ゴッツとは

　Global Organic Textile Standardの略称。2002年にオーガニック製品に関する複数団体により策定。原材料のオーガニック認証と紡績・織布・染色加工など生産工程にも厳しい基準を設けている。たとえば「原料や助剤などに遺伝子組み替え技術は使わない」「最終製品に残留物がない」「水・エネルギーの使用や廃棄物に関して環境目標を設置している」「動物の生体実験をしない」など。認証されたオーガニック繊維が製品の90％以上の「Organic」と70％以上の「Made with Organic」がある。

　UNESCO-IHEによると、１枚のTシャツが出来上がるまでには、2720リットルの水が使われている。また米国拠点のNPOテキスタイル・エクスチェンジによれば、オーガニックコットンの生産に必要とされる淡水は、従来のコットンに比べ91%も少ないとされている。オーガニックコットンの生産量は増加しているが従来のコットンの生産量と比べると圧倒的に少なく、全体の1％程度。