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韓国系注目ブランド上陸
「マリテ + フランソワ ジルボー」と聞いて、40代以上の方は「懐かしい!」となるのでは?その「マリテ」が今、韓国経由で再び若者たちの注目を集めています。韓国で今注目のブランド3選を"3MA(サンマ)”と言ったりするらしいですが、その1つが「マリテ」なんだそう(どのブランドも頭文字MAから始まるので3MA)。
その「マリテ」、伊藤忠商事がyutoriをパートナーに日本で2024年秋冬から販売するそうです。yutoriといえば先日は小嶋陽菜さんのブランドの買収でも話題になりました。勢いがありますね。というわけで、「マリテ」とyutoriに注目です。ちなみに、yutoriはYouTubeで「ゆとらない日々」というチャンネルを運営しており、本日紹介する1本目の記事のタイトルはそれをもじってます。
ゆとらない強力タッグ!? 伊藤忠とyutoriが韓国人気ブランド「マリテ +」独占販売
伊藤忠商事はこのほど、韓国の人気ブランド「マリテ + フランソワ ジルボー(MARITHÉ + FRANCOIS GIRBAUD)」の独占輸入販売権を取得した。日本市場の販売パートナーはyutoriになる。両社は2024年秋冬から販売する。
「マリテ + フランソワ ジルボー」は1972年にフランス人デザイナーの2人がデニムブランドとして創業。19年に韓国のアパレル企業LAYER社がマスターライセンス権を取得後、Z世代を中心に人気を集めていた。
伊藤忠とyutoriは24年秋冬ではポップアップを中心に展開し、25年春夏シーズンからはファッションビルや百貨店に直営店を出店していく考え。
yutoriはこの提携を10月7日夕方に発表すると、本日8日の株価が一時前日の終値から8.6%増の2644円をつけていた。24年6月発行のyutoriの有価証券報告書によると、最大の仕入先は豊島で、今年から伊藤忠が2位に入っていた。
ワールド傘下の投資会社がライトオンにTOB

ワールドは子会社の投資会社W&Dインベストメントデザイン(以下、W&D)を通じて、ライトオンへの公開買付(TOB)を実施する。買い付けは一株あたり110円、最大で約20億円になる。
TOBは創業家の資産管理会社である藤原興産への第三者割当増資と組み合わせて実施。ライトオンの創業者である藤原政博・前会長ら創業家の持ち分は51.93%になり、TOBに同意している。TOBが成立後にライトオンはW&Dの子会社になり、ワールドの持分法適用会社になる。
ライトオンはコロナ禍以降、苦戦が続いており、2024年8月期は売上高が前期比17.3%減の388億円、営業損益は50億円の赤字、純損益は121億円の赤字で、6期連続の最終赤字に沈んでいた。ワールドのMDや店舗開発のノウハウを注入し、再建を図る。
W&Dはワールドと日本政策投資銀行が共同で設立した投資会社で、これまでバッグの「ヒロフ」、セレクトショップの「ストラスブルゴ」などの買収を行っている。
「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。