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「グッチ」のぜいたくなサロン

「グッチ」が銀座・並木通りの旗艦店に、世界2店舗目となる「グッチサロン」を開きました。こんなラグジュアリーな空間を貸し切って買い物やサービスが受けられるとは、なんてぜいたくな体験なのでしょう。そろそろミケーレ以降のコレクションが店頭にそろい始める時期ですし、9月には新クリエイティブ・ディレクターのサバト・デ・サルノによるコレクションデビューも控えています。少しずつ変わり始めた「グッチ」の今後を占う新しい取り組みの一つになりそうです。

大塚 千践
NEWS 01

世界2店目「グッチサロン」が銀座に 完全予約制でラグジュアリーなサービスを提供

「グッチ(GUCCI)」はこのほど、銀座・並木通りに構える旗艦店「グッチ並木」3階に日本初となる完全予約制の「グッチサロン(GUCCI SALON)」を新たに設けた。今年4月にロサンゼルスのメルローズ・プレイスにオープンした「グッチサロン」に続く世界2店舗目になる。

「グッチサロン並木」では、一人ひとりのニーズと希望に合わせたオーダーメードの体験を提供。ハンドバッグやシューズは、クロコダイルなどのプレシャスレザーで仕立てたモデルやクリスタルやダイヤモンド、18Kゴールドをあしらったデザイン、また今年誕生70周年を迎えたアイコンシューズのホースビット ローファーやシグニチャーのハンドバッグ“グッチ ホースビット 1955”は、18Kイエローゴールドにパヴェダイヤモンドを使った特別なデザインなどをそれぞれオーダーすることができる。さらには、ハードタイプのスーツケースを復刻したトラベルコレクション「グッチ・ヴァリジェリア(Gucci Valigeria)」やハイエンドなファインジュエリー&ウオッチのコレクション、インテリアの「グッチ デコール(Gucci Decor)」、スーツのメイド・トゥ・メジャーやメイド・トゥ・オーダーも楽しむことができる。

また、ラグジュアリーでおもてなし精神のあるサロン文化にインスピレーションを得たサービスを提供するため、コレクションテーマや季節に合わせてキュレーションされるアートをディスプレーしたり、銀座ならではの文化を融合した多様なワークショップやイベントを開催したり、「グッチ並木サロン」でしか体験できない空間を演出する。

「グッチ並木サロン」を皮切りに、来年にかけて、ロンドンやニューヨーク、パリ、ミラノ、ドバイ、香港、上海、台北といった都市にオープンする予定だ。

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NEWS 02

アシックスが“走ること”を支援する複合施設を改装オープン 朝比奈彩がPR大使に就任

「アシックス(ASICS)」は8月25日、東京・丸の内にある「アシックスラン東京丸の内(ASICS RUN TOKYO MARUNOUCHI)」をリニューアルオープンする。それに先駆け、23日に同所で発表会を開き、モデルの朝比奈彩をPRアンバサダーに任命した。朝比奈は小学3年から高校3年まで、約10年陸上競技を経験。「走ることはポジティブ思考になれる。体を動かしながら心も元気でいることが重要。みんなポジティブに生活したい願いあるので、そのときに『ランニング』というワードが出てくれればうれしい」と語り、同施設について「頑張りたいけど、どう頑張ればいいかわからない人にぜひ来てほしい」と呼びかけた。

リニューアルした「アシックスラン東京丸の内」は、ランニングに関わる一連の流れを全て同所で完結することを目指す複合施設だ。ランニングイベントへの登録、ランニングアイテムのレンタル利用ができるほか、ベテランランナーから初心者、それぞれに合ったトレーニングメニューとアドバイスを提供する。ランナー同士の交流を図るイベントなども開催し、ランナーのモチベーションアップも狙う。また、一流のトップアスリートが活用する能力診断分析が可能な測定機器や、ランナーの足に合った商品コンサルテーションなども活用し、大会に向けてランナーのパフォーマンスアップを支援していく。

発表会に登壇したアシックスジャパンの落知勇取締役DTC統括部長は「パフォーマンスアップを求めるシリアスランナーに向けた拠点でありながらも、特に女性ランナーに一歩踏み出すきっかけの場になってほしい」と述べ、「走る喜び、そして心と体が満たされるランニングステーションでありたい」とコメント。朝比奈はランニングに抵抗を感じる人に向け、「最初は『散歩してみようかな』でもいい。そうすると『じゃあ走ってみよう』って思えて、そこからどんどん距離を長くしてランニングを身近に感じていけるのかな。継続して行って、健康でいてほしいですね。走ることは健康と美容の近くにあるんじゃないかな」と提案した。

この日、朝比奈は同ブランドの秋冬コーデを披露した。濃いピンク色のランニングウエアで、「色合いがとってもかわいい。着心地もよくて着ていないような軽さ。これからの季節、体温調整が難しいので1枚羽織るだけでもいいですよね。はっ水加工もあるので、突然の雨にも対応できます」と笑顔で最新アイテムもアピールした。

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最新号の読みどころ

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。