Fashion. Beauty. Business.
カニエとバレンシアガの決別
カニエ、いや今はイェですが、このところ本当にどうしちゃったんでしょうか。2023年春夏の「バレンシアガ」のファーストルックが印象的だっただけに、今回のニュースも非常に残念です。詳細は記事1本目をご覧ください。
23年春夏の「バレンシアガ」は泥の中をモデルが闊歩するショーでした。「自分らしさを探す泥臭い作業」「体を守る服を着て自分らしく生きようともがく」といった意味合いと受け取りましたが、まさに今イェは人生でそういった局面にありそうです。ファッション業界にさまざまな話題を振りまいてきてくれたスターでもあります。彼の心が冷静さを取り戻すことを強く願います。
「バレンシアガ」、カニエとの関係を解消 親会社ケリングが明らかに
「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)との関係を解消した。同ブランドの親会社であるケリング(KERING)が20日に開催した2022年7~9月期の決算説明会の席上で、米「WWD」がイェに関する質問をしたことで明らかとなった。
ケリングは、「『バレンシアガ』は当該アーティストとの関係を解消しており、今後もプロジェクトなどで協業する予定はない」と回答。米「WWD」によれば、それ以上の説明はなかったという。
イェはここ数週間、さまざまな“問題行動”を起こして物議を醸している。3日には、自身が手掛ける「イージー(YEEZY)」のショーに、“White Lives Matter(白人の命も大切)”と背面にプリントされたTシャツを着用して登場。これは人種差別に抗議する“Black Lives Matter(黒人の命は大切)”に対抗して白人至上主義者が作った、ヘイトを助長するスローガンとして知られている。
これによってイェは大きな批判を浴びたが、その後もLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者のほか、元妻のキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の家族やファッションエディターらに対する暴言や、反ユダヤ主義的な発言などをソーシャルメディアに投稿。ヘイトスピーチに関する規則に違反したとしてツイッターやインスタグラムのアカウントを停止されると、米国の保守系SNS「パーラー(Parler)」の買収に乗り出し、18日には基本合意に至っている。
「バレンシアガ」は、これまで複数回にわたってイェと協業している。22年1月には、「イージー」と「ギャップ(GAP)」のコラボレーションライン“イージー・ギャップ”とのコラボプロジェクト“イージー・ギャップ エンジニアド バイ バレンシアガ(YEEZY GAP ENGINEERED BY BALENCIAGA)”を発表。このトリプルコラボは大きな話題を呼び、2月に第1弾を、5月に第2弾を発売したほか、7月にはスマートフォンやモバイル機器で遊べるオンラインゲームを発表した。なお、イェは“イージー・ギャップ”に関して「ギャップ」側に契約不履行があったとして、9月に同ブランドとの契約を解除している。
イェは22年2月にアルバム「Donda 2」を発売しているが、それに先駆けて21年末に行われたリスニングイベントは、「バレンシアガ」のデムナ(Demna)=アーティスティック・ディレクターがクリエイティブ・ディレクターを務めた。また、「バレンシアガ」23年春夏コレクションのショーでは、イェがファーストルックを着用してランウエイを歩いているが、その画像などは現在「バレンシアガ」の公式サイトから削除されているという。なお、現時点で、「バレンシアガ」はイェとの関係を解消したことについて公式なコメントは発表していない。
「売らない店」に大行列、写真で見る「シーイン」大阪店(全71枚)
「シーイン」が大阪・心斎橋の「ユニクロ」跡地に、期間限定店をオープンした。10月22日のオープン日には、4000人以上が行列を作り、オープン後も行列が絶えることはなく、翌日にも6000人以上が並んだという。「シーイン」はリアル店舗を持たず、販売は自社の通販サイトのみというD2C型のビジネスモデルで、この店舗も販売は行わず、買いたい場合は展示アイテムのQRコードを読み込んで通販サイトで購入する。9つ試着室とフォトスポット、デジタルサイネージ、ガチャガチャを設置したショールミングストアになる。ショッパーはガチャガチャを回すともらえるようになっている。インフルエンサーや業界関係者を招いたプレオープンから当日まで、行列のできる「売らない店」の全貌をフォトグラファーの山口真一が撮り下ろした。
記録的な熱波に見舞われた今季のメンズ・ファッション・ウイークは、価値観をアップデートする2つの意味での「解放」がキーワードになりました。1つは、堅苦しいイメージも強い伝統的なテーラードスタイルからの解放。もう1つは、「男はこうあるべき」という固定観念からの解放です。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」に象徴される、繊細さや脆さを併せ持つしなやかなマスキュリニティー(男性性)の表現を起点に、メンズファッションの現在地を総括します。