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ユーチューバーを社外取締役に

 ユーチューバーが社外取締役に抜擢される時代かーと思いましたが、記事を読んで納得しました。ワークマンに関する動画を311本も上げていて、再生回数は1356万回というのは筋金入りですね。ワークマン躍進の原動力の1つと言っても過言ではないでしょう。

 単なるコラボ相手ではなく、社外取締役として迎え入れたいと経営陣を思わせるほどにワークマンを愛し、研究しているのでしょう。話題性も高く、役員の女性比率アップも図れますね。

「WWDJAPAN」副編集長
小田島 千春
NEWS 01

ワークマンの社外取締役にユーチューバーの「サリーさん」

 ワークマンは8日、ユーチューバーでブロガーの「サリーさん」こと濱屋理沙氏を社外取締役に起用すると発表した。6月29日の株式総会を経て正式に就任する。

 キャンプが趣味のサリーさんは、2018年からワークマンに関する情報をブログやユーチューブで発信してきた。キャンプブログ「ちょっとキャンプに行ってくる。」のほか、ユーチューブのチャンネル登録者は4.3万人いて、ワークマンに関する動画311本の再生回数は1356万回に達する。

 サリーさんの影響力に目をつけた同社は公式アンバサダーの第1号に起用して、溶接工のための燃えにくい作業服を応用したキャンプ用のアウターを共同開発した。同製品は累計販売40万着を超えるヒット商品になった。現在では“サリーパーカー”など自身の名前をつけた商品も出しており、ワークマンファンの間では知られた存在になっている。現在、出店拡大を進める戦略業態「#ワークマン女子」もサリーさんとの取り組みの中で企画された。

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NEWS 02

「ユニクロ」“ラウンドミニショルダーバッグ”が大バズり 英国のTikTok投稿がきっかけ

 「ユニクロ(UNIQLO)」の“ラウンドミニショルダーバッグ”(税込1500円)が売れている。最初に火がついたのは海外から。英バース在住の @caitlinphillimore が約1年前にアップしたバッグの大容量ぶりを紹介するTikTok投稿がバズり、それ以降売れ続け、「EU圏で非常に好調。特に英国が売れているが、同じくらい独、伊、オランダでも売れている。日本でもバッグカテゴリーの中で1位」(広報担当者)という。ファッションEC検索サイト「リスト(Lyst)」による、「2023年1〜3月に最も検索されたプロダクト」1位にも選ばれた。

 「リスト」の発表資料によると、同バッグは「20米ドル(約2680円)以下で売られており、われわれのランキングに登場したアイテムで史上最安値」。確かに、同バッグに続く2位は「リック・オウエンス(RICK OWENS)」のサングラス、3位は「スキムス(SKIMS)」のボディースーツといった具合だ。

 好調な売れ行きを、英一般紙の「ガーディアン(The Guardian)」やファッションビジネスメディア「ビジネス オブ ファッション(Business of Fashion以下、BoF)」なども記事にしている。「通常、“イットバッグ”は『ディオール(DIOR)』『プラダ(PRADA)』『グッチ(GUCCI)』といった一流のラグジュアリーブランドから生まれるが、今シーズンは違う」と「BoF」の記事。

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最新号の読みどころ

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。