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「何かお探しですか?」から始まらなかった接客でお買い物
3連休の初日は、久しぶりにリアル店舗へと買い物に出かけました。最初のお店は、出ました、いつも通りの「何かお探しですか?」と「よかったら試着できますので」。心の中で、「いや、アウトレットフロアで『何かお探しですか?』もなくないですか?」と心の中でちょっとだけ思い、そのまま失礼しました。
2店舗目は、着ていたコートのサイズ感から想像を膨らませてくれたのでしょう。「オーバーサイズの洋服は、あちらにいっぱいあります」からスタート。薦められたオーバーサイズの洋服から紺ブレを買おうと思い、LとXLで迷って(166cmのクセにw)聞いてみたら、「Lでも、オーバーサイズ感は十分。それ以上大きくなると、袖口とか気を使いますよ」と教えてもらい、XLは試着せずにLを買いました。サイコーにハッピーでしたw。
これからのリアル店舗には、こんな風に「なりたい自分」を探してくれる接客を求めたい!そこで、「そんなを接客しています!」というお店と、「そんな接客で『新しい自分』を探してみたい!」みなさんを募集しています。詳しくは、「WWDJAPAN.com」のピックアップの4本目の記事から!本日午前中までにお申し込みくださいw!
セレクト大手3社が合同勉強会開催 対面接客で「気持ちを揺さぶるスキル」を学ぶ
ユナイテッドアローズ(以下、UA)、ベイクルーズ、ビームスはこのほど、恒例の3社合同の販売員勉強会を開催した。今年のテーマは「対面接客の情緒的価値を知る」。各社から販売歴1~3年の若手販売員が参加し、ロールプレイング形式で販売員スペシャリストの接客を体験した。
UA丸の内店で行われたロールプレイングは、3人の若手社員と販売スペシャリスト1人がチームとなり、1人10分の接客を体験した。ビームスの若手社員・吉澤太地さんは、販売歴約35年のユナイテッドアローズ明石達司さんの接客を受けた。明石さんは、ダブルジャケットの購入を迷う吉澤さんに声をかけ、シーン別にシャツやネクタイなどを巧みに提案。「気になるとしたら、袖の丈感ですね。あと1cm短くすれば、ぐんときれいにきれますよ。お直しもお任せください」とこだわるべきポイントも丁寧に伝えた。
接客を受けた吉澤さんは、「全体的なトーンの明るさと商品を触る所作の美しさに感動した。スムーズな提案で、新しいアイテムに挑戦する時の不安な気持ちが自然になくなった。自分はお客さまのパーソナルな部分に入っていくことが苦手だったが、明石さんのように会話の中でヒントを見つけ、広げていく技を実践したい」と語った。
明石さんは、「商品情報は誰でも簡単に手に入る時代だからこそ、そのお客さまに合わせた着こなしなど、プラスアルファの何かを持ち帰ってもらうことを心掛けている。また、『僕はこのパーカの合わせがすごく好きなんです』とあえて自分の情熱を語ることも、お客さまから信頼を得て距離を縮めるテクニックの1つ。難しいことに挑戦しようとせず、まずは親切・丁寧・笑顔を徹底することから始めてみてほしい」と若手販売員へエールを送った。
今年は、実店舗での付加価値のある接客体験を生み出すことが各社共通の課題として上がった。UA販売支援部教育チームの五十嵐保行氏は、「コロナ禍の中で、(接触を避ける傾向があることから)必要なことを端的に回答する事務的な接客が目立つようになった。しかし、わざわざ来店してくださるお客さまは、物欲を満足させることではなく、感動を求めている。今販売員に必要なことは気持ちを揺さぶるスキルだ」という。特に若手販売員は、ECでの買い物に慣れている世代で、客としての接客体験がそもそも少ない。3社が協力し、リアルな接客の場を設けることで、オンラインの研修では伝わりづらい、接客時の視線や距離感、所作などの大切さを理解する機会になった。
SATC続編の影響で「ヴァレンティノ」のドレス検索数が急上昇
人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY以下、SATC)」のリブート版「アンド・ジャスト・ライク・ザット(And Just Like That)」の最終回が米国で配信され、作中で着られていた衣装の検索数が急上昇している。1998年に放送を開始して以来絶大な人気を誇るドラマの新作として、ファッションにも注目が集まっていた。
中でも話題をさらったのが、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)演じるキャリーがパリでのシーンで着ていた、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」2019年春夏コレクションのオレンジ色のドレス。複数のファッションECサイトからセールアイテムを一覧できるサービスを提供する「ラブ・ザ・セールス(LOVE THE SALES)」によると、最終回の配信後24時間以内で、“ヴァレンティノ ドレス”の検索数は1085%、“オレンジ ロングドレス”の検索数は194%と、それぞれ急上昇した。
ほかにも、作中のウエディングシーンでキャリーが着用した「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」のエメラルドグリーンの花柄ドレスやレースジャケット、グリーンに輝くオニキスのネックレスなどが注目を集めた。同サイトでの検索数はそれぞれ、“レースジャケット”が214%、“グリーン パールネックレス”が171%、“花柄のドレス”が117%上昇したという。
「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。