VOl.5
北川景子がミラノで語る、
「マックスマーラ」への思いと
自分を信じる生き方
KEIKO KITAGAWA
in
MILAN
Actor Keiko Kitagawa attended
Max Mara’s Spring/Summer 2027 runway show.
A longtime admirer of the brand
who also wears its designs in her personal life,
she stepped out into the streets of Milan
wearing one of its latest coats,
with the atmosphere of the show
still lingering in the air.
創業75周年を迎えた
「マックスマーラ(MAX MARA)」の
2027年春夏コレクションショーを訪れた
俳優の北川景子。
プライベートでも同ブランドを
愛用する彼女が、
新作コートをまとい、
ショーの余韻を胸にミラノの街へ繰り出した。
自分の感覚を信じて選択を重ね、
次の挑戦へと歩み続ける北川は、
「それぞれの生き方の中で卓越した女性
(Remarkable Woman)になれる」
というブランドの哲学を体現する存在だ。
ミラノの地で、彼女が語る“自分らしさ”と、
大切にしていることとは。
母との記憶から始まった
「マックスマーラ」との関係
ミラノの石畳には「マックスマーラ」のキャメルカラーがよく映える。新たなアイコン“レディ コート”に身を包む北川景子は、「イタリアが一番好きな国なんです」とほほ笑む。ドキュメンタリー番組や写真集の撮影などで、これまで何度も足を運んできたが、今回は「マックスマーラ」のショーに出席するためにミラノへ。意外にも、ファッションショーを現地で鑑賞するのは今回が初めてだったという。「10代でモデルとしてキャリアをスタートし、若い頃からブランドのショー映像を見て、歩き方などを研究していました。まさか自分が最前列で見る日が来るとは思っていなかったので、胸が熱くなりました」と声を弾ませる。
北川と「マックスマーラ」との付き合いは長い。その原点は、彼女の母が愛用していたことにさかのぼる。「小さい頃から、母がよく着ていたアウターが『マックスマーラ』だったんです。一緒に買い物に行って、隣で選ぶのを見ていたのを覚えています」。20代半ばになると、今度は自分のために選ぶようになった。「コートは“リュドミラ”も“マニュエラ”も持っていて、コツコツと好きなアイテムを集めてきました。普遍的なデザインで長く着られるものが多いから、自分の娘が大きくなったら引き継ぎたいくらい。世代を超えて大切にできるブランドだと思っています」。
長年愛用する中で、「マックスマーラ」は大切な日に自然と手が伸びる存在にもなった。舞台挨拶や出演作の公開日といった仕事の節目にも、同ブランドのジャケットやコートを選んできたという。「『マックスマーラ』をまとうと、自然と背筋が伸びて、自分らしくいられるような感覚があります。気持ちが引き締まり、自信を持って表に出られます」と北川。ブランドが描く女性像にも、自身の価値観と重なるものを感じている。「女性らしいけれど媚びていない。柔らかさの中に芯の強さがあるところが、すごく好きです」。
新作“レディ コート”は、ラグランスリーブとピュアキャメルヘアのダブルフェイス仕立てが、軽やかさとタイムレスなエレガンスを感じさせる1着。コート¥873,400/マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン)、ピアス¥2,970,000/クリヴェリ(内原ホールディングス03-3478-3666)、その他スタイリスト私物
自分の感覚を信じて
しなやかに未来を開く
続いて着用したのは、オーバーサイズのジャケットにミニスカートを合わせたグレーブラウンのセットアップだ。端正なテーラリングに、スエードのディテールと絶妙な丈感が軽やかな抜け感をもたらす。
北川がアイテムを選ぶとき、大切にしているのは自分の感覚だ。「洋服は、少しでも迷ったら買いません。直感で『これを大切に使いたい』と思ったときだけ」。その姿勢は仕事にも通じる。違和感はそのままにせず、分からないときは「分からない」と伝える。「自分の感情や感覚に従ってきました」。若い頃は、周囲が抱くイメージと本来の自分とのギャップに悩んだこともあったが、経験を重ねた今は、「人の目や意見をあまり気にしなくなりました。『こう思ってほしい』と願うこと自体、エゴだったのかもしれません」と話す。
価値観を大きく変えたのは、コロナ禍だった。それまでは休むという発想がなく、プライベートでも常に仕事のことが頭をよぎっていたという。立ち止まる時間を経て、家族や自分自身にも目を向けるようになった。「仕事のために生きるのではなく、生きている延長に仕事がある。そう思えたことは大きな転機でした」。
とはいえ、挑戦への意欲は変わらない。「まずは心身共に健康で、家庭を大切にしながら母親として強く生きていきたい。その傍らで、新たな経験にも積極的に挑んでいきたいです」。今回のファッションショーも、その1つだ。隣り合った海外ゲストと「『あのシースルーの服がすてき』『セットアップが似合いそう』と話が弾んで。美しいものを通じて分かち合えた、特別な時間でした」。力を入れてきた語学が生きた瞬間でもあった。
「何かチャンスが来たときに、準備ができている自分でいたい。小さなことでもコツコツ続けて、悔いがないように挑戦し続けられる人でありたい」。自分の感覚を信じ、自ら選び、次の一歩に備える北川景子。“リマーカブル ウーマン”という「マックスマーラ」の女性像を、彼女はその生き方で示している。
フェルト加工のピュアウールにスエードのインレイを施したオーバーサイズジャケットと、同素材のミニスカートのセットアップ。ハイネックニットを重ねた洗練された秋冬らしい着こなし。コート¥499,400、ニット¥108,900、スカート¥118,800/以上、マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン)、ピアス¥80,300、リング(右手人指し指)¥154,000、リング(右手中指)¥53,900、リング(左手人指し指)¥209,000/全てジョージ ジェンセン(ジョージ ジェンセン ジャパン0120-637-146)、その他スタイリスト私物