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【インタビュー】グラフィックを通した、 長嶋りかこのメッセージ性

INTERVIEW
2015/07/03

長嶋りかこ

“アミュレット ドゥ カルティエ”。美しく輝く7つの石が、職業も世代も超えた今を生きる7人の女性たちの願いを叶え、未来への思いを語る。
「まっさらな感覚に戻ることで、普段気付かなかった物事の本質が見えてくる」

 企業のプロダクトデザインからブランディング、エディトリアルなども手掛けるグラフィックデザイナー、長嶋りかこ。彼女が手掛ける数々の作品は、シンプルながらも、物事の本質をダイレクトに伝えるメッセージ性が見え隠れする。多彩なクリエイティビティで、見るものに驚きと共感、そして感動を与え続ける彼女と、情熱的なオレンジの石、カーネリアンを施した“アミュレット ドゥ カルティエ”がひとつになった時、そこからまた想像もつかない新たなクリエイションが生まれる。

「石が辿った時間を想像すると、ひとつひとつの石たちに壮大なロマンを感じます」

rikakonagashima_th 「何かを作る時は、わりと疑問からはじまることが多いです。」マッシュヘアからのぞく優しい瞳と、親しみのある気さくな口調で、“アミュレット ドゥ カルティエ”をはじめて手にした時の印象を語る。「物事の現状に“?”を投げかけることで、ありふれて見慣れた日常の光景も、まっさらな子供のように普段気付かなかった物事の本質が見えて来ると思うんです」。身の回りにある当たり前の光景や、足下の石ころひとつにしても彼女の鋭い感性を垣間みることができる。「目の前の今ここにある石も、何十年、何百年という時を経ているはず。その石が辿った時間を想像すると、高価とされる石であれ、その辺に落ちている石ころであれ、ひとつひとつの石たちに壮大な時間と尊さを感じます。もともと溶岩だったかもしれないし、恐竜がいた頃のものかもしれないし、深い海の砂だったかもしれない。自分の知らない世界を知っている石たちは、たとえ落ちている石ころでさえ、それぞれに価値のあるものだと思うんです」。

 そして今回の写真のコンセプトについて、「白い紙をもって自分を撮影したのですが、その白い紙でまっさらな状態を表現してみました。自分は何者でもない、だから何色にでも塗れますし、何でも描けます。“アミュレット ドゥ カルティエ”が持つ情熱のようなものを持ちながら、まっさらな自分でいたいという願望です」。彼女の作品たちの奥には、物事のリアルを突きつける痛快さと人の温もりが交差しているよう。デザイナーの彼女にとって一番の願いを聞いてみた。「常にまっさらな状態で情熱を持って物事を見続ける力が欲しいです」と語る。情熱的に輝くオレンジ色の石、カーネリアンがこれからもずっと聡明な彼女を見守ってくれそうだ。

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