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1日に1回「○○のアンバサダーに××が就任」のニュース

 なんだか最近、1日に1回は「○○のアンバサダー(時々フレンズ)に××が就任」という記事をアップしている気がします。インフルエンサーやKOLにまつわるビジネスは、もはや投稿などの協業どころの話ではなく、契約になってきているのです。

 実は最近まで、いささか食傷気味でした。でも「何を買うより、誰から買うか?」が重要になってきた、なんて話を聞くと、ブランドにも人格を与えるべき時代なんだと思います。そこで最近は、「○○と××は、似たような性格なのか?」なんて考え始め、楽しくなってきました。「ルイ・ヴィトン」と時代少年団のケースは、どうでしょう?きっと時代少年団のメンバーの性格は、イロイロですよねぇ。でもそれって、イロイロな人に支持されることが必須な「ルイ・ヴィトン」にとって、正しい選択なんだと思います。

「WWDJAPAN」編集長
村上 要
NEWS 01

「ルイ・ヴィトン」、ブランドアンバサダーに中国発のアイドルグループ時代少年団を起用

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、中国市場向けのブランドアンバサダーとして、中国を拠点とするアイドルグループ時代少年団(Teens in Times以下、TNT)を起用した。同グループは、2019年デビュー。16〜20歳の7人のメンバーで活動し、中国版のツイッター、ウェイボー(微博、WEIBO)で約1千万のフォロワーを持つ。

 アンバサダーの就任に際し、「ルイ・ヴィトン」はTNTが出演するキャンペーン動画をウェイボーで公開。23日時点で、140万いいねがついており、100万回以上共有されている。

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NEWS 02

ユナイテッドアローズ2022-23年秋冬ウィメンズはクラシック×フェミニンな辛口ミックス

 ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)ウィメンズの2022-23年秋冬は、クラシックなアイテムに、フェミニン要素を加えた辛口ミックスのスタイリングを提案する。MD面では品番数を前年の8割程度まで絞り、コーディネートを前提としたメリハリのある打ち出しに力を入れる。

 浅子智美ウィメンズファッションディレクター兼バイヤーは、「今春夏打ち出したフリルやタックを施したブラウスなど、強めのディテールの商品に想定以上に手応えを感じた」と話し、秋冬はチュールやレースのブラウス、カーディガンなどドラマチックなアイテムを、ツイード素材やキルト素材のジャケットやベストといったクラシカルなアイテムと組み合わせてUAらしい辛口ミックスを表現する。

 「トレンドのY2Kを意識した」という一押しルックでは、ツイード素材のベストとミニスカートのセットアップにロングブーツを合わせた。足元はマニッシュなスタイリングに合うローファーやサイドゴアブーツは継続して提案しつつ、特にロングブーツのバリエーションを増やした。「これまでボトムスは、6cmヒールのパンプスやフラットシューズを基準に検討していたが、今季はロングブーツに合わせてきれいに見える丈感を重視した」といい、スカートはミドル丈からミニ丈を中心にそろえた。

 アウターは、暖冬を念頭にリバー素材やミドル丈の軽めのコートが中心。カラーパレットは、モノトーンでシックな印象からはじまり、ピンクやイエロー、後半にかけては発色の良いオレンジやグリーン、ロイヤルブルーを加えていく。

 シーズンテーマは、「愛と感謝」。浅子ディレクターは、「商品の企画を始めた1年前はまだコロナの状況が読めず、業界全体で先行きが読めない不安感があった。そんなネガティブなムードを払拭するべく、あらためてチームや取引先にきちんと愛と感謝を伝えながらモノ作りをしていくことを念頭においた」と話し、恒例のチャリティープロジェクトでは愛を表現するピンクをテーマカラーに、「フィータ(PHEETA)」や「バトナー(BATONER)」など6ブランドとコラボする予定だ。

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最新号の読みどころ

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反した性質はどんな文脈から生まれているのでしょうか。