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まだまだ続くデザイナーの交代劇
業界そのものの再定義が迫られているラグジュアリーやデザイナーズの世界では、まだまだデザイナーの交代劇が続いています。そして米「WWD」は週末、「モスキーノ」や「アルベルタ フェレッティ」「ポリーニ」などを擁するアエッフェ社が従業員の1/5〜1/6に相当する最大200人強をリストラする計画があることを伝えました。
中国からアメリカへの傾倒、高くなりすぎた商材の見直しなどを進めながら、いよいよ各社は年始から新デザイナーによる新コレクションを発売します。それがどのように受け止められ、どのくらい売れるのか?3カ月前の取材が結果となって現れてくるこれからに注目したいと思います。
「ヴェルサーチェ」のダリオ・ヴィターレが1シーズンで退任 プラダグループによる買収完了直後に
「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーが、わずか1シーズンでブランドを去ることが明らかになった。ダリオの退社の時期や後任については不明。
「ヴェルサーチェ」は、2日前にプラダグループへの売却が完了していた。ダリオは2026-27年秋冬コレクションの発表に向けてショー会場探しに奔走していたというが、一方でデザイナーの長期的なビジョンに疑問を抱く人もいたようだ。また、もともと「ミュウミュウ(MIU MIU)」のデザイン・ディレクターを務めていたダリオはプラダグループ外でのキャリアを志向しており、彼にとって「ヴェルサーチェ」の同グループ入りは想定外だったとも言われている。
ブランドのエマニュエル・ギンツブルガー(Emmanuel Gintzburger) 最高経営責任者は同社に留まるようだが、プラダグループのパトリツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)会長とミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)の息子であり、グループのCSRを統括するロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli)が「ヴェルサーチェ」のエグゼクティブ・チェアマンに就任する見込みだ。
「ブリオーニ」のデザインディレクター、ノルベルト・スタンフルが退任 「ヴェルサーチェ」に続いて
ケリング(KERING)傘下の「ブリオーニ(BRIONI)」は、デザインディレクターのノルベルト・スタンフル(Norbert Stumpfl)がブランドを去ることを発表した。後任はわかっていない。「ブリオーニ」は、「長年にわたる貢献に深く感謝する。ノルベルトは軽やかかつ控えめなブランドのコンセプトを的確に解釈し、伝統を尊重しながらも現代的に男性のワードローブの進化に貢献した」と述べる。
オーストリア出身のノルベルトは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「アディダス(ADIDAS)」を経て、「ランバン(LANVIN)」や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」ではメンズのヘッドデザイナーを担当。「ベルルッティ(BERLUTI)」でもデザインの責任者を務めていた。「ブリオーニ」には2018年に参画。この間に就任前の数シーズンにわたる不安定な状況を改善し、カジュアルなスタイルを加えながらニットなどのラインナップを拡大し、ウィメンズ・コレクションを本格始動させている。
イタリアのファッション業界では、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のダリオ・ヴィターレ(Dario Vitale)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーがわずか1シーズンでブランドを去ることが明らかになったばかり。
3月30日発売の「WWDJAPAN」は、2026-27年秋冬東京コレクションの特集です。他にも「バーバリー」のジョシュア・シュルマンCEOや、そごう・西武の田口広人・社長へのインタビューを掲載。エスティ ローダーとプーチが合併協議など話題を豊富に収めています。