Fashion. Beauty. Business.
ファッションと映画を愛した馬場さん
オンワードの中興の祖である馬場彰さんが亡くなりました。同社を大手ファッション企業に発展させただけでなく、高度成長期には既製服の普及を先導したり、早くから海外に目を向けてほとんど無名だったジャンポール・ゴルチエを世界的なデザイナーに育て上げたり、たくさんの功績をお持ちです。
若い頃に映画青年だった馬場さんは、北野武作品など複数の映画にも出演する異色の経営者でした。「WWDJAPAN」編集部が入るビルには映画配給会社の試写室があります。そのためコロナ前には、たびたびお姿を見かけました。ご冥福をお祈りします。
オンワード樫山元社長・会長の馬場彰氏が死去 89歳
オンワード樫山の元代表取締役社長・会長で、オンワードホールディングスの名誉顧問を務めた馬場彰(ばば あきら)氏が8月5日、89歳で逝去した。
馬場氏は1935年、神奈川県生まれ。58年に樫山(現オンワードホールディングス)に入社し、取締役紳士既製服部長を経て、74年に代表取締役社長に就任。その後、オンワード樫山の代表取締役会長やオンワードホールディングス最高顧問、名誉顧問を歴任した。
1997年から2003年まで日本アパレル産業協会(現・日本アパレル・ファッション産業協会)の理事長を、03年から20年まで日本ファッション協会理事長を務めるなど、業界団体の要職も担い、日本のファッション産業の振興に寄与。功績が認められ、1998年に藍綬褒章、2008年に旭日重光章を受章した。
通夜・葬儀は近親者のみで営まれた。後日「お別れの会」を行う予定だが、日程などは未定。喪主は長男の馬場悟氏。
バッグ老舗のスタイルが事業停止 海外ライセンスブランド多数扱う
バッグメーカーのスタイル(東京、金子豊社長)が8月19日に事業停止したと帝国データバンクが報じた。負債は24年3月期時点で約21億円だが、変動している可能性があるという。今後、東京地裁へ自己破産を申請する意向のようだ。
1923年に創業し、92年に法人改組した同社は、バッグ・革小物の老舗として知られる。旧社名はヨシナガ。百貨店を主販路として国内外のファッションブランドのバッグ・革小物を製造・販売してきた。主要ブランドは「ポール・スミス」「ポール・スチュアート」「ヴィヴィアン・ウエストウッド」「ニューヨーカー」「ハナエモリ」「ミラ・ショーン」「ロベルタ ディ カメリーノ」「オーラ・カイリー」など。18年3月期の売上高は約90億円だったが、24年3月期には売上高が約58億円に落ち込み最終赤字3億2800万円を計上していた。