Fashion. Beauty. Business.
神戸系ファッション企業の系譜
ワールドが神戸本社の土地・建物を売却すると発表しました。ポートアイランドの中でも一際高いビルです。売却後も2年間は移転せず、その後も神戸に本社機能は置き続けるそうです。
このニュースで再認識しましたが、ファッション関連で神戸企業は意外と多い。ワールド以外にも、子供服のファミリア、婦人服のジャヴァコーポレーション、真珠のTASAKI、セレクトショップのビショップ、そしてシューズのアシックス。東京、大阪に次ぐファッション都市と言えるかもしれません。海外文化をいち早く取り入れてきた港町・神戸の系譜というのは、今も脈々と続いているように思います。
ワールドが神戸本社ビルを売却 ポートアイランド・ファッションタウンに立地
ワールドは7日、神戸市ポートアイランドの神戸本社の土地・建物を売却すると発表した。物件は8295平方メートルの土地に、地上27階・地下1階で延べ床面積は3万4847平方メートルの規模。売却先は東証プライムの上場会社1社で、売却額は非開示とする。引き渡しは2月末を予定する。
売却後2年間は売却先から賃貸(リースバック)することで本社機能を維持する。その後は、神戸市内の利便性の良い場所に本社を移転する。
売却する本社ビルはポートアイランドの神戸ファッションタウンと呼ばれるエリアに立つ。神戸市による1973年の「ファッション都市宣言」を受けて、81年開催のポートアイランド博覧会の跡地を整備したエリアだ。80年代の好景気を受けて神戸を拠点にするファッション企業が次々に本社ビルを建築した。ワールドの本社ビルも84年に完成していた。ただ近年はオフィスの移転が相次いでおり、隣接地に85年から神戸本社を置いてきたアシックスも25年に三宮に移転している(現在は仮オフィスで、27年に竣工予定の三宮のビルに移る)。
ワールドの2026年2月期連結業績において、固定資産売却損約18億円が発生する見通し。一方でライトオンの完全子会社化に伴う段階取得利益などの一時的な利益計上があり、損益が相殺されるため、影響は軽微としている。
ロート製薬がタイのスキンケア「タン」を買収 アジア発ウェルネスで成長加速

ロート製薬は7日、タイのナチュラルスキンケアブランド「タン(THANN)」を展開するウェルネス関連企業タン オリザ(Thann Oryza Co., Ltd.)を買収すると発表した。3月31日付で創業者などから議決権ベースで51%の株式を取得する。取得額は非公表。グローバル市場での新たな成長機会の創出と持続的成長につなげる。
「タン」は米ぬか油やシソなど、アジアで古くから親しまれてきた植物由来成分を活用した「ホリスティックビューティー」を掲げ、2002年にブランドを立ち上げ、翌年に創業した。フレグランスやスキンケア、ヘアケア、バス・ボディー製品を展開し、世界各地の高級ホテルやスパでアメニティーや施術メニューとして採用されている。
現在、タイ国内では直営店を運営するほか、海外では中国、香港、日本、モンゴルなどを中心に代理店を通じて展開。事業展開国は14カ国に及ぶ。日本には04年に進出し、麻布台ヒルズや表参道ヒルズ、伊勢丹新宿店など5つの直営店を構える。
スパ・ウェルネス事業では、タイ、香港、日本で計16店舗のスパ施設を運営する。日本ではパークホテル東京とANAインターコンチネンタルホテル東京でスパを展開している。
ロート製薬の2025年4〜9月期決算は、売上高が前年同期比18.1%増の1642億円、営業利益が同8.6%増の193億円、経常利益が同32.4%増の246億円、純利益が同36.6%増の176億円だった。全地域で増収となり、アジアと欧州が成長をけん引した。