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今、メンズのスキニーはイケてるのか
3月6日号の「WWDJAPAN」で、2023-24年秋冬シーズンのメンズトレンドについて特集しています。合計171体のルック画像をセレクトしてる中で、個人的に最も興味深かったのが、スキニーパンツの提案が少し増えつつあることでした。イージーフィットやワイドパンツ全盛の中、逆張りに近い提案でもあります。しかし2000年代のメンズファッションを振り返ると、Y2Kといわれる年代の次に流行したのは、エディ・スリマンを筆頭にしたシャープなモードでした。市場にすぐに浸透するかはさておき、“流行は20年周期で繰り返す”という言葉を鵜呑みにするならば、もしかして……という想像も膨らみます。同号では、ほかにもさまざまなトレンドを紹介しており、そのトレンドについて、本当に売れるのか売れないのかをバイヤーがジャッジする、メンズのセミナーを3月17日に開催します。ぜひご参加ください。
スキニーパンツ、メンズに復活なるか!? 「今週の特集お届け隊」2023年3月6日号
毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年3月6日号からの抜粋です)
大塚:2023-24年秋冬のメンズトレンドはテーラリングの流れが継続ですが、僕が気になっているのは「セリーヌ オム(CELINE HOMME)」などが提案していたスキニーパンツです。これまでのワイドシルエットが急にスキニーになることはないと思うのですが、バリバリなモード感が戻ってきそうな機運を感じて、期待しています。
井上:スキニーははける人も似合う人も少ないので難しいかもしれませんが、これまでのトレンドの反動としてくる可能性がありそうですよね。
大塚:エリさんはどんなトレンドが気になりましたか?
井上:ロゴを使わずに認知してもらうために各ブランドがそれぞれ良かった時代のものをアップデートしたり、原点回帰したりしたシーズンだったと思います。特に「サンローラン(SAINT LAURENT)」がすごくキレイで感動し、「フェンディ(FENDI)」も素材、カット、シルエット、どれもすばらしく、シンプルな強さ、洋服の美しさを改めて感じました。「グッチ(GICCI)」も(アレッサンドロ・)ミケーレが去ってすごく変わりましたが、こちらもモノ作りのうまさが際立つコレクションで、ロゴがなくても通用する、メゾンの本質的な力を感じました。
大塚:確かに。「グッチ」も「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」もトレンド感も押さえていて、非常に優秀なデザインチームを抱えているのだと実感しました。そこにクリエイティブ・ディレクターが加わって、時代性を高めるのでしょう。「サンローラン」のコレクションは、ショーを見る限り日常で着られる感じではなかったですが、周りにいる20代がそろって「今シーズン、一番カッコよかった」と言っていて、憧れる先が変わってきていると感じています。それもあって、あえてのスキニー推しです。バイヤーたちへの期待度アンケートの結果が楽しみです。
井上:私が気になったのは、くしゅくしゅしたソックスです。「グッチ」や「エトロ」が提案していましたが、ホームウエア的なくつろげる感じを手軽に取り入れられそうです。
大塚:僕もソックスは売れると思います。3月6日号に「WWDJAPAN」的メンズのトレンド分析とそれに対するバイヤーのリアクションを収録しているので、楽しんでほしいです!
【受付終了】伊勢丹メンズ館×UAメンズ バイヤーが登壇!2023-24年秋冬メンズトレンドを徹底解説

WWDJAPAN Educationsによる2023-24年秋冬シーズンのメンズトレンドセミナーを開催!
23-24年秋冬に備えて、「WWDJAPAN」がパリやミラノの現地取材で得た情報をもとに最新のメンズコレクション情報から、国内メンズマーケットのトレンドスタイル、アイテムまでを紹介。ゲストもお招きし、ファッショントレンドを多角的にお届けします。
【お申し込み】
—PROGRAM—
【第1部】50分 13:30~14:20
◇2023-24年秋冬メンズコレクションレポート
2023-24年秋冬シーズンに発表された世界のコレクションをリポート。今シーズンのトレンドを象徴する代表的なブランドのショーと、現地で得た情報をお届けします。

モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
スピーカー:大塚 千践/WWDJAPAN副編集長
【第2部】30分 14:30~15:00
◇最新メンズトレンドを現地の潮流やカルチャーから読み解く
海外コレクションを取材した「WWDJAPAN」と、現地でバイイングした増田晋作ユナイテッドアローズ バイヤー兼ノベンバーワークス ディレクターが、こらからのメンズファッションを読み解く上で重要な潮流や、メンズ市場では重要なカルチャーを紹介します。

モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
スピーカー:大塚 千践/WWDJAPAN副編集長
ゲストスピーカー:増田 晋作/ユナイテッドアローズ バイヤー 兼 ノベンバーワークス ディレクター
【第3部】50分 15:10~16:00
◇ヒットする?しない?バイヤーがトレンドアイテムを辛口ジャッジ
23-24年秋冬の注目トレンドをスタイル・アイテム別に解説。消費動向の最新事情から、何が売れる?までをバイヤーが正直に採点。国内マーケットの展望と共にお届けします。

モデレーター:村上 要/WWDJAPAN編集長
スピーカー:大塚 千践/WWDJAPAN副編集長
ゲストスピーカー:
國友崇裕/伊勢丹新宿店 メンズ館 メンズコンテンポラリー バイヤー
増田 晋作/ユナイテッドアローズ バイヤー 兼 ノベンバーワークス ディレクター
【質疑応答】15分 16:00~16:15
※※質疑応答は会場受講者のみ
※講義内容は予告なく変更となる場合はございます。
【お申し込み】
—INFORMATION—
<開催日時>
2023年3月17日(金)13:30~16:15(オンライン受講は13:30~16:00)
<実施方法>
会場参加 または オンライン視聴
※会場とオンラインの同時開催となります
※終了後、一定期間のアーカイブ配信をいたします
※オンライン受講は、開催日前日17時と開催日当日9時を目処にお申込み時に入力いただいたメールアドレス「WWDJAPAN」より視聴用URLとパスワードをお送りいたします。
<募集人数>
会場:30名
オンライン:70名
※先着順となります
<会場>
LIFORK原宿
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目14−30 3階
<受講料>
一般:13,200円(税込)
定期購読(スタンダードプラン):9,240円(税込) 30%OFF
ライトプラン:11,880円(税込) 10%OFF
※受講料は会場とオンライン同額となります
※割引価格はクーポンをご利用時に適応となります
※表示価格はすべて1名分となります
▶割引クーポンはこちら
※WWDJAPAN.com内、マイページのお知らせからクーポンコードをご確認いただけます。
<特典>
WWDJAPAN2/7号「2023-24年秋冬メンズコレクション速報号」
WWDJAPAN3/6号「2023-24年秋冬メンズコレクション詳報号」もれなく進呈
※会場受講の方は紙版、オンライン受講の方はPDF版でのお渡しとなります
【お申し込み】
▶複数人購入希望の方はこちらよりお申し込みください。
※複数人同時お申し込みの場合は、Peatixイベントページ(外部サイト)でのお手続きとなります。
<ご注意>
※表示価格は全て1名様分となります。
※割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。
※定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちらからご登録ください。
※本ページでのお支払いはクレジットカード払いのみとなります。コンビニ払いご希望の方はこちらからお手続きください。
※お申し込みは3月16日(木)12時をもって受け付け終了となります。
※当日、体調の優れない方は会場へのご来場をお控えください。
「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹底特集します。