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「ヘルムート ラング」再び

「90年代に一世を風靡したデザイナー」に若い人たちが注目していて、リバイバルしている!という4月24日号で特集した流れにドンピシャですよね。“ミニマリズム”の旗手として熱狂を生み出しましたが、ネットで掘ってもなかなか情報が出てきません。今、だいぶ新鮮かも。

ピーター・ドゥというのも楽しみですし、ファーストリテイリング傘下でグローバルなデザイナーズブランドとして復活してほしい!記事にある「新しくてエネルギッシュな服」に期待です。

小田島 千春
NEWS 01

ピーター・ドゥが「ヘルムート ラング」のクリエイティブ・ディレクターに就任

「ヘルムート ラング(HELMUT LANG)」は、デザイナーのピーター・ドゥ(Peter Do)を5月15日付でクリエイティブ・ディレクターに任命した。同氏はウィメンズとメンズの全クリエイティションを担当し、初コレクションとなる2024年春夏コレクションを9月開催のニューヨーク・ファッション・ウイークで披露する。なお、自身のブランド「ピーター ドゥ」は今後も継続する。

「ヘルムート ラング」は1986年の設立。90年代にファッションの一大潮流となったミニマリズムを象徴するブランドの1つとして人気を博した。しかし、2005年に創業デザイナーであるヘルムート・ラングがファッション界を離れ、06年以降はファーストリテイリンググループのリンク・セオリー・ジャパンが運営している。その後、「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」のシェーン・オリバー(Shayne Oliver)やマーク・ハワード・トーマス(Mark Howard Thomas)ら複数のデザイナーがさまざまな形でブランドに携わったものの大きな成功には至らず、最近はスタジオのチームがデザインを手掛けていた。

ドゥ新クリエイティブ・ディレクターはベトナムで生まれ、14歳で米国に移住した。ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology)で学び、14年に「LVMH グラジュエーツ プライズ(LVMH Graduates Prize)」で優勝。フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)が率いた時代の「セリーヌ(CELINE)」で2年、「デレク ラム(DEREK LAM)」で1年半の経験を積んだ後、18年に「ピーター ドゥ」を立ち上げた。高いテーラリング技術を生かした、斬新かつ上質なリアルクローズは高く評価され、瞬く間に人気ブランドに。23年春夏コレクションからメンズウエアに進出。韓国の大手芸能事務所SMエンターテインメント(SM ENTERTAINMENT)と提携していることから、同事務所に所属するNCT DREAM(エヌシーティードリーム)のジェノ(JENO)らがショーに登場して大きな話題を集めた。

ドゥ新クリエイティブ・ディレクターは、「ヘルムート・ラングほど先鋭的な考え方を体現した人物はいない。そのレガシーを次章へと導いていく役割を任されたことを、心から光栄に思う。ブランドが拠って立つ基礎を学び、自分らしさを表現するに当たっての可能性をインスパイアする、新しくてエネルギッシュな服を作り続けていきたい」と語った。

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NEWS 02

米「M・A・C」が32年ぶりにリサイクルプログラムを一新 クローズ・ザ・ループと提携

メイクアップブランド「M・A・C」はこのほど、1990年に開始したリサイクルプログラム「BACK TO M·A·C」を一新する。米国で新たにクローズ・ザ・ループ(CLOSE THE LOOP)と提携するほか、再生プラスチックを提供する企業プラスチックス・フォー・チェンジ(Plastics for Change)へ10万ドル(約1330万円)を寄付する。日本では、対象の空き容器10個と“リップガラス”(税抜2300~2500円)1本を交換していたが、3月末で一時休止。新たな内容に見直す予定だ。

同プログラムは32年前にスタートし、消費者が「M・A・C」の空き容器を郵送、またはブランドのカウンターに返却することで、好きな商品と無料で交換できる仕組みで埋め立て廃棄物の削減を目指してきた。米国では2022年の1年間で、約930万本のリップスティックに相当する34万ポンド(約15万4000kg)以上の空き容器を回収した。

クローズ・ザ・ループとの提携により、米国で年間約66万ポンド(約30万 kg)の商品を回収し、23年は22万〜44万ポンド(約10万〜20万kg)をリサイクルできると見込む。返送された空き容器は厳格なプロセスで処理し、自治体ではリサイクルできないとされるものも含め、新しい商品にリサイクルする。

「M・A・C」のアイーダ・ムダチルー・レボワ(Aida Moudachirou-Rebois)=シニア・バイス・プレジデント兼グローバル・チーフ・マーケティング・オフィサーは、「『BACK TO M·A·C』が誕生したとき、今ほどリサイクルへの関心は高くなく、クローズ・ザ・ループのようなパートナーもいなかった。われわれはリサイクルする量と方法のどちらも改善したい。目標は、商品提供と消費者の体験を損なうことなく、商品のライフサイクル全体を通じてより責任ある選択をすることだ」と語った。

リサイクルプログラムの強化に加え、環境負荷軽減のための取り組みにも投資しており、25年までにパッケージの60%をリサイクル素材で詰め替え・再利用可能なものにし、プラスチックの50%をPCR(ポストコンシューマーリサイクル、消費者が使用済みの商品を回収し再生資源化すること)素材にすることを目標とする。

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