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次なる注目はキラキラスタイル!

6月26日発行の「WWDJAPAN」、お手に取っていただけましたか?今回は恒例となっているウィメンズのリアルクローズトレンド特集ということで、人気ブランドの2023年秋冬展示会を取材し、傾向をまとめました。コロナ明けで夜のお出かけシーンが増えているということで、表紙もそんなイメージで新宿で撮り下ろしました!

各社の秋冬展では、ラメやサテン、ラインストーンなどをポイントにしたキラキラスタイルが注目を集めていました。特集でもそこにフォーカスしていますが、ファレルによる「ルイ・ヴィトン」メンズのデビューショーを見たら、後半はキラキラアクセサリーの嵐じゃないですか!性別関係なく、キラキラスタイルは今後必須になりそうな予感です。特集の詳細は、このメールの一番下からぜひご確認ください。

「WWDJAPAN」編集委員
五十君 花実
NEWS 01

下北沢に個店街のような商業施設「リロード」が開業 小田急が地元住民の声を取り入れて開発

 小田急電鉄は6月16日、東京・下北沢に新商業施設「リロード」を開業する。同社は世田谷代田駅と下北沢駅、東北沢駅を地下化したことで、空いた約1.7kmの路線跡地の開発を進めている。サブカルチャーの街として知られる下北沢周辺地域では、地元の人からの意見を採用した「支援型開発」をテーマに据えており、「リロード」も同様の手法で開発を進めた。

 「リロード」は2層24区画で、路面店が並ぶような分棟型の建物が特徴。16日にはそのうちの11区画がオープンする。“店主の顔が見える個店街”を掲げており、チェーン店の出店はない。下北沢やその周辺地域などで支持されている個性的な飲食店やギャラリー、古着店、フィットネススタジオなどが出店する。

 開発を担当した小田急電鉄の橋本崇まちづくり事業本部エリア事業創造部課長は、「この街では、約200人が参加し街の未来を議論する北沢デザイン会議が行われている。4年前にわれわれが初めて参加した時には、従来型の開発に対しての批判も多く受けた。そこから地元の人たちと対話を続け、われわれ主導で開発するのではなく、地元の人の意見を支援する方がより良い街になると気づいた」と話す。

 また、「通常、商業施設は開業時がピークで、そこからは盛り下がっていくものだが、『リロード』では開業時は7〜8割の完成度にしてそこから地元の人たちが施設を作っていけるように余白を残している」という点も特徴。残りの区画も「年内に全体の7割は埋まる。チェーン店を入れれば一気に埋まるだろうが、断っている。長い目で見て街の活性化につながるテナントで構成していきたい」という。

カルチャー色強めのギャラリーや飲食店が入店

 注目テナントの一つは、スタイリストの熊谷隆志がディレクションする写真集を中心とした書店「グレートブックス(GREAT BOOKS)」。オープン時には写真家の坂口恭平にフォーカスし、坂口の作品をプリントしたTシャツなども販売している。運営は「リロード」の運営も手掛けているGREENING。

 「サンゾウ トウキョウ(SANZOU TOKYO)」は、ギャラリースペース併設型の立食のカレー店。同店のロゴはエイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)や ニッキー・ミナージュ(NICKY MINAJ)のカバーロゴを手掛けるLAのアーティストが制作したものだといい、ロゴを配したオリジナルアイテムなどもECで販売する。「カレーの街、ファッションの街である下北沢で、スタッフそれぞれの感性を生かし今までにないモノを生み出していきたい」と同店スタッフ。

 ファッション関連では古着店の「シアン(CYAN)」が2階に出店。もともと渋谷のファイヤー通りにあった店舗を「リロード」開業に合わせて移転した。「下北沢にはカジュアルで低価格の古着店も多いが、それらとは一味違う雰囲気を楽しんでほしい」と同店スタッフ。1階の「タケシズバーバー(TAKESHI’S BARBER)」は、六本木などにも店を構える「ウルフマンバーバー(WOLFMAN BARBER)」の姉妹店として、神宮前の店舗を移転した。ストリートムードを意識したというネオンが輝く内装に注目。

 その他では、かき氷が人気の地元の老舗茶店「しもきた茶苑大山」が9月にオープン予定だ。

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NEWS 02

米ラッパーのフューチャー、「ランバン ラボ」の初回クリエイティブ・ディレクターに就任

ランバン(LANVIN)」は6月23日、さまざまな分野のクリエイターを招へいする新たなプロジェクト「ランバン ラボ(LANVIN LAB)」の最初のクリエイティブ・ディレクターとして、グラミー賞受賞アーティストのフューチャー(Future)を起用した。

「ランバン」はクリエイション体制を刷新しており、4月には同ブランドを4年間率いたブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)=クリエイティブ・ディレクターが退任。「ランバン ラボ」は、創造的なコラボレーションとユニークな文化的対話を目指して立ち上げられたプロジェクトで、メゾンの歴史ある伝統と規範を明確にして拡大するため、クリエイティブなパートナーシップを通じて新たなアイデアやコンセプトを発展させていくという。なお、「ランバン ラボ」はシーズンごとのコレクションを補完するもので、今回はメンズとウィメンズのウエアとアクセサリーを展開する。コレクションは2023年冬に、「ランバン」の店舗とECのほか、一部小売店で販売する予定。

フューチャーは、米ジョージア州出身の39歳。アトランタを拠点とするヒップホップグループで活動した後、12年にデビューアルバム「プルート(Pluto)」を発表。期待の新人として大きな注目を集め、14年にリリースしたセカンドアルバムは米ビルボード(Billboard)のアルバムチャートで2位を、サードアルバムは同じく1位を獲得。その後もヒット作を連発し、アメリカのヒップホップシーンを代表する存在となっている。

今回フューチャーを起用した背景には、「ランバン」の創業者であるジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)が音楽やアートなどカルチャーに造詣が深く、その娘でブランドのミューズでもあったマルグリット・ランバン(Marguerite Lanvin)も優れた音楽家だったことがあるという。なお、「ランバン」は“メロディー(Melodie)”や“コンチェルト(Concerto)”など、音楽にちなんだアクセサリーラインをいくつか発表している。

シッダールタ・シュクラ(Siddhartha Shukla)=ランバン デピュティ・ジェネラルマネジャーは、「フューチャーは世界で最も重要かつ影響力のあるミュージシャン、プロデューサー、アーティストの一人であり、個性的かつ非常に洗練されたスタイルを持っている。彼の個性を大切にしつつ高みを目指す姿勢は、『ランバン』のブランド倫理と社会的、文化的に深く響き合う」と語った。コレクションの詳細は明らかにされていないが、同氏によれば、「フューチャーはリサーチの段階からクリエイティブにフルに関わっており、パリにある『ランバン』のデザインスタジオでチームと共に作業を行った。コレクションは『ランバン』のブランドコードと、フューチャーのユニークな美的感覚を融合したものになる」という。

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最新号の読みどころ

記録的な熱波に見舞われた今季のメンズ・ファッション・ウイークは、価値観をアップデートする2つの意味での「解放」がキーワードになりました。1つは、堅苦しいイメージも強い伝統的なテーラードスタイルからの解放。もう1つは、「男はこうあるべき」という固定観念からの解放です。「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」や「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」に象徴される、繊細さや脆さを併せ持つしなやかなマスキュリニティー(男性性)の表現を起点に、メンズファッションの現在地を総括します。