【コラム】カメラはiPhone、一眼は転送スピード重視 総フォロワー数350万人越えの人気インスタグラマー達が明かす愛器カメラ&アプリ
2015/08/07

「カルティエ(CARTIER)」は7月7〜10日までの4日間、インスタグラムユーザーを対象にした特別イベント「スタジオ アミュレット(Studio Amulette)」を都内某所のシークレット会場で開催した。ジュエリーコレクション「アミュレット ドゥ カルティエ」で使用される7つの石の世界観をイメージした空間が用意され、インスタグラムで発信力のあるモデルやフォトグラファー、クリエイターなど約130人が来場した。会場内の仕掛けを楽しんだ来場者が場内の光景を撮影して自身のインスタグラムに投稿することで、同イベント体験は総数350万人を越える来場者のフォロワーにシェアされ、計60万いいねが集まった。期間内には900投稿以上の写真がインスタグラムにポストされ、ハッシュタグ「#スタジオアミュレット」「#AmuletteDeCartier」を賑わした。
「WWD JAPAN.com」では、来場者の中でも特に影響力を持つインスタグラマー37人にインスタグラムに関するアンケートを実施。第3回目は、自在にインスタグラムを使いこなしフォロワーの羨望を集める彼女たちの愛器カメラ&アプリを聞いた。
カメラはiPhone、一眼は転送スピード重視
モデルの愛花は誕生日プレゼントでもらったニコンの「V3」を愛用中。
市川渚が使っているカメラはパナソニックの「GM1」。アプリは「『VSCOcam』を使うことがほとんど」だという。
鈴木淳子は「iPhone6」とフジフィルムの「X30」を場面によって使い分ける。
気になるのは、人気インスタグラマーが使用しているカメラやアプリ。まずカメラは、ほとんどのインスタグラマーがiPhoneの携帯カメラを使用していた。フォトグラファーの磯部昭子は、「iPhoneでも一眼でも同じテンションで撮っています」という。携帯アプリであるインスタグラムとの連動性に加え、近年の高性能化で画素数でもニーズを満たした結果と言える。
「撮ったその場でWi-Fiで写真が取り込めるので便利です」と話すフジフィルム「X-T1」を使うシトウレイをはじめ、一眼レフカメラやミラーレス一眼を使うインスタグラマーも、Wi-Fi転送機能内蔵の機種を選んだり、瞬時に携帯画像を転送できるEye-Fiカードを活用したりが目立った。
アプリはフィルターと補正機能重視
モデルの田中里奈は「正方形さん」を使い、外枠をドラマチックに利用。
「VSCO Cam」のフィルターで光のきらめきをより幻想的に見せたモデルの吉田沙世。
イノセントな雰囲気を作り上げた、モデルの武居詩織も「VSCO Cam」のフィルターを使用。
一方のアプリは、主に5つのアイテムが人気を集めた。まず一番人気は「VSCO cam」。フィルターエフェクトの美しさへの定評と、アプリ内課金でフィルターを追加できる選択肢の広さがこだわりな人気インスタグラマーたちのニーズに応えているようだ。2位は、「LINE camera」から名称変更した「aillis」。フィルターに加えてビューティー系の補正機能も優れている点が特徴だ。スタンプ機能や文字入力機能もあるが、ハッシュタグ「#スタジオアミュレット」に来場者が投稿した写真から分析すると、過度の装飾は控える傾向にある。3位が、インスタグラムにデフォルトで搭載されたエフェクトの活用。20種近いフィルターをさらにユーザー設定でカスタムできる高機能化で、感度の高いインスタグラマーの撮影にも十分役目を果たしている。モデルの浦浜アリサは、「フィルターではなく、全て手動で目盛りを調整しています」という。4位は、Magic SkinやFace Liftなどの補正機能豊富な「Camera360」、部分的に明るくできる機能が逆光撮影の補正に最適な「Snapseed」と続いた。
また、縦長・横長の写真をそのまま投稿するための「Instasize」や「正方形さん」「Whitagram」の使用や、より美肌に仕上げるためにレタッチなど顔の修正・補正を行える「Facetune」などの活用も多い。モデルの愛可は「『Instasize』を使い、その時にフィルターで色味も調整する」とコツを話す。
その他、アンケートで挙がった使用アプリは「B612」「cameran」「FrameMagic」「FotoRus」「InstaMag」「Moldiv」「Photoshop」「PicsArt」「PopCam」「Pro Camera 8」など。
お問い合わせ先
アミュレット ドゥ カルティエの詳細はこちら カルティエ カスタマー サービスセンター
℡ 0120-301-757


