッピングセンターは「マスク着用のお願い」をやめるなど、店内の受け入れ態勢を変えたものの、店内の光景はあまり変わってない。

 10時に開店した松屋銀座本店は「マスク着用のお願い」の掲示や場内放送をきょうからやめた。引き続きエントランスにはアルコール消毒液を置くものの、入店客の体温を計るセンサーは下げた。コロナ以降、エントランスを入口専用、出口専用に動線を分けてきたが、これも撤廃した。エレベーター内の床に貼られた人数制限の表示も外した。従業員はマスク着用を継続する。

 午前中の段階では入店客の多くはマスク姿で、前日までと変わった様子は見られなかった。店内でマスクを外しているのは訪日客がほとんど。日本人でマスクを外す人は数人程度に限られた。同社広報は「まだマスクを外すことに抵抗を持つお客さまが多い」と話す。

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NEWS 02

プーマジャパンとアシックスのトップが語る国内ラン市場の攻略法

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 国内ランニング市場が活気付いている。矢野経済研究所によると、2022年のランニングシューズの国内出荷金額推移(予測)は前年比19.3%増の947億円。コロナ前の19年と比べても100億円拡大している。各社は市場の動きをどう捉え、どんな戦略を行うのか。箱根駅伝でも存在感を示し始めたプーマと、22年12月期に過去最高売上高を記録したアシックスのトップに聞く。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月27日号の抜粋です)。

“草の根”活動でランの新たな選択肢に

萩尾孝平/プーマ ジャパン社長

萩尾孝平(はぎお・こうへい):1973年生まれ。同志社大学商学部を卒業後、1996年にさくら銀行(現 三井住友銀行)に入行。その後、スポーツメーカーでグローバルのフットウエア企画・開発に深く携わる。12年にプーマグループに入り、グローバルのランニングおよびトレーニングカテゴリーのフットウエア企画やビジネス統括を経て21年10月から現職 PHOTO:HIRONORI SAKUNAGA

WWDJAPAN(以下、WWD):スポーツ各社がランニングシューズを強化している。実際に商機が来ている?

萩尾孝平社長(以下、萩尾):ランニングは全てのスポーツの基礎で、パフォーマンスカテゴリーの中でも特にマーケットが大きい。コロナを乗り越え、マラソン大会も開催できるようになった。各国のメーカーが強化するのは当然の流れだ。われわれも2021年から国内パフォーマンスランニングに注力している。

WWD:数ある市場の中で、なぜ日本なのか?

萩尾:日本はグローバルの中でもランニングが根付いている。その象徴が箱根駅伝だ。6時間のレースを2日かけて全国ネットで放映し、老若男女が注目する国は他にない。DOとしてはもちろん、見て楽しむエンタメ性もある。この市場を強化しない手はない。

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最新号の読みどころ

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。