毎日を豊かにする ラン&フィットネス2023
ラン&フィットネス
ラン&フィットネス
TEXT：AIKA KAWADA
必需品はナイキのキャップ。日焼けや紫外線対策はもちろん、「被ると“走るぞ”という気持ちになります」
エドストロームオフィス セールス
ランニングアイテムはオールブラックで、ブランドは「ナイキ」で統一。「アウターを収納できるバックパックが便利です」
発酵人・「シード トゥ テーブル」主催
「ザ・ノース・フェイス スフィア」のシリコン製ボトル。「飲み終えたらたたんでポケットに入れられます」
フリーランス MC 、パーソナリティ
「アンダーアーマー」の“マキナ3”は「柔らかすぎず、硬すぎない安定感のある履き心地がお気に入り」
ランニングアドバイザー兼タレント
「アイヴォル」のサングラスは日常生活でも愛用。「シーンごとにかけ変えるように、複数個を持ち歩いています」
1.NIKE “ナイキ インヴィンシブル スリー”(税込2万2000円)
“怪我ゼロ”をコンセプトにした“インヴィンシブル”シリーズの新作。ミッドソールは前作同様、「ナイキ」で最もクッション性に優れた素材“ズーム エックス フォーム”で、より厚めに設計して柔らかさと弾力性を高めた。ニットアッパーには、ワイヤーケーブルを波状に組み込んで、安定感とフィット感を向上させている。
2.ADIDAS “ウルトラブースト ライト”(税込2万5300円)
幅広いランナーに対応する“ウルトラブースト”シリーズの新作。同シリーズは、ポリエチレンビーズに小さな気泡を閉じ込めてスチームで固めた高反発素材 “ブーストフォーム”をミッドソールに使うのが特徴で、今回は従来よりも30%軽量化した“ブーストライト”を採用。アウトソールには天然ゴムのラバーを配して、グリップ力を高めた。
3.ASICS “ゲル ニンバス 25”(税込1万9800円)
クッション性を重視して1999年に誕生した“ゲルニンバス“シリーズの新作。かかとに衝撃吸収テクノロジー“ピュアゲル“を使って柔らかさと軽量性を向上させたほか、シュータンに伸縮性のあるニット素材を使い、足の上部をやさしく包み込む。ミッドソールは原料の約20%に再生可能なサトウキビ由来の素材を使った。
4.MIZUNO “ウエーブ リベリオン プロ”(税込2万2000円)
“いかに早く走るか”をテーマに開発したスピードモデル。短距離スパイクに着想して、前足部で接地しやすい角度に設定したほか、かかとの落ち込みを抑えるよう中足部に大きく厚みを持たせた。ミッドソールにはカーボン入りのナイロンプレートを波状に埋め込み、優れた反発力を持つ独自素材を2層に分けて使用した。
5.PUMA “ディヴィエイト ニトロ 2”(税込1万9800円)
“誰でもはけるみんなの厚底”を掲げて2021年に誕生したシューズシリーズの新作。推進力を生み出すカーボンプレートを内蔵しつつ、クッション性に優れた2種類のミッドソール素材を組み合わせることで、着地時の安定性と柔らかさを実現している。前足部からかかとにかけての曲率も低くして、コントロールしやすい設計にした。
6.NEW BALANCE “フレッシュフォーム テンエイティ”（税込1万8700円）
高いクッション性を持つ“フレッシュフォーム エックス”をミッドソールに使い、ゆりかごのような形状で着地から蹴り出しまでをスムーズにかなえる。アッパーには、通気性とフィット感に優れたニット素材を使用し、長時間のランニングからデイリーユースまで快適に着用できる。2種類の横幅から最適なサイズを選べる。
7.BROOKS “カタマウント2”(税込2万900円)
“より速く､より遠くへ”を目指すトレイルランナーに向けたシューズ。ミッドソールは、窒素を注入して無数の気泡を発生させた素材を使い、柔らかさと軽量性、反発力を備える。新開発の“スカイボールト”プレートは、上り坂を効率よく走る推進力を生み出す。1足あたり500mlペットボトル 8本分に相当するリサイクル素材を使っている。
