【コラム】セルフィーの撮り方、いいねされる写真、アカウントの使い分け　総フォロワー数350万人越えの人気インスタグラマー達が打ち明けたこだわりマル秘テクニック

　ハッシュタグ「＃スタジオアミュレット」にあがった写真では、マギーやMEGBABY、安田美沙子、武智志穂、有末麻祐子、エリーローズ、浦浜アリサらモデル陣のセルフィーが注目を集めた。旅への出発をイメージした紗羅マリー、映画のワンシーンと場面を重ねた酒井景都ら、美しい空間を活かしたセルフィー投稿が多い。モデルの武居詩織は、「日々の中で素敵だなと思ったものを自分なりの目線で載せることにこだわっています」と秘訣を話す。

　「旅先の素敵な場所やレストランなどをMAPでシェアしたり、その場所に合うお洋服などを紹介させていただいています」（kanako ishida／ファッションクリエイティブディレクター）といったライフスタイルを活かした投稿も支持を集める1ジャンルだ。ランニングや日々の自炊などをナチュラルに公開しているモデルの高山都は「毎日を楽しく彩るくらしのスタイルを紹介しているところ。HAPPY感が伝わるといいな」と、投稿を行なっている。モデルの武智志穂のように、「他にもSNSをしているので（ブログ・Twitter）そちらと差別化をはかれるように、自分が『おしゃれだな』『可愛いな』と感じたものだけを載せるようにしています。わたしのアルバムみたいなイメージです」といった使い方もある。

　「スタジオアミュレット」入口の花のカーテンを切り取ったフォトグラファーのMARCOは「なるべく綺麗な写真をアップするようにしています」と日々のインスグラムでも意識している。フリーランス PR / デジタルコミュニケーション コンサルタントの市川渚は「日常のキレイな画を切り取ること」をモットーに、白基調の透明感ある写真でインスタグラムを統一している。モデルの田中シェンは、「最近ハマっているのは広角レンズをiphoneに取り付けて写真を撮ること」と、アプリ以外のオプションも駆使した撮影を行なっているようだ。美容家の石井美保は職業柄、「メイクやスキンケアの楽しさを伝える為に、見てアガる写真をアップするようにしています」と心がけている。

　インスタグラムならではの複数の写真がプロフィールページのタイムラインで繋がって完成する投稿方法で一躍注目を浴びたモデルのるうこを筆頭に、人気インスタグラマーにはコンセプト派も多い。花生師の岡本典子は「 @hanaikeshi は自分の花の作品を、@noriko_okamoto は日常でのお気に入りを」と、用途別にアカウントを使い分けている。美容家の岡本静香は「美容情報はわかりやすく商品名とキャプションを加えて、商品名からコスメ情報をもっと受け取れるように必ずハッシュタグをつけます。コスメの場合はありのままの色がわかるように、明るさのみ修正するようにしています」と工夫を語る。また、「基本的に性善説で成り立っている」（シトウレイ／ストリートスタイルフォトグラファー）インスタグラムだからこそ、「皆が楽しめたり共有できる場所だったりすると思うので、ネガティブな印象を与えてしまう可能性のある事柄は投稿しないというマイルールもあります」（Mariko／PR）という気配りも重要だ。