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人生は続いていくから面白い

 篠原ともえさんの快進撃が止まりません。ランドセルを背負い、ビーズアクセサリーをじゃらじゃらつけた“シノラー”をかつてお茶の間で見ていましたが、あの“シノラー”が年齢を重ねてこんなにすてきなクリエイターとして活動されていることに、同世代として元気をもらいます。

 芸人さんなどを形容する際に“一発屋”という心ない言葉がありますが、今の時代はユーチューブなど活躍の場が増えたことで、かつてなら“一発屋”とされた方が二発、三発とその後も実は当てているということを知る機会が増えています。ソロキャンパー代表となったヒロシさんがまさにそうですね。篠原さん含め、その後の活躍を知るとき、人間って面白いな、頑張っている人生ってすてきだなと思います。なにも芸能人だけでなく、われわれ一般の会社員もそれは同様ですよね。

「WWDJAPAN」編集委員
五十君 花実
NEWS 01

篠原ともえが吉田拓郎の最後のアルバム「ah-面白かった」LP盤で衣装、ジャケットのデザインを担当

 篠原ともえが吉田拓郎の最新アルバム「ah-面白かった」のアナログLP盤に衣装デザイナー、ジャケットのアートディレクターとして参加した。本作は吉田にとって最新にして最後といわれるアルバムで、アナログLP盤は8月10日に数量限定で発売する。

 ジャケットの世界観は吉田のアイデアをベースにしたもので、自身の母の若かりし頃に想いを馳せたイメージを採用している。ビジュアルには俳優の奈緒を起用し、撮影は1975年に吉田が5万人を集めてオールナイトで開催した伝説の野外コンサート「吉田拓郎・かぐや姫 コンサート インつま恋」の開催地であった静岡県のつま恋で行った。

 吉田は今回の共作について「このLPアルバムが企画された時に『シノハラにデザインをお願いしよう』と思い、そして今、心から『感激で満足の仕上がり』になった事を喜んでいます。君のアイディアは僕に刺激と同時に『幸せ』をプレゼントしてくれました。本当に有難う!」とコメントした。

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NEWS 02

阪急うめだ本店に新ドレス売り場 ぜいたくな空間で新富裕層もてなす

 阪急うめだ本店は、高級ブランドのドレス売り場「ザ ディー ギャラリー(THE D GALLERY)」を5階特選フロアに6月29日オープンした。2016年に開いたロングドレス主体の売り場「ドレスギャラリー」を移転し、名称もコンセプトも刷新した。コンテンポラリーなドレスを強化するとともに、新たにジュエリーのほか、パーティーのための酒やスイーツ、生花なども用意する。社交シーンをトータルプロデュースすることで、30〜40代の新しい富裕層を呼ぶ。ドレス1着あたりの中心価格は30万〜100万円超。

 売り場面積は併設のサロンを含めて165平方メートル。取り扱いブランドは「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」「アーデム(ERDEM)」「エスカーダ(ESCADA)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「トム フォード(TOM FORD)」など。カジュアルなパーティーにも対応するよう、ジャケットやパンツもそろえる。7月26日まで「トモコイズミ(TOMO KOIZUMI)」のドレスを正面に並べてオーダー会を実施する。期間中にはデザイナー小泉智貴氏が訪れて接客にあたる受注会を開く。

 ラグジュアリー商品部マーチャンダイザーの溝口弘平氏は「増えている新しい世代の富裕層のお客さまの期待に応える空間を目指した」と話す。

 移転前のドレスギャラリーに比べて売り場に置くブランドや商品の点数は絞り込み、接客するスペースを広く取った。予約した顧客の好みに応じて、同じフロアの高級ブランドからドレスを取り寄せ、売り場の品ぞろえを変えることもできる。売り場内に仕切りを設け、プライベートな空間も確保することも可能だ。奥にあるサロンはゆったりとしたソファーでくつろぎながら、接客を受けたり、採寸や試着ができる。オンラインで海外の人気ブランドの本社とつなぎ、デザイナー本人から商品説明を受けるサービスも実施する。

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最新号の読みどころ

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。