8.ON “クラウドヴィスタ”(税込1万5180円)
ソールを空洞にしてクッション性と反発力を生み出す世界特許技術“クラウドテック”システムと、軽量性と反発力を備える独自素材“ヘリオン”フォームを組み合わせたトレイルシューズ。アウトソールには小さなラバー製の凹凸をほどこし、ロードでもオフロードでもグリップ力を発揮。シューズ全体の約20%にリサイクル素材を使用した。
9.REEBOX “ナノ X2 TR アドベンチャー”(1万6500円)
トレイルからロード、屋内まで対応する汎用性の高いシューズ。反発力に優れた素材“フロートライドエナジーフォーム”を前足部に使用し、軽やかな履き心地とスムーズな足運びを促す。着地時のブレを防ぎ、安定感を高めるため、かかとには樹脂のパーツをつけた。グレーとオールブラックの2色をそろえる。
10.SALOMON “ウルトラ グライド 2”(税込1万6500円)
2021年夏に誕生したトレイルランシューズの新作。前作よりも軽量でフィット感に優れたメッシュアッパーを採用した。ミッドソールには復元性の強い“エナジーサージ”素材を使用し、接地感をそこなわず長距離のランをサポートする。前足部にフィルムを組み込むことで、砂利や岩などの起伏による衝撃を最小限に抑える。
11.HOKA “チャレンジャー 7”(税込1万8700円)
山から街まで使える“チャレンジャー”シリーズの新作。前作よりもミッドソールを厚くしてクッション性を向上させたほか、メッシュアッパーを改良して軽量性と耐久性をアップさせた。アウトソールには自転車のタイヤをヒントして4ミリメートルの凹凸をほどこし、グリップ力を高めている。アッパーにはリサイクル素材も活用した。
12.ARC’TERYX “ノーバン エルディー 3 ゴアテックス”(税込2万8600円)
長距離のトレイルランにも対応するランニングシューズ。アッパーはコーデュラ素材とゴアテックスを組み合わせ、天候の移り変わりが激しい山道でも快適に着用できる。シュータンには厚めのパッドを入れてフィット感を高め、アウトソールはビブラム社製のラバー素材を使った。扁平足のユーザーでも快適に履ける横幅が広めな設計も特徴。
イマドキフィットネス
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「メタ クエスト」で充実の
“在宅VRトレ”
仮想空間（VR）を活用したエクササイズが続々と誕生している。“メタ クエスト”は、メタ（旧フェイスブック）が開発した、VRゲームや動画など、さまざまなコンテンツが楽しめるVRヘッドセット。最新の“メタ クエスト2”に手首のストラップや拭き取り可能な接頭パーツなどがセットになった“アクティブパック”はワークアウトにも最適で、仮想の敵と1ラウンド3分間ボクシングの試合を行う本格派ボクシングゲーム「「The Thrill of the Fight」などが楽しめる。
オンラインレースで
世界中のユーザーと対決！
「イカロス ホーム」も、マシーンフィットネスとVRを融合したドイツ発の在宅フィットネスマシーンだ。体幹やバランスなど、いくつかの目的別のメニューがあり、特に注目なのが“イカ レース”。仮想現実を飛行しながら、障害物を避けながら次々と表示される円形のトンネルをくぐり抜けてゴールを目指すレースで、世界選手権も開催されるほどの人気だ。オンラインレースで世界中のユーザーと楽しめるのもモチベーションになる。
心身を刺激する
マシーンピラティス
マシーンピラティスは、実は1920年代にドイツ人のフィジカルトレーナー、ジョセフ・H・ピラティスが提唱した歴史ある身体調整法でもある。ビジュアルアートマガジン「アートニュースジャパン」でエディトリアルディレクターを務める名古摩耶さんは、1年半前にマシーンピラティスを始めた。「体も心も頭もクリアになって、よいエネルギーが全身を巡っていく感覚。体のメカニズムを理解できるなど、ロジカルに自分と向き合えるのも魅力です」。
乗馬で
美しい姿勢と筋肉を育む
