【インタビュー】日本中が注目する新進気鋭の女優、 小松菜奈が語る母への思い

　「海沿いでの撮影は、母と離島へ旅行に出かけた時のシチュエーションによく似ていました。普段、照れくさくて素直に母と話しをする機会がなかったのですが、その時は心が開放されて、今までずっと言えなかった感謝の気持ちを伝えることができました」。モデルとしての活躍はもちろんのこと、昨年は映画出演も果たし、弱冠19歳にして日本の映画界を背負う期待の女優として注目を浴びる彼女。いまにも折れそうなくらいに華奢な身体とはうらはらに、スクリーンから溢れ出す妖しい輝きは見るものを圧倒させる。

　カメラを回せば突然、スイッチが入ったかのように妖艶なオーラを醸し出すもカットがかかった瞬間、素の19歳に戻り満面の笑みで自身の夢を語る。「中学生の頃からずっとキラキラした世界に憧れていました。ランウエイで輝いているモデルさんを見て、私もああなりたいなって。今はそれが叶い、演技もさせていただけてとてもうれしいです。今回、着用したマザーオブパールの“アミュレット ドゥ カルティエ”には『母のような母になりたい』という願いを込めました。今の自分があるのは、母や家族のおかげですから」。一瞬にして19歳の等身大の顔に戻る。少しシャイな彼女はハニカミながら母親への思いを手紙に綴る。「元気に頑張ってるよ。でも、たまにはお母さんが作ってくれたご飯が食べたい。そして、いつもありがとう」。“アミュレット ドゥ カルティエ”に母への思いを込めて、彼女が綴った手紙が海を超える。