クラシカルなイメージの乗馬がファッション業界の一部でジワジワと支持を広げている。旅をテーマにしたブランド「ワンダークラッド エトセトラ...」を手掛ける篠崎英子さんは、学生時代に滞在した英国で乗馬を始めたが、日本では長らく機会がなく離れていたそう。「また挑戦したいと、栃木・那須の乗馬クラブに通い始めました。豊かな自然の中で、日常を忘れて没頭しています。騎手の動きが少ないことが美しいとされていて、体幹を使い、意外と汗をかくんですよ」。
専用の“ツボ”で
簡単メディテーション
社会の喧騒を離れてメディテーション（瞑想）にトライする人も増えている。専用のスタジオやアプリなど、新たなメディテーションサービスが続々と生まれる中、特に注目なのが“メディテーションポッド”だ。ガイダンスに沿って瞑想に没入できるツボ型マシンで、高さ約2.5m、内側は大人3人が座れるほどの広さを持つ。高音質のスピーカーやヒーリング効果のあるLED照明、心地よい気流を促す静音ファンを内蔵し、束の間の非日常を味わえる。
コンビニ感覚で“ちょいトレ”
ライザップが運営する“ちょこさっぷ”は、“コンビニジム”をテーマに掲げる新感覚のジムだ。同ジムでは着替えが不要で、マシンの使い方もアプリで動画解説されるなど、とにかく簡単に利用できるのが特徴。入会手続きや入館用QRコードの表示、健康管理機能もアプリに集約され、スマホ1台で完結する。24時間、全国どの店舗も利用でき、月会費は税込 3278円。すきま時間をエクササイズにあてて、1日の運動量を効率的に増やすのにもってこいだ。
筋トレ動画がSNSで拡散中！
今は、フィットネスにもSNSが欠かせない。「#筋トレ女子」や「#tikfit」とタグで検索すれば、国内外の投稿が溢れ、モチベーションにもつながる。ピラティスとダンスを融合した“ピラダンス”のインストラクターとして活動する大熊理奈さんも、世界中にコンテンツを届けられるSNSに可能性を感じて、ユーチューブとティックトックをスタート。特にティックトックは世界中から反響があり、「短時間でいかに有益な情報を発信できるかが肝。私自身のやる気にもつながっています」。
（ももた・かなこ）1994年7月12日生まれ、静岡出身の28歳。2005年にオーディションを経て現事務所に入り、08年にももいろクローバー（現ももいろクローバーZ）を結成。女優としても活動し、16年放送のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でメインキャストを演じ、その後も映画「すくってごらん」のヒロイン役や22年放送のフジテレビ系連続ドラマ「僕の大好きな妻！」で主演を演じる。映画「ブラックパンサー」「ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』でのシュリ役をじめ、声優としても活動。21年10月には埼玉・さいたまスーパーアリーナで初のソロコンサートを開催した
自分のペースで走ると、
スッと心が軽くなる”
（ももた・かなこ）1994年7月12日生まれ、静岡出身の28歳。2005年にオーディションを経て現事務所に入り、08年にももいろクローバー（現ももいろクローバーZ）を結成。女優としても活動し、16年放送のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でメインキャストを演じ、その後も映画「すくってごらん」のヒロイン役や22年放送のフジテレビ系連続ドラマ「僕の大好きな妻！」で主演を演じる。映画「ブラックパンサー」「ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』でのシュリ役をじめ、声優としても活動。21年10月には埼玉・さいたまスーパーアリーナで初のソロコンサートを開催した
STYLING : KIE FUJII
HAIR & MAKE-UP : AI YOKOYAMA
PRODUCE : RYO MURAMATSU